どんなオンライン専門塾があるの?
前回、オンライン専門塾の特徴についてご紹介しました。
今日は、「塾図鑑」にてインタビューを行った、オンライン専門塾9校をご紹介します。
オンライン専門塾インタビュー前編(①〜⑤)
①貴信塾
関西発。勉強、コーチングだけでなく、保護者のフォローも充実!
関西大学法学部出身、行政書士の資格も持つ、代表の西岡先生にお話をききました。
塾の特徴は?
貴信塾の特徴は、子供の勉強のフォローだけでなく、子供の保護者や祖父母の悩みなども総合的にフォローできる点です。 私自身は行政書士の資格を所持しているので、相続等さまざな場面でお役に立てることがあると思います。
講師陣はユニークな経歴のある人が在籍してますね。 たとえばカナダ在住の講師もいるので、英語を、海外の文化や背景等から学ぶことができます。
「貴信塾」の対象は基本的に中・高生の、「平均点が取れないような子」。 現在の生徒数は10~15人程度。集中力の継続しない小学生にはオンラインはあまり効果的とは考えていないので、 今のところ積極的には受け入れていません。
授業方法・学習管理は?
授業は基本的にZOOMでの相互授業を行っています。 基本は1対1のマンツーマン、1回2時間・週1回×4/月の授業です。
学習計画は、生徒と一緒に考え、裏からサポートすることにしています。 生徒のモチベーションを下げず、短期的な目標をクリアしていく無理のない計画を一緒にたてていきます。
その他、どんな先生がいるの?費用は?などの質問は
塾図鑑「貴信塾」インタビューへ
②東大自習室
現役東大生と東大卒業生が教え、一人ではなく周りと切磋琢磨できる環境を提供
予備校に通わず東大に現役合格した自身の学習経験をもとに、オンラインでの個別指導や家庭教師をおこない、コーチングスキルを習得した内田塾長にお話をききました。
塾の特徴は?
東大自習室ならではの特徴は、大きく分けて4つあります。
①学習プランニングで「何を」「いつまでに」「どのくらい」やるべきかを明確に
②学習プランを実行するところまで、日々東大生メンターがサポート
③東大生に24時間質問し放題なので、勉強で生じた疑問はすぐに解決
④ライバルと切磋琢磨できるコミュニティやオンライン自習室、勉強会で、モチベーションUP
東大自習室では、毎週1回授業をするだけのこれまでのスタイルで成績が上がるとは思っていませんので、 ・学習プランニング ・コーチング ・ティーチング ・頑張る場の提供 と総合的に学習をサポートし、確実に結果を出していただきます。
対象生徒は中学生と高校生がメインになっています。 現在、高校生が40名前後。主に大学受験対策をおこなっています。 高校受験対策の中学生は5名前後です。 生徒さんは北海道から九州まで様々な地域の方がいます。
授業方法・学習管理は?
授業の特徴としては、5つの観点から学習を総合的にサポートします。
①学習プランニング 週1回ZOOM面談(志望校や目標から、年間、月、週のスケジュールを逆算して一緒に決定)。
②学習のコーチング チャット学習サポート(日々の勉強内容の進捗報告と管理)。
③ティーチング(分からないところを質問)
④Zoom自習室(最適勉強環境の提供) Zoom自習室では、今日やるべき課題を提出してもらいみんなで共有する仕組みになっており、宣言したことは実行しないと恥ずかしいという気持ちからやる気につながります。つい遊んでしまいがちなスマホでは、勉強している手元を映してもらいます。勉強している人の志望校がお互いに分かるだけでなく、東大生も勉強をしているので、メンターと一緒に勉強することも可能です。
このように自分で勉強に追い込んでいく環境が整っているのです。私自身も、周りが勉強して切磋琢磨している環境だったので自然と勉強ができたと思っています。進学校に通っていない方にもぜひ体験して欲しいです。
⑤コミュニティ 「生徒には一人で勉強している意識を持って欲しくない」という思いで作りました。オンラインではあるけれど、同じ学年、同じ目標をもった仲間とつながり切磋琢磨できる環境は大切だと思います。
その他、どんな先生がいるの?費用は?などの質問は
塾図鑑「東大自習室」インタビューへ
③神neo学習塾
算数・数学特化型。基礎と習慣を身につける
学生時代から長年塾講師をやりつつも、もっと広い世界を見て視野を広げたほうがいいと思い一般企業に転職。その後、いつか塾経営をという希望を叶えた神吉塾長にお話をききました。
塾の特徴は?
私自身が勉強が嫌いなので、そんな子供の気持ちがよく解るんです。 なので、平均以下の子供の成績アップ、やる気の出させる、モチベーションを維持させることが、得意です。 今しがた解いた問題をWBから消して、瞬時に解き直させるなんて、ちょっと意地悪したりもしますね(笑)
基本的には算数・数学特化塾になりますが、必要に応じて、その他教科「社会」「理科」等も指導します。 主な対象は、小中学生。
現在の生徒数は、12名です。
授業方法・学習管理は?
ツールは基本ZOOMで集団LIVE授業、報告や電話・面談等は、基本LINEで使っています。
小学生は、数検3級取得コース(最も多い)、数検3級取得したあと通常コースとして理科社会先取り授業を行います。 中学生は、基本、定期テスト対策込みの学校授業の補講コースなので、教科書の内容に準拠しながら、進めています。
勉強計画は、コースや学年ごとに以下のように異なります。
①小学5・6年生、数検3級取得コース (週3回70分6ヶ月)
②小学5・6年、通常コース(週2回70分)
↑①②のコース完了時には、数学・理科・社会は中学内容一通り行っている状態を目指します。
③中学生通常コース
一通り習った内容を学校の授業の進捗より少し早めに授業を展開 。定期テスト対策あり 。定期テストは高得点・上位 ・通知表も『5』を当たり前に取らせるように指導します。ゴールは「志望校合格」と位置付けています。
その他、どんな先生がいるの?費用は?などの質問は
塾図鑑「神neo学習塾」インタビューへ
④おはこや学習室
日本初!?朝活塾。勉強の習慣化を目指す
大阪教育大学(専攻はICT教育や物理 理系)卒業後、公立小中学校で10年間勤め、延べ1800人を指導。教員時代忙しく手が回らなく悔しい思いをした経験などを元に、学校のフォローアップに回ろうと考え「朝活の塾」を開校した浜塾長にお話をききました。
塾の特徴は?
塾の内容として大事にしたいなと思っていることが2つあって、1つは「学校では教わらない大切なこと」を教えること。
もう1つは「子どもたちが朝の学習を中心とした習慣を身に着けるということです。
特徴は「勉強は基本教えない」あくまで勉強の習慣を身につけることが目的でありゴールというところです。 生徒には最初に無料面談を受けてもらいます。ここでは勉強の土台となる生活習慣の改善のために一人ひとりに合わせた「習慣表(カリキュラム)」を作成します。
この習慣表をもとに普段の生活スタイルの見直しをしてもらいます。 そして約4ヶ月(平日90日)の期間が終了したら、卒業するという制度になっています。卒業後も続けたい、、というお話があれば、期間延長のサポートも行います。
塾で教えることは学校では教えてもらえない「習慣のつくり方」「勉強の仕方」「お金」「仕事」等についてです。 対象としては、「朝学ぶ習慣を作りたい」「放課後の習い事と両立したい」という子が来てくれたら嬉しいです。 オンラインなので教室のキャパ制限は基本的にないですね。ただ、放課後サポートプログラムは定員20人まで。こちらは月に2回の個別面談や手厚いフォローアップを行うので。4月現在は準備期間中ですが、5月末からテストサービスを1週間スタート。7月から本スタート致します。 繰り返しになりますが、塾のゴールは、「勉強の習慣化」です。
授業方法・学習管理は?
利用ツールとしては、スマホやタブレットが必要になります。 貸し出しはありませんのでご自身でご用意いただきます。 あと強いて言うならば、勉強しているノートを上から映しだす道具の用意が必要ですね。
通信料や通信環境などの問題も考えられますが、朝なので通信はつながりやすいと考えています。
学習管理は、繰り返しになりますが、あくまで勉強の習慣を身につけることが目的でありゴールなので、勉強の土台となる生活習慣改善のために一人ひとりに合わせた「習慣表(カリキュラム)」を作成します。 この習慣表をもとに普段の生活スタイルの見直しをしてもらいます。
加えて、学校の授業でどんなことを学んだか「おはこや日誌」をつけてもらいます。 (通常、生徒にはおはこや日誌の記入を促すだけだが、サポートプログラムではひとりひとりの日誌を確認→フィードバックする。)
その他、どんな先生がいるの?費用は?などの質問は
塾図鑑「おはこや学習室」インタビューへ
⑤あかつき塾
生徒の性格、生活環境に合わせて先生をマッチング
大学院修士課程在学中に、塾講師のバイトを始めそのままその学習塾(個人塾)に就職。研究所の実験補助や工事経理など様々な業種でのダブルワークを行いながら、教育以外の異業種でのビジネス経験を積む。 そのスキルを活かし、オンライン塾の黎明期にいち早く専門塾をスタートさせたベテラン塾長山本先生にお話をききました。
塾の特徴は?
小中学生の生徒が5名。 現在、全員1:1の個別授業を行っています。
生徒の個性や要望にあった講師をマッチングし、完全なマンツーマン(生徒5名に対して講師5名)による指導を行っているので、対面授業のクオリティーに負けない双方向の授業が行えていると自負しています。
塾長の私が自ら指導する補習授業は何回受講しても無料です。理解が不十分な生徒には補習の受講を進めるなど、わかるまで粘り強く指導を行います。 特に受験生には積極的に活用して頂いてます。
最近、友人や兄弟姉妹一緒に授業を行ってほしいとの要望が多く、5月より1:2の指導を導入することにしました。 家庭教師のバイト時代に1:2の指導経験があるので、学年や学力が違っても指導のクオリティーには問題ありません!
対象学年:小学生、中学生、高校生
授業方法・学習管理は?
個別授業はSkypeを利用して行っています。少人数制授業の際にはZoomを利用する予定です。
また、使用ツールは、iPadとAppleペンシルを活用しテキスト教材はすべてデジタルデータにして授業を行います。 授業ではアプリも使用していますが、どんなアプリなのかは入塾してからのお楽しみです。 ビデオツールの共有画面やホワイトボード機能、タブレットを使用した授業は、生徒の解法もしっかり確認できますから、対面授業に劣らぬ双方向の授業が可能です。
学習の進捗管理は、アナログ方式です。生徒の要望や理解度を見て、コミュニケーションを取りながら行っています。
宿題の分量も生徒と相談して、調整しています。
基本的に、勉強ができる子よりも学習習慣が身に付いていない勉強が苦手な生徒が多いので、「理解できるまでやる」をモットーに苦手意識をなくし、わからない問題をしっかり解決することを目標にしています。 ですので、ガッツリ学習計画を組んでそれに則って生徒に学習を進めさせるというよりは、先生が学習計画や目標を立て、臨機応変に指導を行っていくスタイルになります。
その他、どんな先生がいるの?費用は?などの質問は
塾図鑑「あかつき塾」インタビューへ
以上、5校を紹介しました。
塾は成績を上げるための場所というイメージが強いですが、
オンライン専門塾は様々な目的に寄り添っていて、
どんな塾があるのか、探すのも楽しいなと感じました。
次回、4校を紹介していきたいと思います!