働いたようにしか辞められないから未来の自分のために
ある自治体のトップの辞職拒否が話題です。人は働いたようにしか辞められないのです。辞め方に人間性や生き方が出るのはそのためです。ある会社は、退職の話し合いのとき、凄い剣幕で私が辞めたあと上司が困ればよいのに言って辞めちゃう方がいると聞きました。多分、普段の上司の方がそのように対応していたのかもしれません。その方を大切にしてこなかった結果だと思います。
本音では組織が、嫌であってもやりたい仕事ができたからと穏やかに円満に退社した方が引継ぎの時間が穏やかだし、次に入る会社のためにも良いですよね。
仕事場で愛されないと辞め方がそうなるんだと思います。会社や仕事に合う合わないは仕方ないですが、人同士は互いに尊重しあう関係でいたいものですよね。
人材流動の時代。転職の仕方には流儀があります。縁あって出会えた人から応援されてください。合わない向かないは努力じゃどうしようもないこともありますから退職は決して悪いことばかりじゃないんです。しかし人として辞め方に礼節はあり、未来に繋がっています。給与が出ているうちはスタッフだからです。残る人に敬意を持ちたいですよね。
愛されたから愛することができます。仕事場で愛された分周りを愛してください。愛がない仕事場にいるとギスギスします。人は環境の生き物だから自然に馴染んじゃうんです。性格は変わりませんが、環境によりコトバや行動が変わります。責めるように話し方をしたり、誰か責任を押し付けたりできないのを押し付けちゃう傾向にあるからです。
この数年、ユルユルをヨシとする風潮は世の中の流れです。社風はユルユルでも仕事はきちんとがよいです。ユルユルサボっていたら何も身につかないからです。気がついたら何もできないは焦りしかしないからです。人でしかできないことで役に立ってくださいね。
一度キリの人生なのに、自分のいる会社の悪口や愚痴を言いながら歳をとるのはかなりもったいないです。生きたようにしか死ねないし、働いたようにしか辞められない。日々の働き方が未来に繋がっています。隣の席の人を愛してくださいね、必ず自分に還ってきます。幸せになるために感謝しないとです