わずか1ヶ月で大型ホテルの客室清掃を安定化。丁寧に信頼を築き、期待以上の価値を届ける Mr. プロフェッショナル。
これまでの経歴
音楽への情熱を追求し、大学卒業後はフリーランスのミュージシャンとして活動しました。その後、大学の同級生から勧められたことをきっかけに、大阪で創業した EDEYANS の東京案件アルバイト第一号として入社。正社員登用、チームリーダー就任を経て、2023年にエリア責任者に就任しました。
EDEYANS 入社理由
EDEYANS が新しい可能性に果敢に挑み、物事をどんどん進めていく推進力の大きな会社だと感じたからです。
入社当時、EDEYANS は民泊清掃からホテル客室清掃へと事業を転換し、次々と新しいホテルとの関係を築いている最中。積極的な取り組みと、トライ&エラーを恐れないカルチャーに魅力を感じ、私自身もともに挑戦していきたいと思いました。
これまでの実績
私はこれまで、大型シティホテルからラグジュアリーホテル、アパートメントタイプの施設まで、さまざまなホテルの清掃責任者を務めてきました。その代表例が、300室超を有する大型ホテルでの案件です。私が責任者として、他社清掃会社からの引き継ぎを行いました。
他清掃会社の切り替えにおいては、ほぼゼロイチで客室清掃オペレーションの立ち上げを行うため数ヶ月〜半年程度「チェックイン時間までに客室清掃が完了しない」「清掃品質が安定しない」など、往々にしてご依頼いただいたホテルの期待にお応えするのに苦労する期間があります。大型ホテルではその傾向が顕著なところを、私たちはわずか1ヶ月で安定的な運営を実現しました。
成功の鍵は、以下2つのアプローチにありました。
1. 他社清掃会社から転籍してくれたクリーナーの声を活かした運営体制づくり
清掃会社切り替えにあたり、前任の会社から EDEYANS に転籍してきたクリーナーが多数いました。そのようなクリーナーの方々に対し、まずは「これまでどのように業務を進めてこられましたか?」という丁寧なヒアリングを実施。徹底的に現場の声に耳を傾け、一方的にやり方を押し付けることなく、これまでのやり方を尊重しつつ EDEYANS の清掃スタイル、ホテル客室清掃 DX プラットフォーム「Jtas」を活用した清掃の効率化なども取り入れていただく新しい運営方式を、協働で作り上げていきました。
2. ホテルスタッフとの関係づくり
ホテルとの週次の定例会議から鍵の受け取りまで、あらゆる機会をコミュニケーションの場として活用しました。フロントスタッフの方々の全員の名前を覚え、アウトソーシング先という枠を超えて、ホテルに宿泊するゲストの方々に対して感動を提供できるパートナーとなれるよう、早期に信頼関係を築けるよう努めました。
「部屋を見る前に人を見る」というのが私のポリシーです。スタッフの体調に応じた業務調整や、悩みを抱えるスタッフへの積極的な声がけなど、人を中心とした運営が、高品質で安定的なサービスを提供する秘訣だと考えています。
これらの取り組みは確かな成果としても表れており、私が責任者を担当したとあるホテルの首都圏25施設を対象とした顧客満足度調査では、当社が客室清掃を担当しているホテルが1〜3位を独占。すでにお付き合いのあるホテルからも多数の案件紹介をいただき、着実に信頼を広げています。
EDEYANS のバリューで大切にしているもの
「先に GIVE する」を一番大切にしています。私たちに客室清掃をお任せいただくホテルの真のパートナーとなるためには、このバリューは欠かせません。
ご契約開始直後は、お互いを探り合うような距離感からスタートすることが多いものです。そんなときに私たちは、できるだけ早く壁を取り払おうと、"100点満点以上" の価値提供を心がけます。
例えば、共用部の清掃は1日1回という約束でも、人の往来が多い時間帯には回数を増やして対応するなどです。また、客室清掃では100点満点の品質を提供するのは当然として、清掃に入る中で気づいた細かな変化や気になる箇所もしっかりとお伝えします。
「先に GIVE する」姿勢は、信頼関係が深まった後も変わることはありません。常に期待以上の価値を提供し続けること。それが、私たちの変わらぬ約束です。
ミッション『世界中の宿泊を支え、感動を生む』への想い
ミッションには、単なる客室清掃オペレーションを超えて、業界全体の価値を高めていきたいという決意が込められています。
客室清掃会社の多くは「明日の人員をいかに確保するか(クリーナーの人員不足)」という目の前の課題に追われ続けています。私たちも例外ではないのですが、課題に追われるだけでは業界の本質的な成長は見込めません。
「どのように困っているホテルに貢献できるか?」
「業界の未来のために、何を提供すべきか?」
EDEYANS はより大きな視点から問いを立て、積極的にアクションする “攻めの姿勢” を忘れません。
ホテル客室清掃 DX プラットフォーム「Jtas」の開発も、ミッション実現に向けた第一歩。未来を見据え、広い視野で挑戦し続けられる企業は、EDEYANS の他にないと自負しています。
今後の挑戦
まだ経験したことのないタイプのホテル、これまで取り組んでこなかった旅館や海外ホテルでの拠点立ち上げにも挑戦していきたいです。
さらに、ホテルとの協働のみならず、他の客室清掃会社との連携も視野に入れています。客室清掃会社は私たちにとってライバル、という見方もできるかもしれません。しかし、宿泊業界という広い視点から見ると、業界を良くしていく仲間であることに変わりありません。私たちの知見やノウハウを共有することで、業界全体の発展に貢献していきたい。それこそが、ミッション『世界中の宿泊を支え、感動を生む』の実現につながると確信しています。
より多くの方々とつながり、ホテルの価値向上と業界全体の発展のために挑戦を続けます。
取材企画・協力 / 世界線株式会社