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マグロが食べられなくなる日がくる!?意外と知らないマグロの真実!

突然ですがみなさん、お寿司は好きですか??
寿司といえばやっぱりマグロですよね!
今回はそんなマグロの中でも、クロマグロ(本マグロ)の話です。

日本は世界のクロマグロ漁獲量のおよそ80%を消費しています。そしてそれは割り当てられた消費量を大幅にオーバーしているため、足りない分は生のまま血抜きなどをして冷凍輸入しています。

そんなクロマグロですが、海外の寿司ブームが巻き起こったことによってますます需要が増えています。
一方、クロマグロ自体はどんどん希少になっており、値段もどんどん高騰しています。

2019年には体重278kgのクロマグロが、なんと3億3360万円の異常な高値で競り落とされるなんてことももありました。衝撃的ですね、、

3億3360万円で競り落とされたマグロ

クロマグロの世界の漁獲量は年間約7万5000トンと報告されています。しかし違法操業や漁獲量の過少申告が横行していて、不正漁獲は後を絶ちません。
マグロ船の漁獲実績報告書に記載された量と、日本最大の魚市場で売られているマグロの量を比較した結果、少なくとも2倍の食い違いがあったという調査もあります。

クロマグロは今や絶滅の危機に瀕しています。それを防ぐためにマグロの国際的な取引を禁止を求める運動もありましたが、残念ながら失敗しています。

それに、現時点では養殖も非常に難しいとされています。最も養殖プロジェクトで成功を収めている近畿大学の養殖ですら、稚魚が成魚まで生きながらえることができるのはわずか1%だけなのです。

漁獲量が減少し、養殖技術も壁にぶつかるなか、世界ではマグロを謳う偽装表示がはびこっています。アメリカのレストランで提供されるすべてのマグロの半分以上が偽装表示されているというデータもあります。

私たちが回転寿司で何気なく食べているマグロが、いつか食べられなくなる日が来るのかもしれません。そう考えると悲しいですね、、

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