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あぶら de Eat right!!



“あぶら” の存在を意識してみましょう


植物油と植物油脂 

動物性脂肪のバターより、植物性のマーガリンの方が、 からだにやさしいと思っている人が少なくありません。
しかし、先にお話ししたトランス脂肪酸をもっとも多く含んでい るのが「マーガリン」です。

マーガリンの健康被害をご存知の方でも、知らない間に トランス脂肪酸を食しているかもしれません。トランス脂肪酸は、さまざまな加工食品に使われているからです。

隠れトランス脂肪酸

たとえば、ラベルに「植物油脂」とあれば、それがトランス脂肪酸。
一文字違いですが、穀物などから圧搾され た植物油とは似て非なるものです。もともと植物油というのは常温下では液体となります。 これは植物油に不飽和脂肪酸が含まれているからです。同じ油でも動物性の脂肪は常温では個体になります。これは、 飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。ところが、マーガリンは、植物性といいながら常温下でも固まっています。こ のことに疑問を持つことが大切です。


農林水産省のサイトを確認しましょう。

農林水産省の公式ページには「、トランス脂肪酸を多くと ると、血液中の LDL コレステロールが増加し、HDL コレステロールが減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとり続けると、冠動脈性心疾患のリスクを高め ることも示されています」と明記されています。

お菓子のラベルも確認しましょう

また、マーガリンと同じくらい多くのトランス脂肪酸を含む油が「ショートニング」です。一般的な家庭で使うことは ほぼないと思いますが、スナック菓子やファーストフードの フライドポテト、安価なスイーツなどにはショートニングが 使われています。まずは、ラベルをみる習慣をつけましょ う。

優れたパンの副材料の「油脂」

パン派の方も少なくないでしょう。私もパン好きです。し かし、現状を知り、“たまに食べる” ようにしています。
クロワッサンやデニッシュなどには「バター」、菓子パンな どには「マーガリン」、そして、クセがないので幅広く使わ れる「ショートニング」。その他、ラードやサラダオイルな ど、パンの種類によって使い分けられる “あぶら”。
サクサ ク感の演出、風味をよくしたり、生地の伸縮性をよくしたり、 成型しやすくする優れたパンの副材料である「油脂」。油脂 はパンをやわらかく仕上げ、水分の蒸発を防ぎ、パンの老化を遅らせるなどの役割があると言われ重宝されています。 しかし、食す私たちにとっては、老化を早める役割があると言えます。

食パンに何をつけて食べるか?

食パンに何をつけているかも大切です。
食パンを美味しく食べる食べ方もたくさんあります。
もしも、「マーガリン」だったら、つけない食べ方を考えてみましょう。

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こちらのコラムの挿絵は、
安武郁子が2015年から”歯科経営マガジンGhoix(©️プラネット)へ連載の
「eat right 〜あなたは たべものでできている(Feb. 2023.PLANET.CO)」より

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