聖徳太子の大伽藍。〜11/22まで秘仏公開中。
群れな(607)して作ろう法隆寺。ということは、なんと、建てられたのは1412年前か!
"現存する世界最古の木造建築"
が見られるってのは、幸せなこと。
さて、法隆寺。周りの街から、一歩境内に入れば、塀を境に現代の世界と切り離され、まさに時が止まります。
1400年前に整備された道にしては、すごく広いんですよね。人の往来で賑わい、栄華を極めた当時の景色が想像できます。
めちゃくちゃ広くないですか? 道。
さて、西院伽藍に入ります。
これが、現存する世界最古の木造建築群ですね。
美しい。
五重塔の左は金堂です。
その金堂のディテールを見ると、ほーら。↓
柱に龍がいたり。
今度は五重塔↓。
見えますか? 拡大してみると、↓
邪鬼が柱を支えてます。こういうディテールに、すぐ気付くことができるのも、法隆寺の一つの楽しみかと。
回廊も素晴らしいです↓。
さて、西院伽藍、というからには、東院伽藍もあるのですが、そのメインが、ご存じ
夢殿。
不思議ないわれがあります。
東院伽藍が建てられたのは聖徳太子の死後100年以上経った後で、しかも建っている場所は太子の住居跡。
そのころ天然痘が大流行。それが太子の怨霊の仕業であり、太子の霊を鎮めるために建てられたのが、この夢殿をはじめとする東院伽藍だ、というのです。
そしてその夢殿の救世観音。
ずっと封印されてたんですね。
明治時代になってお雇い外国人のフェノロサが当時の僧侶に半ば無理やり封印を解かせた際は、500ヤードもの木綿の布でグルグル巻きになって、厨子に押し込められていたとか。果たして、
太子の怨霊を封印していたのか。
とにかく、
秘仏中の秘仏
なんですね。
今でも、1年に2回しか公開されません。
それがまさに、今(11/22まで)。
是非、訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、お約束の御朱印。
聖徳太子といえば…ということで、御朱印帳には、十七条の憲法の第一条が印刷されています。
そして、書いてもらったのは、
以和為貴。
和を以って貴しと為す。これぞ、法隆寺の御朱印ですね。
それでは、またー!
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