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「どれほど残酷な本でもいいわ。だって、それよりは私はまだマシだって思えるでしょう?」
「積ん読」
私は「積ん読」をしない。
読みたいから「買う」のだ。
だから、「積ん読」って言葉の意味も最初理解出来なかった。
会社勤めしてるときも、2徹くらいは出来たら本を読んだな。
宮部みゆきの「模倣犯」は23時間。
小野不由美の「屍鬼」は48時間くらい。
休憩中、食事中、バス停までの道のりでも歩いて読んだ(たまに車にひかれそうになる)。
今、家の中にあった読んだことのない本は2冊程度。
母が、なぜか未だに買い与える「マンガ本」くらいか。
この人は、読書家であるがまたコレクターであり、「積ん読」もたくさんあったし、「読む本」と「保管用の本」など、分けている。
子供の頃、「保管用の本」に触ってしまって、勢い余って壁に激突するほど殴られた。
「ここには、お前より大事な本があるのよ!」
どうでもいいか、こんな話。
とりあえず、本は買ったらすぐに読む。
買いたい本リスト
すぐに読めない本、また手に入らない本は、買い物リストっていうか、心にリストアップする。
20年くらい、ハヤカワ書房から復刻がないか待っているジョン・ソールの「暗い森の少女」。
読んだらどうしようもなくなりそうで買えない、中島梓名義の唯一の私小説「弥勒」。
多分手を出したら、全作品大人買いししそうで怖い米澤穂信の「本と鍵の季節」。
多分、改訂版や表紙が変わってるのも買い換えそうで怖いから見て見ぬふりをしているタニス・リーの「ヴェヌスの秘録シリーズ」。
はっきり言って、訳が好きでないからペーパーバックを読むために「英語教室」に通いたくなるので、費用がどのくらいかかるのだ、のオースン・スコット・カードの「死者の代弁者」含む持ってない彼の作品群。
マンガは、新しいのは自分からは探さない。
KindleUnlimitedで1巻無料か、オススメに上がった物で興味がある物を読んでいる。
そういえば、私、クリスティの「オリエント」と「誰もいなくなった」読んでないね。
図書館で読んだのだけど、なぜか置いてなくて。
なんで?
小説以外
気を紛らわすため、たまたま読んだ「Yurii@歴史好きSE」さんのこちらの記事。
私は歴史、ビジネス、古典はあまり読まないのだが、とても気分が明るくなる、かつ魅力的な本の紹介をされる方だ。
「ヘッセの読書術」は今すぐ読みたかったが、Kindleでない。
うーん、来週実店舗行ってみる?(歩いて2分で本屋が2軒あるが、お店には一人でいけないから)。
そして、全部とは言わないが、私が「本を発掘するとき」に参考にしてる本がある。
恩田陸、「小説以外」。
エッセイなのか書評なのか?
最初読んだときは戸惑ったが、まあ、「小説以外」の彼女の短文がまとめられている(当時)。
実は、この本を読んで「クリスティ」を初めて読んだ。
本格推理が好きだったが、「ポアロ」とか「ミス・マープル」とか、有名すぎて読む気がしなかった、自意識過剰な読書人間だった少女時代。
もったいなことをした。
恩田陸はあらゆるジャンルを読み、それをしっかり自分の中で昇華し、そして作品にしている。
作品によっては、「まだ未消化だよ?」と思う物もあったりするが、それは「元の作品の愛が強すぎたのだ」と、受け流す。
今日、「小説以外」を手に取り、読んでみたい心のリストに追加がいくつか。
アシモフ「黒後家蜘蛛の会」
ジョン・フランクリン・バーディン「悪魔に食われろ青尾蠅」
これは中学の時にすでに読んでいるが、ヘンリー・ジェームスの「ねじの回転」も久しぶりに読みたい。
まだまだあるが、とりあえず「小説以外」を最初から読み直そう。
…明日、Amazonの注文履歴に、大量の本があったら、これ誰のせい?
※この記事のタイトルの元ネタがわかり人とは、いい酒が飲めそうだ。