【漱石の手紙】牛になりなさい。
ラブレター好きの枝瀬です。
好きなnoterさんがいると
すぐに記事やコメントにしてしまいます。
節操も見さかいもありません。
高校生の頃、アラフォーって、
もっと落ち着いていると思っていました。
君と僕の世界観
もともと大学で勉強していた時から
著名人の手紙(ラブレター)が
好きなんです。
男女間に限りません、
ここでは、本気で書いた手紙を
すべて「ラブレター」と定義します。
・豊臣秀吉が「ねね」に向けて書いた手紙
・坂本龍馬が姉に書いた手紙
・高杉晋作が吉田松陰にあてた手紙
勝手に
「君と僕の世界」と
命名しているのですが、
二人だけの関係性、
心理的安全性が担保された中で
本心を吐露したようなものが好き。
心に響くし、
(おおげさだけど)
「生きること」へのエールをもらえる。
そして、
誠に勝手ながら
自意識過剰な僕は
手紙を読んでいるとき、
「これは、自分に向けて書かれたものなんだ!」と強烈に思い込んでいます(苦笑)。
完全な思い違いだってことは
わかってますよ!
でも、
生きることに必死な人たちが、
時間と心を削って書いたメッセージを
傍観者として読むのはなんだか惜しい。
エンタメの一種として
この手紙は、オレあてのものなんだ!!
そう思って読むと響くものがあるし、
なんだか今すぐ行動したくなるんです。
ためしに一つ紹介してみますね。
夏目漱石が芥川龍之介に向けて書いた
ラブレターです。
ぜひ、自分あてだと思い込んで
読んでみてください😄
群衆は眼中に置かない方が身体の薬
夏目漱石は,筆まめで有名。
生涯2,500 通の手紙を残したそうな。
その中で,
おそらく最も有名なのは,
芥川龍之介にあてた手紙でしょう。
芥川24歳のときに書いた小説「鼻」が、
激賞される手紙なんですけど、
漱石、
めっちゃ褒め上手だと思いませんか!?
これを読んだ時の
芥川の心境になりきってみたら、
これは、
やる気になります!!
牛になりなさい
この手紙のあとも、
二人の師弟関係はつづき、
要所要所で漱石は、芥川に向けて手紙を送り
小説や生きることについて
アドバイスを送るんです。
僕が最も好きな
漱石の芥川宛の手紙は、
漱石、50歳、
胃潰瘍で倒れ、病床に臥していたころです。
たぶん、この頃って
漱石は自らの死期を
悟っていたと思うんですよね。
(この三ヶ月後、漱石は亡くなります)
暮れそうでなかなか暮れない
夏の終わりの夕刻。
湯に入る前に書いた
この手紙はしみじみと胸を打ちます。
きっと芥川も
感じ入るものがあったろうな。
「牛になれ」
「あせってはいけない」
「根気強く書け」
「人間を押していけ」
どうでしょう?
もちろん、
この手紙は第一義的には
芥川宛ですが、
我々noterにも通じる
漱石からのメッセージだと
僕は思います。
え?自意識過剰だって!?
タコ吹いてんじゃねぇよっ❗
※この記事は以下の仲川光さんの記事から
インスピレーションをうけました!
いつも、ありがとうございます。
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。
#66日ライラン 参加25日目。
【追記1】「だい(枝瀬泰)@元高校教師」と同一人物です。
原則、平日(月・水・金)3回で教育系の発信をしています。
【追記2】
共同運営マガジンはじめました。
ぜひご参加ください!
【追記3】
ついでにkindle本出版してます!
こちらも是非、お読みいただけたら嬉しいです。
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