あーるでぃー

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「伺か異形頭ゴースト祭2024」感想

自作品を除く、全ゴーストの感想です。 something:obscure スタイリッシュなイケメン異形であり、アニメーションがすごい。 外骨格あるいは牙のごとく動く3対の肋骨のようなものに対し、ふさふさの黄金色の尻尾というアンバランスさがゆえの存在感がある。 そして妙な色気を持つ服飾と細身のボディライン、波打ち帯電する1対の角と、頭部以外の異形も素晴らしい。 どうやら欲望に関連する存在であるようだが、一体何者なのだろう。 この世で最も純粋で悪辣、清廉にして汚濁、そして醜

    • 「うかはか3」感想

      自作品を除く、全作品の感想です。 ただ、あまり詳しくないゴーストについての作品もあるため、的はずれな感想を述べている可能性があります。 必敗 もはや何の意味もなく、そしてただ無常の中で「死ねない」のは地獄だ。 生の先に何もなく、死は与えられないまま、この永劫に続く予定調和のロシアンルーレットに薄ら寒さを感じる。 そしていつか夢を見る 死した相手を惜しむあまり、その人の生前の行動を追体験してしまうのは、ダメージコントロールのためには必要な行為なのだろう。 しかしそれは、

      • 「学園百合ゴースト企画」感想

        学園百合ゴースト企画の参加ゴーストの感想です。 ミモザのように貴女と 寮内の同じ部屋で暮らしている明石愛莉と蜜月を過ごす。 ともかく甘い。でろんでろんに甘い。 百合、学生、初々しい恋、そういったものがミモザサラダのごとく混ぜ込まれている。 寮内のルームメイトという関係性だが、いずれ同棲したいと彼女は言う。 今でさえこのデレっぷりなのに、寮を出て同棲したらどうなってしまうのか。 触り反応でもダダ甘で、特に肩を抱きしめてからではトークも頭なでもさらに甘々に変化する。 とも

        • 「嫌ゴ福袋2024」感想

          自作品を除く参加ゴーストの感想です。 SNSで出会った迂闊なあの子 既存ゴースト枠。 お触り厳禁。唐突に現れる黒服達あるいは店長。散っていったものがまた一人。 あまりにも理不尽な死がユーザに襲いかかるし、死のコレクションも充実。 ついでにゴースト紹介とファミレストークも充実。いやこっちが本来の要素な気もする。 ヘイミル・ロゥ 既存ゴースト枠。 雅趣あるゴーストだったはずというか、ちゃんと今でもそうではあるのだが、この企画バージョンはサーフェスがでかすぎる。 というか単

          「男子幽霊祭」感想

          ある程度まで見た上での感想。 PetiteVignette 記憶を失ったイルとニルヴァの三人での逃避行。ユーザはイルを助けた恩があり、奇妙な災厄から逃げていく物語、ではなかった。時間経過イベントでメニューに急転直下な展開が出現する。彼らに情が湧いたところで一気に主観を塗り替えに来るので、初見時は驚くこと間違いないイベント。ユーザを揺さぶりにいくという点が非常にうまい。インタフェースである専用バルーン名がこれというのも納得。 PickAxe 実際にあるリアル(2020年

          「男子幽霊祭」感想