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日々のニュースなどから思考のヒントを拾い集める
置かれた環境の違いから生まれるもの
日本には物凄い寒波が押し寄せている。去年はエアコンの暖房だけで済んでいたのが、今年は電気ストーブも出陣が必要なレベルである。
こりゃあ逼迫している電力需給がますます厳しくなりそうだ、と思いながら過ごしているが、暑さ・寒さが厳しい時は死亡率も高くなる。
すなわち生命保険の出番も多くなるわけだが、寒暖差は多様性に富んだ豊かな自然の源でもある。
ディズニーランドの植物維持技術は世界一と言われていて、その理由は四季の移ろいに関わらずアトラクションの世界観に合った植物を年中生かしているからだ。
農家が需要に合わせて作物の栽培をコントロールする技術も、自然との対峙で生み出されたもので、暑さにも寒さにも対応できるため、気候の異なる他の国でも同じような栽培が可能となる。
置かれた環境で懸命に努力した中で生み出されたものが、結果的に世界競争力を持つのはなんともロマンに溢れる話である。
国によって異なる健康との向き合い方
インドでは新型コロナが猛威を振るい、とんでもない人数の死亡者が出ている。2年前の記事で50万人と出ているがら今はどれくらいなのだろうか。
これを受けて、インドは生命保険の加入者数が増加しているようだ。
昔疫病の大流行から生命保険が広まったことを考えると、歴史は繰り返す、と実感する。
また、中国では国民皆保険制度がないので、「漢方薬により病気を治す」という意識が徹底している。一度もらった処方箋を持参すれば、同じ漢方を何度も受け取ることができる。
そのため、漢方薬に対する知識は一般の人に広く浸透している。
財政状況を考えれば、今の日本の医療体制の維持はどんどん難しくなってゆくので、多くの人が対処法を学んで自律的に治してゆく中国の習慣は参考になるところがあるかもしれない。
他の国を知ることは、自国を知ることに直結するのだ。
勘違いによる恩恵
本当に痛ましいニュースだ。人が顔を合わせ、会話することの価値が過小評価されている。
しかし、人はなぜ周りの人と対面する機会がなくなると生活が乱れるのだろうか。
テレワークをやると、浮いた通勤時間は朝活などの生産的なことに回すのではなく、いつもより長めに惰眠を貪るようになるのである。
さらにいうと、前日は「テレワークで長めに寝れるからな」と考えて、いつもより夜ふかしするのだ。
人間とはそもそも怠惰な生き物であり、周りの目線を気にすることで辛うじて人間らしさを保つことができる。
実際には周りはそこまで自分に関心がなく、四六時中見られているわけではないのだが、同じ空間を共有していると「見られてるかも」と錯覚する。
自意識過剰による「目線の圧」が人の背筋を伸ばし、生活の乱れを抑止するのである。ところが、オンラインによる繋がりだとそのような錯覚を起こす余地がそもそもない。
そのような生活習慣の乱れは仕事のパフォーマンスにも確実に影響する。
家庭を持っている人の生活習慣が安心しているのも、家族が周りにいることによる「ちゃんとしなきゃ」という意識によるものだろう。(私も実家に帰った時の方が早寝早起きだ)