ビジネス出張記056 : 餃子 (イタリア)
1. イタリアン中華
世界各地に展開している中華料理店は、日本人の憩いの場となる。イタリア料理は美味しいが、続けて食べると飽きが来て、たまに中華料理を食べると恐ろしく美味しく感じる。中華料理店なのに、“Sake”を置いていたり、割り箸の袋が日本の浮世絵風になっていたりと、やりたい放題のイタリアでの中華料理の一幕を以下に示す。
2. 餃子
餃子は英語では“Dumpling”であり、車道沿いにある中華料理店にあった。意外と美味しく、別の駅前の中華料理店でも食べようと試みた。メニューをよくよく探したがDumplingは見つからない。そこで、中国系の店員にDumplingは無いのかと尋ねたが、全く何のことか通じなかった。店員に日本語でなんと言うのか尋ねられ、“餃子”と言うと、“ああー、リベロ”とか言って注文が通じた。本当に餃子が出てくるか楽しみに待っていると、確かに蒸し餃子が出てきた。これまたなかなかいける味で、イタリアで餃子を堪能し、調子に乗って青島ビールの大瓶を一人で二本飲んだ。
3. スパゲッティ
メニューを見ると、やたらとXXXスパゲッティーとの表示で料理名が表現されている。イタリア語で麺類を訳すとそうなるのであろうが、焼きソバを含め全ての麺類がスパゲッティーと表示されている。メニューの中に“スパゲッティー・ライス”との表示があり、何のことかと興味心を煽られたので頼んでみた。20分程待たされて、テーブルに出てきた料理は、焼きビーフンであった。なるほどと、一人で落語の上手いオチを聞いたような感動を持って、唸らされながら美味しくスパゲッティー・ライスを頂いた。