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加速した残酷な現実はどんな風に僕を壊してくんだろう
無くなって砕け散っても
記憶として残るのなら
僕は思う僕は走る
友達から勧められて、はじめて知った知念実希人を読んだ。
私はもう10年は基本的に町の本屋さんにも図書館にも行ってないので、Kindleで自分で検索したものか、オススメで上がってきたものしか読まない。てか、知れない。
米澤穂信の関連で上がってきて、屍人荘の殺人を知って読みたかったが、文庫になってなくてKindle本も高くて諦めたら、北がコミカライズを貸してくれたし、アマプラで映画も見たので満足してしまって、原作は読んでない。
新しい作家との出会いはだから、私には貴重で、楽しみであり、不安でもある。
どんなに衝撃を私にくれるのだろうか。
私がエッセイ、軽いマンガ以外に求めるのは、私の今の価値観をいかに壊してくれるか、自己破壊欲求の満足だ。
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たくさんあって悩んだが、総合的に見て、最初に読む本はこちらにした。
本当は硝子の塔の殺人が読みたかったのだけど、Kindle Unlimitedに入ってる私が、それ以外のKindle本を買うにはこれは高すぎる!
島田荘司が絶賛、かなり惹かれるのだけどね。
まあ、フーダニットはそこまで好まないし、安くなったら考えよう。
映画化もされていて、映画の方が出来がよく、とりあえず原作読んでから映画を見た方がいいと言うので、1時間ほどで読了。
OP室が出てきた時点で、なんとなくのカラクリはわかってしまって残念。
闇の子供たちとか、ギフト±とか、輝夜姫が愛読書な人間舐めんな。
しかしスピード感と、ラストの持っていき方は秀逸。
ただ、エピローグはいらなかったかな。感傷的すぎ、語りすぎ。蛇足。
あの人も殺しちゃうならアリかなって思ったけど。
あれがなければ、かなりの良作。
アマプラに映画もあるし、見てみよう。
また読みたい作家。
あと、これの関連で上がってきた、Kindle Unlimitedの本。
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私は医療機関で働いていたし、生々しい医師や看護師の現実を見てきたので、医療モノはそこまで読まない。
マンガ、フラジャイルは好きだが、あれは勤め先の病院は病理が外注だったから、完全に読み物として楽しめたし、経営については、ほんと、Drってもっと意識高くして欲しいなー、とそっちの方に共感した。
タイトル忘れたけど、フラジャイルと同じ頃に連載された放射線科のマンガ、あれはダメだった。
私が放射線科担当だったので、初っ端のご都合主義の展開にうんざりしてしまい、2話くらいでダウン。
斎藤工の、またタイトル忘れたけど医者モノも、まー、あそこまで勝手に出来るなら完璧にフィクションで開き直って楽しんだ。
ブラックジャックによろしくは、馬鹿らしくて読み切って後悔したな、そう言えば。
この作品は、どうかな。
感動作ってだいたい嫌いだから、私にはかなり冒険。
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ちょっと前まで対象じゃなかったのがKindle Unlimitedに登場したので、慌ててダウンロード。
作者から、だいたい傾向は掴めるし、なんなら何作かは既に読んでるけど、やっぱりホラーは私のホームグラウンド。
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根暗くなりたい時の本を集めてみた。
絞首刑は、なんか納得してないけど。
私は死刑廃止に反対だしね。
凶悪は、映画が怖くてダメで、でも興味あって本で読んだ。
文章というのは、自分が拒めばイメージしなきゃいいので、その辺が楽だった。
ま、その拒絶を無視して脳裏にありありと情景を浮かび上がらせるのが本物だけどね。
ライトノベルは、Kindle無料本。
すごい好きだから揃えるか悩んでる。
レッドは、私は1972年生まれで、母はお腹の中に私がいる時、浅間山荘事件をテレビで見ていたそうで、そのせいでかあの辺の事件には大変興味あるのだよね。
最後まで揃えるか悩む。
胸糞悪いのはわかってるから。
私は狭くて閉じた世界に暮らしているから、読む本は半ば現実だ。
またしても傷つき、記憶を飛ばすのかも知れない。
それでも私は読まなくては生きていけない。
私を壊して。
バラバラに、形も残らないほど。
その先にまた何か生まれるのを待ち続けてるから。