今日も今日とて
昔から、グルメエッセイの類は好きだ。
まあ、最初に読んだグルメエッセイが、中島梓のくたばれグルメであったので、大変、グルメエッセイに関する認識が人よりずれている可能性はある。
こないだ、Kindle Unlimitedで林真理子のエッセイがあり読んだが、こりゃ、私が20歳くらいの時に読んだ本だな。
私は恋愛小説を読まないので、この人の小説は読んだことはないのだけど。
父親に対する複雑な感情、完璧だった母への思い、同級生のお弁当、田舎に持って帰ったバゲットなど、美味しそう、と言うより、タイトル通り哀しくなる。
また、最近、やはりKindle Unlimitedで、まんぷくシリーズというのかな、地方の美味しいお店を紹介するコミックエッセイ読んでる。
私は食べ歩きしないし、旅行もしないけれど、どれも郷土愛に溢れて、読んでいて楽しい。
これに味をしめて、色んなグルメマンガをを読み散らかしている。
また、noteでも、美味しそうなお話をされる方の記事が好きで、あちこち読ませていただいている。
最近、うまみちゃん@グルメ漫画さんを知り、とても好きで、よく読み返してしまう。
ほんわかした絵柄で、ほのぼのとした日常を描かれていて、可愛らしくて癒される。
出てくる料理もとても美味しそうで、ちょっと試してみるかな、と気軽に思えるのもいい。
しかし、こういう記事や本をたくさん読むからと言って、じゃあ食べるか、となると、急に腰が重くなる私。
だいたい、1人ならずっと同じメニューで構わないし、てか、北も好きなメニューであったら同じのが出てくる方がいいタイプなので、北が来ても同じようなメニューを繰り返し作ってるから、まるで他の料理ができない人みたいだな、とたまに自分でも思う。
だからこそ、食を大事にしている人、というのがとても好ましく思える。
美味しんぼの世界みたいな人とは、ちょっと違うんだよね。
当たり前の食材で、日々の料理をきちんと作り、それを美味しく食べる。
そういうのが好き。
もちろん、たまには変わったものが食べたいし、珍しいものがお手頃価格であったら結構試す方だけど、基本的にやはり、私は摂食障害なのだな、とつくづく思う。
この数年、やっと自発的な過食嘔吐はなくなったけど、1人で外出すれば吐くし、知らない人が来れば吐くし、ショッキングなニュースを見たら吐く。
吐くなら、食べなきゃいいじゃん、と思ってしまうし、この頃生活スタイルが若干変わりつつあり、16時間断食試そうかなー、とか思う。
どうやって摂取カロリー維持しながら、16時間断食するか、悩んでるけれど。
ちゃんと食べないとしんどくなるのは、身をもって証明したからなー。
どうも、食に対して歪んだ認知があるので、せめて読む本の中だけでは、幸せそうに食べる人を見て、幸福のお裾分けをもらってる気分に浸りたい。
今日も今日とて、自分の食欲探しに、美味しそうなnoteや本を読む。
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