【頑張る習慣は続かない】
今日は『頑張る習慣は続かない』
についてお伝えしていきます。
ビジネス、トレーニング、ダイエット等で
頑張って継続出来ている事は
どれくらいあるでしょうか?
殆ど少ないのではないかと
思われます。
いやいやそんな事はないですよ。
歯を食いしばって
気合と根性さえあれば
何とかなりますよ。
と仰るかもしれません。
アニマル浜口さんの名言に
気合だ!
気合だ!
気合だーーー!!!
オイ!オイ!オイ!
があります。
あるいは
マラソンでゴール直前に差し掛かった時
監督&コーチ、周囲から
「あと残り数kmだ、頑張れ!」
「○○さん、頑張って!」
「頑張れ、頑張れ、ファィト!」
と声援が送られる事もあります。
根性論や精神論は
自分自身に対して
勇気づけたりする時には
多少は有効かもしれません。
私も過去に剣道で何度か
アニマル浜口さんのように
気合と根性で乗り切った事が
あるので気持ちは分かります。
しかし、全員が全員
アニマル浜口さんのように
強烈なエネルギーで
進んでいるとは限りません。
むしろ
「キツイなぁ」
「しんどくて辛いよ」
「もっと楽に出来ないかなぁ」
etc
マイナスに捉えています。
「頑張る」の意味は
《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。
「一致団結して頑張る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。
我(が)を張る。
「頑張って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。
「入り口に警備員が頑張っているので入れない」
goo辞書より引用
「我」とは
「エゴ」でもあります。
必死に頑張っている時は
誰かに認められたいという
承認欲求が動いています。
本来であれば掲げた真の目標に
向かって進むにもかかわらず
いつの間にか承認欲求に
すり替わっています。
逆説的ですが
頑張れば頑張る程
本当の目標や目的から
遠ざかっているのです。
人間であれば承認欲求は
誰しも抱く欲望です。
承認欲求が悪い
のではありません。
ただ露骨に他者に要求すると
見当違いの事をして
暴走していきます。
承認欲求を強く求めている時は
「ステータスゲーム」に
没頭している状態です。
ステータスゲームを
するという事は
承認欲求より以前の
「生理的欲求」
「安心安全欲求」
「社会的欲求」
いずれかが満たせず
不安定な心境のまま
承認欲求に転換しています。
何かしらのやり残しを
抱えた状態では
ストレスがかかります。
背景を深く探求していくと
「人前でふしだらな事は言ってはいけません」
「人様に迷惑をかけてはいけません」
「食事を粗末にして贅沢をするのはいけません」
「甘えるなんてもっての外だ」
etc
厳しく指導されている事があります。
良い子ちゃん教育であればあるほど
反動が強く表れて暴発しやすいです。
自分はこれだけ頑張っているのに
なんで報われないんだ。
頑張っても頑張っても
正当に評価されない。
一所懸命頑張ったのに
結果が出なかった。
聞いたことがあるセリフです。
真面目で完璧主義な人ほど
達成出来なかった落差を感じ
負のエネルギーが暴発して
悪い方向に進む可能性があります。
「○○してはいけない」と
否定形で言われると
自然と反発します。
心の奥底では
「非常識な事を堂々と発言してみたい」
「羽目を外してやんちゃしてみたい」
「ちょっとくらい高価な食事がしたい」
「少しは甘えてみたい」
etc
全て「ワガママ」に行き着きます。
「ワガママ」は
「我が儘」と表記されます。
まさに「我欲(エゴ)」です。
エゴを腫れ物扱いすると
無意識のうちに
発散したいと思っている
感情を抑え込んでいきます。
これらの抑圧した感情が
「シャドウ」(ダークサイド)として
ネガティブ感情に変わり
傷として残る場合があります。
本当はワガママしたかったのに
我慢して良い子面をしてきた。
もっと弾けたかったのに
無理して仮面を被ってきた。
自分の内側に押し込めて
感情をブロックしていきます。
感情をブロックすると
人前では嫌われないように
建前で必死に体裁を繕う。
本音を出すと問題になるから
黙ってその場をやり過ごす。
結果感情と発言に矛盾が生じ
どんどん悪循環していきます。
であれば素直に感情を出して
認識しておく事です。
自分がどういう感情を
抱いているのか直視します。
手順としては
最初に感情を出し
次に認識して
最後に思考で俯瞰します。
感情は麻薬のようなものです。
ポジティブ、ネガティブに関係なく
自分が依存しやすい感情は
マネージメントしておきます。
最終的に「ワガママ」を
自分で満たして納得すれば
ステータスゲームに
固執しなくなります。
自分のコップには
自分で水を注ぎます。
「頑張る」事は
ステータスゲームに中毒し
苦しくて辛い状態になります。
「頑張る」事への執着を手放すと
落ち着いて取り組めます。
『頑張るを止める』参照。
「頑張る」習慣から
「感謝」習慣に切り替えます。
全てに感謝すると
パワフルに進化・向上します。
義務感で感謝する事は控えて
心から敬意を表します。
慣れない間はモノに対して
「さん付け」する事から
始めると自然体で
出来るようになります。
「感謝」だけだと抽象的なので
具体的に記載すると
より一層可視化して
把握しやすいです。
例えば
1日のToDoリストを作り
それに対しての所感を綴り
最後に感謝の言葉を発信して
書き留めるようにします。
あるいは
その日の感情記録日誌でも
構わないです。
ToDoリストなら
健康、人間関係、経済
3分野に区分けします。
目標を多くし過ぎると
手つかずになるので
絞り込むほうが良いです。
数値や情報は漏れなく
全て具体的に記入します。
「感じた事」
「学んだ事」
「ヨシ!これやってみよう!」
で計測していくと
経過を追えるので便利です。
「頑張る」習慣を止めて
「感謝」習慣へのアプローチをまとめると
1.抑圧している感情を解放してマネージメントする
2.マズローの低階層を我慢せずに満たしておく
3.ワガママへの執着を手放し感謝に切り替える
毎日出来るアクションとしては
全てに「さん付け」して
その場で「ありがとう」を
伝える事です。
鉢巻を巻き
栄養ドリンクをぐびぐび飲んで
歯を食いしばるのではなく
肩の力を抜きリラックスして
シンプルに行動します。
感謝していきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたの「頑張る」習慣を
教えてください。