快慶作の西遊記!? 安倍文殊院の文殊菩薩像。と、御朱印。
今回訪れたのは奈良県桜井市の安倍文殊院(あべもんじゅいん)。この本を読んだのがきっかけです。↓
いやーここは、仏像好きな方にはマストだと思いました。傑作だと思います。この仏像群を目の前にして、立ち尽くしました。
快慶作・渡海文殊菩薩群像(とかいもんじゅぼさつぐんぞう)。
意味は、4人のお供を連れて雲海を渡り、説法の旅に出ている文殊菩薩(智慧の仏様と言われますね)。
その、壮大で絵画的なテーマを、仏像として立体化しているんですね。5体全て、国宝。↓
そういう意味では、京都・東寺の立体曼荼羅か、あるいは、昔テレビでやっていた「西遊記」↓を思い起こさせました。
それくらい圧倒的な絵画感というか、映像感というかが、あります。
真ん中におられる御本尊の文殊菩薩像は、快慶らしい、極めて繊細かつシャープな造形。
しかも、でかい。
獅子の脚から光背の先まで何と7メートル。圧巻。騎獅像では日本最大とのこと。
でも、写実的でバランスが凄くいい。↓
こりゃ、デザイン最強の仏像ランキング、見直しの必要があるなあ。
この方も有名人です。善財童子(ぜんざいどうじ)。↓
歩いている時に文殊菩薩から呼び止められ振り返ったその刹那を写実的に切り取っています。
いやー、仏像に興奮しすぎてお寺のご紹介が後になりましたが、今回訪れたのは、奈良県桜井市の安倍文殊院。645年創建の、日本最古クラスのお寺。↓
陰陽師の安倍晴明公が有名な安倍一族の氏寺。
晴明公がここで初めて天体観測したとのこと。
境内のコスモス迷路のコスモスも綺麗です。
最後にお約束の御朱印。
そして、期間限定の五芒星入り安倍晴明公の魔除け御朱印(こちらは書き置き)も頂いてしまいました。ゴールドに赤い五芒星でプレミアム感あるなあ。
それでは、またー。
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