【レシピ】1月:胃腸を休めるレシピの作り方
アーユルヴェーダで健康の要は毎日の「消化」
アーユルヴェーダの健康の要は「消化力」。
消化力は、毎日の飲食はもちろん、入ってくる感情を消化・代謝し、栄養と老廃物、そして身体を構成する筋肉や脂肪・骨に変換する力のこと。
健やかに生きていくために欠かせない消化の力をサンスクリット語で「アグニ」と呼び、アーユルヴェーダでは「アグニの神さまに捧げものをするような気持ちで食事を食べること」と伝えています。
消化力は命一つに付いてくる、一本のろうそくのようなもの。
手荒い使い方をしたら、あっという間に燃やしてしまって食事を楽しめなくなるし、大切に維持することができたら、血となり肉となり健やかな身体を生涯保つことができます。
大切に維持する方法は様々ですが、現代の人の消化活動は24時間稼働になりがちで、お腹がいつもすっきりしている人って意外と少ないですね。
そんな時はまずは「胃腸に優しく」というわけで、今回は「胃腸を休めるレシピ」の作り方がテーマです。
実は人それぞれ、胃腸が疲れた時のパターンと原因
一言で「胃腸が疲れた」といっても、実は人によって様々です。
ワークショップを通して参加者の方に聞いたところ、
A)お腹が重たい感じがする。朝、空腹を感じない。
B)お腹にガスが溜まっている感じがする。便秘。
C)胃がキリキリしたり、ムカムカしたり、込み上げてくるものがある。下痢。
の3パターンに分かれました。
「胃が疲れてるなあ」とお腹をさすっている人が目の前にいても、自分とは違う感覚かもしれませんね。
原因はいろいろありますが、
A)前の日に食べたものが消化しきれていない。
B)ガスが溜まるようなものを食べた。活動のしすぎ。コミュニケーション過多。
C)辛いもの、刺激の強い食べ物の食べすぎ、お酒の飲み過ぎ。
などが考えられます。
特にAやCの場合、
・アーユルヴェーダでは消化の火の復活を促すため、
また、
・消化しきれていないものが消化できる状態になるまで待つ
ため「断食」を推奨しています。
この「断食」特に東京はファスティング旋風がとどまるところを知りません。
みんなよほど、日頃から食べ過ぎ・飲みすぎなのでしょうか。
でも、
・甘い酵素シロップのみの食事は味覚が満足せず、ストレスが溜まる場合もある
・冬季の断食は、体温の低下を招いて、代謝が低い身体を作ることもある
の2点で、個人的に、私は決して良いことばかりではないのでは...と思っています。そこで、アーユルヴェーダ的に良いとされる断食からチェックしていきましょう。
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【レシピの作り方】身体と心を整えるアーユルヴェーダ料理
eatreat.で月に1度開催する料理教室のオンライン版。「胃腸を休めるレシピの作り方」などテーマに沿って生活と食事のレシピを動画付きでお…
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