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makiaki
チガサキ⊿ライフ085 : 入学式 (幼稚園)
1. 熱
前日の発熱にも負けず、新天地のプレッシャーにも負けず、息子本人が参加したいと言ったので、4月の入園式に、娘を小学校に送り出した後、親子三人で予定通りに参加した。
2. 申込み
息子の入園は姉の兄弟枠で労せずに入れたが、娘の時の入園申込みは大変だった。先着順の入園25人枠を確保すべく、前日の昼から有給を取って泊り込みで並んだのを思い出した。寝ずに並んだ甲斐あって、午前8時の受付開始には一番乗りとなり、入園許可書番号No.1をゲットした。今ではすっかりお姉さんの娘だが、ちょうど祝日で一緒に行った幼稚園の面接では、娘が大泣きしたのを思い出した。
3. 涙
息子の面接はあいにく平日だったので、妻と娘と息子の三人で出かけた。やはり息子は一言も発せず、先生の質問には娘が代わりに答えていたらしい。一日の体験入園でも妻から決して離れなかった息子だが、私の前で頑張ったのか、親から離れて皆と一緒に並び、しっかりと入園式に参加していた。式の終了後、記念集合写真の撮影準備で近くに行ったが、親の顔を見て緊張の糸が切れ掛かったのか、涙を目に浮かべて唇を噛んでいた。今にも泣きそうな、情けない表情を浮かべていたが、目を一度擦って涙を抑えると、涙は流さずに我慢した。病み上がりの中よく頑張った息子をねぎらいながら、おんぶして話をしながらゆっくり帰ったのだが、「泣かなかったよ。」と何度も何度も自慢していた。精神的にも一段成長した、意義ある幼稚園入園の儀式であった。