4話:仲春の鎌倉散歩とアンティーク博物館【付録】グルメ情報
「日本の旅と風景印の物語」をテーマに、日本各地の旅紀行を綴っていきたいと思っています。
‥‥ということで書かせていただいた4話目の投稿を、読んで下さった方から「グルメのお話も聞きたい」との嬉しいお声をいただきました。
そこで、本編には導入しなかった当日のグルメについて、付録でお話しさせていただこうと思います。
ご紹介するのは甘味処「風の杜」と、イタリアンバール「Dolce far niente」の2店になります。
ところは鶴岡八幡宮の門前。(門は無いけど、だいたいそのあたり)
平家池のほとりに位置するところに甘味処「風の杜」はある。
なにしろ一等地でよく目立つから、見落とすことはない。
店の中に入ると、平日のせいか空いていて、とても静かだ。
広いガラス張りの窓越しに、平家池が広がってなかなか眺めがいい。
おまけに天井が高くて解放感いっぱい。
窓際のいい席に案内されて、歩き疲れた体を椅子におろした。
ここでは、休憩を兼ねてちょっと甘い物をいただこう。
うどんも推しているようだったが、看板メニュー的な位置付けの「いちごの和パフェ」を頼んだ。
この、いちごが主役のパフェ。
甘~いあんこやいちごアイスに負けずに、いちごが主役を張っていた。
産地はどこなのか、聞いてみればよかった。
中に埋まっているコーンフレークは、薄くてさらさらの口当たり。
何か上等な焼き菓子を砕いたもののように感じた。
目を上げれば、平家池がたたえる緑色の水辺が広がっている。
のどかで、おいしいひと時だった。
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ところ変わって小町通り。
ここは、JR鎌倉駅と鶴岡八幡宮を結ぶ小路で、おもしろいお店、きれいなお店、おいしいお店が両側にひしめく。
観光客が特に集中する人気スポットだ。
食べ歩きする人や行列してる人も多いが、ホコ天ではないので要注意。
この小町通りの、中心よりやや八幡様寄りのあたりに、イタリアンバール「Dolce far niente」がある。
‶バール″とは、コーヒー中心の飲食店のことで南欧文化から来ているもの。
せまい階段をあがって行くと、扉の向こうにコーヒーのいい香りが漂っていた。
お客はたくさん入っていたが、行列しないで座れたのは嬉しい。
こちらのおすすめセットは、メインのパスタ等に、鎌倉野菜のサラダと、コーヒーをはじめとしたドリンクが付いたもの。
サラダに限らず、料理にはどれも鎌倉野菜がふんだんに使われている。
なにしろ具が沢山で、超うれしい。
しかも、ホタテもエビも大ぶりで、すごい食べ応え。
もちろん、味も最高。
そもそも鎌倉野菜とは、特別に変わった種類があるわけではなく、けれども非常に多品目の野菜を地元で栽培しているそうで、その中でもカラフルで色の濃いものに力を入れているように見えた。
Dolce far nienteでいただいた料理にも、相当品目の鎌倉野菜が使われており、にんじんや芽キャベツ、青菜などは、色が濃くて食欲をそそった。
食べたことが無いものがあったので
「この赤いものは何ですか?」
と、お店の人に尋ねたところ、ビートだと教えてくれた。
切り口が、虹のようなグラデーションになって、とても綺麗なものだった。
食事の後のコーヒーにも、このお店のこだわりが出る。
店主が好きな豆をミラノから取り寄せているそうで、エスプレッソがおススメだ。
せっかくだが、今日は濃いのより普通のが飲みたい気分だったので、そちらをお願いした。
エスプレッソがお好きなかたには、きっと喜ばれるお店だと思う。
グルメ情報は以上になります。
訪問したのは3月の平日です。
この2店は、予約していた訳ではなく、たまたま通りがかりに気まぐれで入ってみただけでした。
Dolce far nienteの鎌倉野菜は、季節ごとのものを楽しめるかと思いますが、いちごの和パフェはオールシーズン提供されるかどうか、わかりません。
そしてくれぐれも、桜と紫陽花と紅葉の季節は‥‥(笑)
参考にしていただければ幸いです。
🌺本編はこちら🌺