いつか思い出したいワンシーン

ふと、「百万円と苦虫女」という映画を久々に観たくなった。
映画全体というよりも、あのワンシーンが観たいな、というふうに思った。

これまで色んな映画やドラマを観てきて、好きなワンシーンはたくさんあるけれど、
だいたい共通していることに気付いた。

誰かと心が通い合ったり、分かり合えたりするシーンが好きらしい。

きっとそういう瞬間を
私は求めているんだろうな。

気持ちを分かってもらえるのって、嬉しい。
あまり人には話さなかったことを、私にだけ特別に話してくれたときなども嬉しい。

映画のみならず、自分の人生においても好きなワンシーンがいくつかあって。
思い返せば、誰かと心が通い合った瞬間ばかりだなぁ。

人生の好きなワンシーンだけ切り取って、再体験できるシステムとか
誰か開発してくれないかなぁ。

でも思い出すだけで、そのときの感覚が蘇るので
別にそれでいいのかもしれない。

それに、好きなワンシーンはどんどん更新されていくと思う。
これまではあのシーンが一番好きとか思ってても、ランキングなんてどんどん更新される。

特に最近は色んなことに挑戦できていて、新しい自分に出会えることが嬉しい。
私自身もどんどん更新されていく感覚。

何かに挑戦しようとしたときに、上手くいかなかったらどうしようって思ったりもするけれど、
たとえそれがどんな結果になったとしても経験は積める。

そして経験は魅力に繋がるんじゃないかと思っている。
私は深みのある人間になりたい。
だからこれからも色んなことに挑戦して、定期的に自分を更新していきたいな。

そうやって自分らしく一瞬一瞬生きてたら
これからも好きなワンシーンにたくさん出会えると信じてたりしてる。

今を大事にしながらも、どんどん更新しちゃおう。

私はもっと自分の人生を信頼したいなと思う。

そんな夜のひとりごと。
ほんとにただのひとりごと。