ゆでたまご

ゆでたまごです。息子が2歳のとき自閉症と診断。自分なりの向き合い方で、一生付き合うと覚悟。 今、息子は25歳で調理師として自立、ゲーム実況Youtuber アキペッカーとして活躍中! 成長記録、意思疎通できるようになった息子のコメント、私が子育てで大切にしてきたことを発信。

ゆでたまご

ゆでたまごです。息子が2歳のとき自閉症と診断。自分なりの向き合い方で、一生付き合うと覚悟。 今、息子は25歳で調理師として自立、ゲーム実況Youtuber アキペッカーとして活躍中! 成長記録、意思疎通できるようになった息子のコメント、私が子育てで大切にしてきたことを発信。

最近の記事

【55】家族でのキャンプ体験―息子の成長―

こんにちは。全く周囲に興味を示さなかった自閉症の息子が、劇的に変化したキャンプの思い出について、キャンプグッズを紹介している番組を見かけて思い出したので、そのときのことをnoteに書いてみようと思います。 我が家は息子が小学校に入学してからは、毎年キャンプに出かけることが恒例になりました。そのきっかけにもなった、強く印象に残っている思い出の1つが、初めての夏休みに家族でキャンプ場にいったときのことで、自閉症の息子が劇的に変化がありました。 初めてのキャンプに行くことになっ

    • 【54】『得意な感覚』を活用―孫2人のゲームの仕方と息子の教え方―

      こんにちは。これまで息子との会話をきっかけに幼い子どもにゲームをプレゼントした行動を私なりに整理してきました。今回は、息子が孫二人にそれぞれに教えたときの様子を聞いて振り返ってみつつ、50歳から学び始めた心理学にも触れながら書いてみます。 孫M(兄)は2歳の誕生日にマリオカートminiのコントローラーをきっかけに初めてゲームをしました。Mは言葉のキャッチボールもままならない時期でした。早いとは感じながらも、自閉症だと診断された当時2歳の息子にいろいろな想いを込めてプレゼント

      • 【53】孫にゲームを教えてくれたときの息子なりのコツ(息子のYouTube活動の話題から考えたこと④)

        こんにちは。ここ最近は、息子とのYouTubeの活動を話題にしたこと始まり私なりの自分の想いを分析しながら書いています。今回は、会話もままならない孫にどんな風にゲームを教えたのか息子のコツを教えてくれたエピソードを書いてみます。 私は、息子が2才の頃に自閉症だと診断されてから、とにかく前進できるようにという気持ちで行動を重ねてきました。取り組んできたことを振り返ってみて、今から考えてみると息子を助けてくれたと感じる思い出の一つが、ゲームをプレゼントしたことでした。 息子はゲ

        • 【52】息子の決断と私自身のアイデアの背景をさらに分析(息子のYouTube活動で思った事③)

          こんにちは。息子とYouTubeの活動を話題にしたことをきっかけに、いろいろな思い出や今の私自身が気づいたことや想いを書いてきました。今日は、さらに私が出した選択肢とアイデアを受け取った息子の回答からの私が感じた成長、願いを整理していきたいと思います。 息子は、料理人しながらYouTubeでゲームのライブ配信にも取り組んでいます。深夜にまで配信が及ぶこともあり、心配な気持ちが止まらなかった私は、息子と話していてYouTubeが話題にでたときに、息子の活動に対して、ライブ配信

          【51】選択肢の背景に息子と孫の思い出:ゲームを教えて孫ができた(息子のYouTube活動の話題から考えたこと②)

          こんにちは。前回は、息子とYouTubeの活動について話題にしたことがきっかけで、子育てに対して不安な気持ちで、積極的で前向きじゃない自分の一面が浮かんだ思い出を書きました。今回は、息子とYouTubeの活動について話した内容について整理していこうと思います。 現在、料理人として仕事をして自立してくれている息子は、YouTubeでゲーム配信の活動もしています。 息子もどんどん年齢も重ねていくことを考えると、ゲーム配信をこのまま続けていて、息子にとって明るい将来につながる部分

          【51】選択肢の背景に息子と孫の思い出:ゲームを教えて孫ができた(息子のYouTube活動の話題から考えたこと②)

          【50】息子のYouTube活動の話題から考えたこと①

          こんにちは。最近、息子との会話でYoutube活動について話したときに、いろいろ思い出が浮かんだことや、当時の思い出を今の自分の目線で観察して気づいた私自身の一面について、整理したいと思ったので振り返りながら書いてみます。 息子は、今現在は料理人として自立してくれています。その息子が、社会人になって三年目に入ったくらいだったと思います。 突然、「ユーチューバーになってもいい?」と私に聞いてきました。 私は「今の仕事の合間で、仕事に支障をきたさいならばいいんじゃない?趣味とし

          【50】息子のYouTube活動の話題から考えたこと①

          【49】自閉症の男の子とお母さんとの出会い

          私は、自分の息子が小さい頃は美容師として働いていました。 その美容室に1人の女性の方が来店してくれました。 その女性には自閉症の息子さんがいらっしゃいました。その男の子とお母さんとの出会いを書いていこうと思います。 その女性は、私が働く美容室にお客さまとして来店してくれたのが初めての出会いでした。 この時にお話しして、自閉症の息子S君がいることを知りました。 私がお会いしたとき、S君は小学校低学年でした。 私の息子アッキーは、小学校低学年では日本語がままなりませんでした。

          【49】自閉症の男の子とお母さんとの出会い

          【48】からすパンダ

          私は3歳と5歳の孫と過ごす機会を通して、私が子育て真っ只中の状況で同じ年齢だった息子と接していた時期を思い出し、記憶を重ねて改めて感じていることを振り返っています。 前回は、子どもは安らぎの中に包まれていて、大人たちから降り注がれる愛情をスポンジのごとくどんどん吸収しながら、社会性、人間性、協調性などを育む。そして、私の思う『慈しむ』は、愛情をこの上なく純度を高めて余分な部分を蒸発させ残った1滴、エッセンスオイルのような雫のイメージであり、それを子ども達に贈るものだとお伝えし

          【48】からすパンダ

          【47】子育てで「慈しみ」を注ぐ

          私には3歳と5歳の孫がいます。その二人の孫たちを通して、私が子育て真っ只中の状況で同じ年齢だった息子と接していた時期を思い出し、記憶を重ねて孫たちの成長を見守る中で、改めて感じることがあります。 私の中にあるイメージとして、子どもは安らぎの中に包まれていて、その安全な中で自由に動きまわる。そして、大人たちから降り注がれる愛情をスポンジのごとくどんどん吸収しつつ、自分(個)を作りながら成長していく。そして、その降り注がれたたくさんの愛情は、子ども達の中で細かく分解されて、社会

          【47】子育てで「慈しみ」を注ぐ

          子どもへの想い ―養育者として子どもに自信を贈ってあげたい―

          自閉症と診断された息子の子育てを通じて、『こころと身体の在り方』に向き合いながら過ごしてきました。noteに出会って、息子が調理師として自立したことを機に、これまでの子育てについて振り返りながら伝えたいことを書いてみようと挑戦してきました。 孫が生まれて、その子たちと接していると、自分自身が親の立場でいるときよりも幼少期の様子を観察しながら息子との思い出を振り返れていると感じます。 一般的な子どもの成長・発達の流れは…子どもの成長・発達について、一般的な成長では生まれてか

          ¥300

          子どもへの想い ―養育者として子どもに自信を贈ってあげたい―

          ¥300

          【46】寄り添う想いのチカラ:自閉症の子育てでつながった交流

          前回は、私の子育てを目にしていた人がきっかけでできた新しいミニ講座の話し手の経験とそこで知り合ったお母さん方とのご縁について書きました。今回は、そのミニ講座がきっかけで、同じように自閉症のお子さんを抱えるお母さんが私の美容室に来店してくれるようになったエピソードを書いてみようと思います。 そのお母さん、ここではAさんとお呼びします。Aさんは、とにかくおとなしい方で、いつも私が一方的に話をしていました。ご来店くださる度に、私は自分の子育て、私自身の話、そしていろいろな体験談を

          【46】寄り添う想いのチカラ:自閉症の子育てでつながった交流

          【45】日々の子育てを見てくれていた知人がくれた『新たな機会とご縁』

          前回の記事でも書きましたが、私は美容師だったこともあり、自分自身が美容で何かを作り上げたいという思いがありました。子育てしながらでも活動できるようにと、自宅を改装してサロンを開業しました。そして、開業して出会ったご縁についてのエピソードを振り返ってみようと思います。 ある日、知り合いのお米屋さんから「自閉症の母代表で話をしてほしい」と依頼されたことがありました。このお米屋さんは、身体に優しいお米を提供することに対して想いが強いこだわりのあるお店だったので、子供の健康で悩まれ

          【45】日々の子育てを見てくれていた知人がくれた『新たな機会とご縁』

          【44】『子育て&自分の夢&家族の母親役』

          29才で長男を出産し、もともと美容師だった私は自宅の一角を改装して37才の時に美容室を作った。 当時息子は小学2年生。 息子のことを気にしながらも、私自身の中に美容で何かを作り上げたいという思いが小さいながらもあって、美容室を開業しました。 今思うと、美容室を経営しながらの子育ては、ついつい息子に集中しがちな私の気持ちをいい意味で分散させてくれるきっかけになり、自分のメンタルバランスを保つために役立っていたように感じます。 美容室での施術の機会に、お客様からの相談事を聞く

          【44】『子育て&自分の夢&家族の母親役』

          【43】記事をきっかけに振り返っていて、息子が話す思い出にマイナスの受け止め場面が多いことに気づいた

          自閉症、とくに子育てに関連する記事を目にすると、自分が辛かったときの思いが甦るときもあります。だからこそ、記事を読んだりすると、そのお母さんたちに感銘を受ける。本当にすごい!!と思う。 今回拝見した記事では、自閉症スペクトラムという診断、加えて体の弱さもあり、この重なる辛さはお母さんの気持ちを思うと計り知れない。私には耐えられないとさえ思う。頑張っているお母さんもきっと辛くてどうしようもない時期があっただろう。 他の自閉症の養育者の方々の体験を見たり聞いたりすると、私が母

          【43】記事をきっかけに振り返っていて、息子が話す思い出にマイナスの受け止め場面が多いことに気づいた

          コロナ禍を経験した5歳児の発達に関する記事に触れてみて

          偶然、携帯を見ていたら5歳児の発達の遅れのニュースが目に飛び込んできました。内容は、コロナ禍において3~5歳児の発達への影響についてというものでした。 一般的に5歳児の発達は、社会性やコミュニケーション能力、理解力、記憶力といった著しく発達する時期で、養育者にとっても保育の面からもとても楽しい時期だといわれています。 掲載された記事によると、コロナ禍を経験した5歳児は未経験の子どもと比べて4か月程度の発達の遅れがあったそうです。一方、1~3歳でコロナ禍を経験している子供は

          コロナ禍を経験した5歳児の発達に関する記事に触れてみて

          【42】『考えてみよう』とする習慣

          前回までは、自閉症の息子は、いろいろなことを理解できていないと思っていたのが、コミュニケーションが取れるように成長してから、しっかり覚えていたことを聞いて驚いたことと、自分の中にある情報をうまく取り出せないのかもしれない…と私なりに思うように書きました。 今回は、内面の情報ということばで浮かんだ、私自身の内面にあるクセになっていた考え方について思い出してみようと思います。 息子が自閉症だと診断されてから、当時の私は気持ちがどん底まで落ち込んでしまったという感覚ありました。

          【42】『考えてみよう』とする習慣