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読書感想文【たましいの場所】

note記事で気になっていた本を手にとってみた。



実のところ上記の記事を読んだ時、気になりつつも身構えた。あまりにあけすけすぎて受け入れられないのでは、と。
如何にあけすけなのかという点については記事を拝見していただければと思うが、自分も半ば当然ながらそれらの精神を好むわけではない。そりゃ浮気は駄目だよ(笑

だがそれは自分がされたら、或いは自分の行動と考えたら、である。
筆者がどのように考え行動しようとも、自分には直接的には関係がないのだ。
自由にしたらよろしい、と思う。
あなたはそれでよろしい。

自由に書いているなぁ、という印象だった。
ええカッコしとるなぁ、とも。
筆者のことは良く知らないが、この本を書いた当時は20数年ぶりに古巣(音楽業界)にカムバックしたばかりの頃だったそうで、なるほど鼻息が荒いのも無理なからぬ気がする。

青春時代にそれなりの成功を収め、自ら距離を起き、そして20年後のカムバック。なんとも伝説じみている。
本人としては「やっぱり俺は歌を作りたい、歌いたい」という単純かつ純粋な思いで戻ったのだとしても、周りは「ええカッコ」を求めるだろうし、筆者自身、文句を言いつつ満更ではないのではなかろうか。
多分このように知ったかぶりで筆者のことを語れば、「何も知らないやつが偉そうに言うな」と筆者およびファンたちからお怒りを受けそうだが、まぁこの記事とて好き勝手、あけすけな独り言なのだから自由に言わせてもらう。

あまりにあけすけだから、さほど不快には感じない。
沢山の引用があり、本屋の店主を勤めていただけあって読書家なのだろうと考えられるが、素直な文で賢しらがっていたり嫌味を感じることもない。
時に書き散らしのようなところもある。

歌も文章も同じように、息をするかのごとく吐き出しているのではなかろうか。もちろん産みの苦しみを伴いつつ。
興味が出ていくつか曲を聞くうち、そんな風にも考えた。
上記の記事で紹介された本も、機会に恵まれれば。


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