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努力が報われるとは限らない。けれど重ねた先にいける場所があるのは確実で。

残念ながらこの世界は、努力が必ずしも報われる場所じゃないと知りながら、願わずにはいられない。これだけ頑張ってきたあの子の努力は、どうにか報われますように。


もちろん、本人の努力が実って夢見てきたことが実現する場に立ち会えたこともあるし、誰よりも強い気持ちで時間を注いできたはずなのに叶わなかった姿も目にしてきた。

そして最近思うのは、必要な努力を正しく重ねてきた人には着実に目には見えない何かをつみあげているんじゃないかということ。努力が、ある一定ラインを超えられたら、容器から水が溢れ出すように急に広まっていって、認めてくれる人や応援してくれる人がそれまでの何倍もはやく、多く集まってくるようにできているんじゃないのかな。最近めちゃくちゃに頑張っている子を近くで見ていて、そんなことを考える。


誰でも、はやく、できるだけ苦労なくよい結果が出てくれたらいいのにと思うだろう。でも、そうは問屋が卸さない。

やりたいことと中身にずれがなくなっていること。
必要な技術やスキルを自信をもって出せるレベルまで磨いていること。
そして、その人自身が周りの人に見つかっても大丈夫な人間に成長できていること。

修業期間というのは、これらの条件を満たせる自分になるために必要な時間なのかもしれない。結果だけがほしくて自分を過剰に大きく見せたりしないで、等身大の自分をありのままにステージ上にあげられるかどうか。

「わたしがしたいことはこれです。そのために、こんなことをしてきました。気になることがあれば何でも聞いてくださいね。それで、全部わかった上で気に入ってくれたらどうぞよろしくお願いします」

そんな気持ちで全部をさらけ出しても大丈夫という状態まで自分を高められた人は、努力が実るラインを超えていける気がしている。


結果を出している人は、見せているかどうかは別にしてやっぱり皆さんきちんと努力しているし、それについてひたすらに考えているし、気持ちを強くもっている。そういう姿勢が周りの人を惹きつけるし、応援したいと思わせる理由になる。

さて、そんなことを考えながら自分を振り返る。わたしは、そのラインを超えられるレベルまで進めるだけの日々をきちんと送れているのかな。あぁ、まだまだできるし、足りないなというのが今の率直な思い。

いつかわたしもそのラインを超えられるように、とにかく毎日毎日できることを最大限でやっていく所存。


noteでは、日々の取材のお仕事での学びや偏愛しているものたちのことを更新しているので、よかったらまた遊びにきてくださいね^^



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