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雑用のなかに学びがあるのに

小さなことを頼まれた時に「えーー私がですか?」って顔になったり、実際に言ってしまうヒトは、3回言ったら多分もう頼まれなくなります。それを繰り返すと今までやってきた信頼を500%無くし何を言っても無駄なんだと思わせてしまうと思います。

私が社会に出た頃は、女子社員はコンビニもペットボトルもない時代なので朝・昼・3時の1日3回のお茶くみが当たり前。25人分のフロアの社員のお茶当番が淹れていました。私はその仕事が大好きでした。地方からの営業所長の3時のおやつのお土産配りもお茶当番の仕事。おまけもついてラッキーでした。

このようにお茶を配りながらいろいろなヒトと会話して、働いているみなさんの応援をしているだけで給料を貰えて有難かったです。やっていくうちに25人分の効率的なお茶の淹れ方だけでなくそれぞれの好みをマスターしました。お茶当番が好き過ぎて、バレンタイデーには部長の寿司屋で貰ったネタの書いてある大きな茶碗にココアを淹れて生クリームをトッピングしました。ファックスが来たのを配ったり、郵便を出しに行ったり。雑用をしながら仕事も慣れていった気がします。

仕事場の居心地をよくするのは自分次第。特に若いうちは社内の雑用をすすんでやることで自分のポジションを上げることができます。雑用のなかにも学びがあり周りから「ありがとう」と言われるのはとても気持ちよいものだと思います。

最近地方出張が多く、飛行機チケットの手配をお願いしています。とても早くて有難いです。こうゆう雑用にもスキルが出ます。

最前線のヒトから頼りされるのは大切な能力であり戦力なのです。善き営業の周りには必ず佳きサポートの方がいます。サポートしながら仕事のやり方や会話も真似してください。スポーツも仕事も全ての技は基本形の模倣からスタートするから。いいサポーターは将来のいいビジネスマンです。そしていくつになってもどんな立場でも「お茶目」であること、憎めないことが大切だなあと思います






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