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「〇〇の為」って簡単に言わないでください…

「教育者の端くれ」という名の通り、普段私は教育者として勤務しております。


先日、勤務中に『現場での課題』の話題になったのです。


一緒に話していた内の一人が「子どもの為」という言葉を連呼する。


「子どもの為にどうやって成績を上げるか…」
「子どもの為に私たちは動いているんだろ?」


立派な言葉です。


しかし、普段のその方の様子を見ていると実に他責傾向で自己中心的。

その方は立場上、中間管理職と言えますが、


「ミスが起きたら俺が責任取るんだぞ?」
「俺が嫌で辞めるなんて甘いと思うよ」
「1回言って何で分からんかな…」


という言葉を普段から何度も使う方です…。

大嘘ですよ、大嘘。

普段からこの方は苦手であると感じていましたが、「子どもの為」という言葉を何度も使う様子を見て久々に苛立ちました。

と、苛立っていても仕方がありません。

今回の投稿はそんな苛立ちをぶつける場ではなく、「〇〇の為」という言葉を一度考えてみたいと思うのです。


「〇〇の為」という言葉を子育てや仕事の場所でよく使うでしょう。


「あなたの為を思って言っているのよ?」と叱る親。
「会社の為だ」と言って働くサラリーマン。
先に挙げたように「子どもの為だ」と言って統制を取ろうとする上司。



100%すべてが嘘ではないと思います。

しかし、本当に「〇〇の為」と思って、一貫した想いを持って、過ごしているのであればそんなこと言わなくても伝わるはずです。

私は「〇〇の為」という言葉を使わなくてはいけなくなった時点で赤信号であると思います。

一度止まって自らを省みる必要があります。

また、「〇〇の為」という言葉の多くは考えていけば分かりますが最終的には「自分の為」に行きつきます。


「あなたの為を思って言っているのよ?」という人の多くは「私に迷惑をかけないでよ」と思っていることが多々あります。

「会社の為に働いています」と言っているサラリーマンは給料が大幅にカットされたり、貰えなくなったりしたら働かないでしょう。

「子どもの為」についても自分に見返りが返ってこなかった時を想像すれば答えが出るはずです。



「〇〇の為」という思いは複合的に生まれている言葉であり、純粋なものなんて私は想像できません。

しかし、「〇〇の為」という想いを持っている人は少なくありません。

だからこそ、次の2つを意識していただきたいのです。

意識していないと危険だと思うのです。


➀「〇〇の為」は本当に強く想い、一貫性のある行動をしていたら口にする必要なんてない。
➁「〇〇の為」に純粋なものはない。それを意識出来た上で自分の心に秘める。


今回は普段の生活から一つ、思いを語らせていただきました。

皆さんの何かしらの思考に繋がっていると嬉しいです。


今回はねずっちが担当しました♪

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