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パンめぐから約10年。食のトレンドが劇的に変化しています

パンめぐとhttps://panmegu.com/いう国内最大のパン屋さん紹介サイトの編集長をやらせて頂いています。ずっと続いていたパンブームがコロナ明けに少しカタチを変えてきました。

食パンブームは2013年。約11年前の銀座のセントルザベーカリーさんの行列からスタートしました。当時はパンブームというよりは食パンブームでした。そして当社も箱根富士やホテルさんの食パンのPRをお手伝い。パンを知れば知るほど、食マニアの方の交流の場が必要だと感じていました。

そのころ自宅近くに365日という革命的なパンやさんがオープン。朝から高速バスで四国の学校の先生がパンを買いにくる。ソウルからパンを買いに来るだけのグルーブもいました。日本のパンが世界にここまで注目されていることを知りパン屋さんの紹介サイトを立ち上げました。それがパンめぐです。

365日の他にデニッシュの名店「イエンセン」。そして天然酵母パンを日本中に拡めた「ルバン」などの名店があります。そして知り合ったパンのマニアの方の知識量とパン愛の凄いことが気が付きました。その方に思ったままを書いてもらおうとプロのライターは1人も雇わずにパンめぐをスタートさせたのです。

パンブームを加速させたのはコロナです。レストランなどは締まり、楽しみはテイクアウトのパンくらい。遠くまで旅行に行けない方たちが郊外のパン屋さんやカフェ、スイーツやさんをめぐりました。そして人気のパン屋さんやカフェは携帯で写真を撮影する人で溢れました。そして2024年。コロナが明けて旅が解禁。そしてパン屋さんが地元の人が増えて穏やかになりました。

本当のパン好きの方が自宅近くのパン屋さんを推しつつ、イベントなどでパンを買う。投稿をみて旅先のホテルの近くのパン屋をめぐりそこで食べる。撮影しながら食べるパンよりもしみじみ味わう日常パンに変わってきました。

一度きりの映えよりも味や職人さんのこだわりやストーリーまでを理解してリピート。初めていく店もマニアの方の投稿をみてパン屋さんを検討するに変わってきました。

ここにきて小麦・バター・光熱費と人件費。すべての原材料が値上がりしています。パン屋さん側はそれを価格を反映できればよいですがどこもそこまで上げたらお客様に迷惑がかかると踏みとどまって頑張っておられます。パンめぐはそんなパン屋さんを応援したいと思います。

節約の秋だからなかなか贅沢はできない。暮らしの中のプチ贅沢としてパンめぐでパントリップをしてください。高くなったとは言え世界最高の美味しいパンがこの価格で食べられるのは日本だけなんです。

パンめぐもAIを使って翻訳して英語版をいつか作りたいと思います。食の世界は映えから実に。私はそのほうがよいと思っています。本当の職人技はそこに行かないとわからないものなんです


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