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チガサキ⊿ライフ056 : 凧
1. 正月
日本で凧が正月の遊びとなったのは、江戸時代後期だそうだ。凧はまじない的要素を兼ね備えた、新年の遊びとして江戸の人々を始め全国で親しまれましたが、最近は見かける事が少なくなった。
2. 小学校
良い風の吹く大晦日に、妻の実家の近所にある小学校の校庭に出かけた。スーパーで買った市販の凧は飛行性能にすぐれ、初めて凧揚げをした子供達でも、上手に飛ばせていた。風向きを見ながらの調整はまだ出来ないので、二人とも校庭を走り続け、かなりハードな遊びになっていた。
3. 手作り
祖父は孫たちの為に、前夜から手作りの凧を作っていた。流石に昔の人は玩具を作るのが上手く、細くけずった竹の骨組みにビニールをはって出来上がっていた。凧の絵は子供たちと一緒に描き、左手を息子が、そして右手を娘が担当していた。娘の描いた右手には、目と口が付いており、なんとも気持ち悪いデザインであった。一晩かけて作った凧であったが、遊び始めてすぐに撃沈し、腕の骨が折れる悲劇に見舞われていた。
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