あの世列車の夢
前世やあの世的な夢を見たという話しのつづき。
どこかの駅にて
前にも来たことがあるような駅。
でも実際来たことはないし、実在もしてないと思う。
エスカレーター、階段、いろいろあるにはあるが、どうも煩雑になっている。
構内はすごい複雑で、でも閑散としてて、
何線がどことどう繋がってとか表示も案内も一切なくてわからない。
一瞬ためらう。
でも何故か根拠なく(どれに乗っても目的地にはいずれ着く)と思っている。
目的地そのものは漠然として分かっていない。
最短は〇〇線だろ、と直感し、切符を買ってホームに入る。
そういえば昔の紙の切符だった。
何番線だ?と表示をみると
「雲〇行き」
「〇〇天行き」
みたいな表示。
曖昧なことこの上ないが、やはり直感で(この線はかなり遠い、こっちじゃねえ、反対!)と反対側のホームへまた走っていく。
なぜか急いでいる。
ホームまでの階段が長く感じる。
めんどくさいので、手すりに腰かけて滑り降りていく。
それにしても、やけに長い。
まだつかないが、ホームは見えていて、もう電車が入ってきていた。
(こりゃ間に合わないかも知れない、次のを待つか)と思いつつもまだホームに急ぐ。
ホームの周りは、田舎風の花壇があったりとか、空が見えたりとかのどかな感じ。
花壇にウサギみたいなふわふわの小動物がいたりして、可愛くてついついそっちに意識がいってしまう。
そして滑りこむようにやっとホームに到着。
そこは田舎の駅のホームというか、昔の駅舎のあるホ古いホーム、佇まい。
着いたはいいが、これまたホームが長い。
列車の入り口まで辿りつけない。もう発車寸前。
ここまでいっぱい走って、もうけっこう疲れててくたくたになっていた。
(間に合うだろうか、乗れるだろうか)
気持ちは焦る。
花絵さん列車
ホームに入っていた列車は、「はなえさん列車」
花絵さんか花江さんかハナエさんかわからないけど、そういう名称らしい。
(ゴールデンウィークのイベントかな)などと思っている。
「特別な列車なので、しばし発車時間を延長しております」
というアナウンスがはいり、私はすこしペースを遅めてゆっくり歩く。
ホームにはすでにそこそこ人が入っている。
アナウンスがあったので
(あ、乗れそう、間に合うかも、)と思ったら
その特別車両の前方はブロックのような、コンテナみたいなもので乗り口がわからない!
どこから乗ればいいのーとまたホームの中を慌てて走っ進んでいくうち、突然その列車は発車してしまった。
(さっき延長っていったじゃん、それに発車するなら合図してよ、もう)
列車は物すごいスピードで加速しているのに、なぜかゆっくりにも見える。
何両目からか、車両に屋根がなく、まるで公園のようで、座席も公園のベンチになっていて、床は砂利が敷かれていた。
その公園車両で、昔っぽい人、例えば19世紀くらいのバッスルドレスの女性がゆったりと歩いてる。
他にも、現代風、昔風問わずいろんな人が歩いてる。
まるで公園を散歩してるかのように。
そんな感じの公園車両がいくつも連なってる。
露天で空と景色をみながら
しかも公園で、移動なんて素敵、なんて優雅な!
これが花絵さん車両ってやつか!
あーこれに乗りたかったーと思いがっかりした。
ホームには乗れなかった人がけっこういて、
「あーイベント列車かねえ」なんて、みんな口々に話していた。
そういえば、私より先にホームに入ってたのになんで乗らなかったんだろ、この人たち?と思いつつ…目が覚めた。
あの世列車かも
公園のような車両に昔風の人が乗っていたりして、
もしかして前世かなぁとか、意外とあの世行きの列車だったりしてなどと思っていた。
私はよく電車の夢をみるが、時空間が完全におかしくなっていて不思議なところに連れて行かれたりする。
夢の中で「あの公園のベンチに座って空を眺めながら移動できたら最高だろうなぁ」と想像していた。
想像したら、一瞬だけそんな光景が見えた。
乗っていたわけではないが、ビジョンがはいる。
やはり夢の中はあの世的だ。
あの世といっても、死んでるわけじゃない。
私はあの世とこの世は同じだと思っている。
この次元(意識領域)では感知できないだけで
そもそもが、いくつもの次元が重なっていて、
ここが一番最後で、他の次元のことは見えていないが、他の次元からはこちらが見えているのでは、と思っている。
そして、この次元から離れば離れるほど、
人間感覚のようなものが薄れていくように思う。
(勝手解釈だが)
つまり、あの世の中にこの世がある。
トンデモ覚悟でもっと言えば、物質次元にいると思ってるだけで、じつはここも夢の端っこじゃないかと思っている。
そうは言ってもねえ、こうして現実感覚があるわけだし。
私は、夢の深い層に入るほど五感感覚がリアルになっていくように自分では感じている。
手前の浅い層の夢は現実世界の延長のような、メモ書き的な感じでやや感覚が薄い。
現実の思考内容にイメージのついて、歪曲して解釈しているという感じで、まだ肉体依存の夢。
深い層ではふだんの思考を外れていく。
断片的とはいえ、ストーリーもはっきりしているしね、どちらかというと肉体依存ではない潜在意識内の夢に入っていくようなイメージ。
深くなるほど、だんだんと感知できる領域が広がっていき、
物理法則が違う別次元の世界があるように感じることもある。
どこかが本物でどこかが夢というわけではなく、ぜんぶ同じだと思っている。
この次元を現実ベースとして考えると、ありえないという理屈になるけど、
逆のパターンも充分にあり得るのだ。
向こう側が現実ベースでこちら側が夢のようなもの。
天動説と地動説のように真逆かもとすら思う。
何故ならここも宇宙だからねえ。
何が起きても不思議じゃない。
そもそも地球や人間があること自体が不思議なんだから。
よく次元上昇とかアセンションとかいうが、具体的になんなのか理解していないけど、
宇宙が意識そのもので、自分たちは宇宙に見られてる夢の方であれば、その夢の中住人の意識変容が起きてくるのだとすれば、それはそんなに不思議な話しでもない。
睡眠時、夢を見たならなるべく覚えておいてほしい。
五感の感覚が、以前より現実っぽく感じられていないだろうか。
次元上昇というのは、肉体依存の物質的感覚より意識的感覚が強くなるような気がする。
もしかすると、夢の中で別の現実を生きているだけなのかもしれないですよ(笑)
「胡蝶の夢」のように、別々の世界を意識が行ったり来たりしていて、どっちも夢のようなものなんだろうな、と漠然と理解しています。
そう考えると、わくわくして夜も眠れなくなるでしょう?
私はたまに眠れなくなります。
(どういうオチ)