【8月の暮らしのレシピ】食べるオイルで夏のお肌をケアする"オージャス"の話(前半)
暦の上で大暑を過ぎると、日本は一年で最も蒸し暑く、湿気が土中にまで浸透するので私たち人間の足元までだる重くなります。これは環境から影響を受けて物理的に足元も湿気をまとうからです。
大気中に満ち満ちた湿気で空気も耐えきれなくなった!と言わんばかりに突然の大雨が降る、これが夕立。
というわけでとにかくジトジトしているので気づきにくいのですが、この湿気の向こう側では熱によって身体が必要とする油分まで奪われています。
油分はアーユルヴェーダにおいてとても必要なもの。良質な油分は滋養された身体に欠かせないものです。
でも油の選びかた、摂り方にもポイントがあります。今月は前半・後半にわたってそんな油の話と、夏の過ごし方のまとめ、アーユルヴェーダで滋養といえば!のヤギ肉&ギーのレシピを紹介していきます。
良質な油分と美しさの関係性
ここ数年は「オイル美容」が定着したので、スキンケアに気をつける方なら「オイルっていいものなんだろうな」というイメージがあるのではないでしょうか。
スキンケアに気を配っていなくても、MCTオイルやオリーブオイルなどを便秘改善など健康のために積極的に摂るようになった方も少なくないはずです。
「乾燥」は身体に良いか悪いかといったら悪いもの、そしてそれを身体の内側から潤すことができるんだなあというのもオイル美容のおかげで知れ渡って良かったですよね。
アーユルヴェーダで油分は潤いだけでなくスライダーのような存在
アーユルヴェーダでは乾燥や冷えを防ぐために、そして滑らかでしなやかな身体を保つために日頃からオイルマッサージ(アビヤンガ)をします。
その後、サウナで発汗するところまでがセットなので、オイルを塗布するだけでなく、体内の腐敗したオイルと交換することがポイント。
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