まだ生きていた! 教育界のラスト侍~デジタルネイティブとの戦~
「ラストサムライ」と聞くと、トムクルーズ&渡辺謙のあの映画が思い出されますね。(観てないけど)
先日のオンライン飲み会で非常に興味深い話が出ました。
「わしは死ぬまでデジタルな物を使わず紙を使った勉強をさせる」という強い信念を持った先生がいるという話です。
もはや潔くて、好感が持てますよね。その強い信念から「ラスト侍」と呼ばれているそうです。笑
この「ラスト侍」の「紙信仰」は武士道で言うところの「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」と同じような普遍的な価値のあるものなのでしょうか。
「紙」は学習のための「道具」ですので、侍で言う「武器」にあたりますね。決して「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」のような「精神」のことではありませんよね。
侍の武器と言えば「刀」ですが、結局「銃」にはかないませんでした。このように「道具」は時代とともに必ず刷新されていきます。
「紙」も今はまだまだ需要があります。しかし、生まれた時から紙を使って勉強をしたことがない(かもしれない)デジタルネイティブの子どもに紙だけを使わせる「ラスト侍」はこれから生き残っていくことができるでしょうか。今できる限りの方法で子どもたちの成長を支援しようという「精神」は本当にあるのでしょうか。
戦にも不易流行があったように教育にも不易流行があります。「子どものために」という「精神」を崩しては行けませんが、「道具」を常に刷新していく者だけがその戦を生き残れるのではないでしょうか。
コロナの終息が先か、「紙信仰」の終焉が先か。
これからも教育界の「ラスト侍」に注目していきたいと思います。
Stay Home.
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