チガサキ⊿ライフ216 : 事故 (転落/ロフト)
1. 事故
酔ってタクシーで帰宅し、リビングからロフトに上がるハシゴを電気もつけずに掛けた。しっかりと設置した心算が、正しく掛かっていなかったようで、上段に達するとハシゴが滑り出した。ジェットコースターの最初に落ちる感じがした瞬間に、ハシゴごと落下してフローリングに叩きつけられた。足の激痛で悶えたが、酔っていたので、そのまま寝むりについた。
2. 現場検証
酒の抜けた翌朝は、右足の激痛で立てなかった。どうやら、落ちる時はいつも右足が下になるようで、強打した右足の足首も、足の指も動かず、土踏まずが腫れあがり、名称に反して土に当たる(タイトル写真)。息子からあざを触るふりをする嫌がらせを受けながら、会社に休暇の連絡をし、とんだプレミアムフライデーの幕開けとなった。明るくなり家族での被害状況を確認すると、部屋の壁は削れ、フローリングはえぐれていた。特にフローリングのえぐれはとげとげしく、二次災害を起こすとがり具合だったので、娘と息子で紙やすりでフローリングは補修してくれた。
3. 第一発見者
夕食時に、昨晩の事故の話をした。夜中の2時ごろにドスンと大きな音がしたそうだが、妻と息子は気付かなかったそうである。唯一娘はその音に気付いたそうだが、その後に全く音が聞こえず、死んだのかと思ったそうだ。気付いたなら、音のしたリビングに助けに来るべきでは?とツッコんで娘に聞いたが、娘は死体を最初に発見するのは嫌なので、そのまま寝たそうである。「父親が死んだかも知れないのに、すぐに寝るのか!?」っと一家団欒の中でさらにツッコむ、とんだプレミアムフライデーの幕切れであった。
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