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「守り抜く」と何度も口にし続けるつよさ

「守り抜く」ってすごいなぁと、毎回泣きそうになりながら思う。

7月18日に、わたしのすーぱーあいどる・江田剛くんのSpecial Live & Eventなる素敵な集いがありまして。

2021年7月から個人活動をはじめて1周年を迎えたのを記念して行われた1日3公演のステージは、3回ともセットリストを変えてくる力の入れ具合。たった1回の公演のために3パターンのセットリストを組んでくるスタッフ泣かせのタレントを、わたしは他に知らないよ。

1公演は、この1年で披露してきた曲を3イメージごとに組んだLiveパートと、昨年から事あるごとにサポートしてくださるダンサーさん(えだんさー)たちとのゆるすぎるおしゃべりを繰り広げるEventパートから構成。Eventパートについてはいろいろ言いたいことがあるけれどこちらはまた別の機会に。Liveパートはセットリストもパフォーマンスも素晴らしかった。歌って踊るつよしくんは曲ごとに色を変えながらきらきらしていて、そのどれもに惹きつけられてしまうから不思議よね。

1公演目のオープニングから1曲ずつについて語りたい気持ちは山々だけれど、それって全曲紹介になってしまうので。
どこが一番よかった?って聞かれたら、わたしが挙げるのはやっぱり『ONE WAY』なんだよなぁ。

1公演目のscene REDでは本編ラストの曲として、2公演目のscene WHITE・3公演目のscene BLACKではアンコール曲として披露されたはず。基本は全曲1回ずつ披露する形だったので、全部の公演で披露されちゃうこの曲はやっぱり特別で。

そもそもこの曲には、メッセージソングの役割がある。

やはり活動1周年を記念して先日発売された1stコンサートツアー『ONE STEP』のBlu-rayの特典映像では、つよしくんはこの曲をつくった経緯について次のように話している。

今の思いをファンのみんなに伝えるための曲が『ONE WAY』

「Tsuyoshi Eda 1 year trajectory」

作曲家さんにコンセプトを伝えてつくってもらったオリジナル曲たちの中から、上がってきたものを自身で聞いた際にファーストインプレッションで最初に配信するのはこれにすると決めた曲でもある。

つよしくんを見ていれば、歌詞の意味を分かって披露しているのは火を見るより明らか。これが、3公演目のダブルアンコールのときなんかは会場を見渡しながら、一言ずつ歌詞を噛みしめるように歌うんだからずるい。

最初から最後までどこを切り取ったてあたたかなこの曲で、この日一番のフレーズは『守り抜く』だったんじゃないかな。

最後のはけ際には、ちょうど今月の舞台で主演を務めた土方歳三のセリフを借りながら、「俺がお前を守ってやる」とも言っていた。半分照れていたけれど。自分で言い出したんだから、そこは照れずに全力投球してキメてくれ!笑

「守る」と「守り抜く」の意味を、辞書で調べてみたらこんな風に書かれていた。

守る…大事に保つ。侵されたり、害が及ばないように防ぐ。
守り抜く…最後まで守る。守りとおす。

「まもる」には漢字が複数ある。『ONE WAY』で使われている常用漢字の「守る」は屋根と手から成っていて、両手で包み込んでくれるような曲のイメージともぴったり。やっぱり包みこんで守ってくれる人なんだよなぁ。

「守る」というのも難しい約束だなと思うけれど、つよしくんは「守り抜く」って言うんだから。「守る」の何倍も、覚悟とともにやさしくつよく届いてくる。


トークタイムのクイズで、「これまでに一番多く演っている曲は?」という問題を出題していたけれど、いつもコンサートの要やアンコールといったここぞという時に披露される曲だから、『ONE WAY』は確実に一番多く歌われている。

できないことを簡単に口にする人じゃない彼は、曲を披露する度、客席の一人ずつと自分自身に「守り抜く」を言い聞かせてきたんだろうなと想像する。

「守り抜く」と何度も口にし続けるつよい人の個人活動2年目、守られるだけじゃなくてわたしも守りたいなと思っていますので。



「包む」と「まもる」の話は前にこれにも書いてたよ▼

『ONE WAY』の話は、こちらをぜひ▼


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