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【50】息子のYouTube活動の話題から考えたこと①

こんにちは。最近、息子との会話でYoutube活動について話したときに、いろいろ思い出が浮かんだことや、当時の思い出を今の自分の目線で観察して気づいた私自身の一面について、整理したいと思ったので振り返りながら書いてみます。


息子は、今現在は料理人として自立してくれています。その息子が、社会人になって三年目に入ったくらいだったと思います。
突然、「ユーチューバーになってもいい?」と私に聞いてきました。
私は「今の仕事の合間で、仕事に支障をきたさいならばいいんじゃない?趣味としてだったら。」と答えました。

以前noteで書いていたように、確かに息子は幼いころからゲームは得意。そして、そのゲームがお友達を作るきっかけにもなってくれていました。

でも… 私はやっと社会人になった息子に対して、彼が好きなことに挑戦してみようとするのを、全面的には正直応援できていなかったかもしれないと今は振り返って考えています。

自閉症だと診断された息子の未来の可能性が少しでも拡がるように想いを込めて子育てに取り組んできたことには違いありません。それと同時に、息子に何かチャレンジさせるときは、ある程度予想できる世界に飛び込ませること、安全な選択肢の中から選んできたなとも思い出して気がつきました。

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私はカウンセラーとしての視点よりも、その前に一人の母として、息子の将来と息子が抱くやりたいことに対して『安全』とか『慎重に』ということも同時に加味した思いが、当時の考えにも影響していたと気づきました。
悔いているわけではありませんが、息子のやりたいこともしっかり応援してあげたい気持ちもあって、悩んでしまう…。

息子が高校生のときの進路選択でも同じように、息子は「僕は、調理師を目指そうと思っている。でも、ゲームのプログラミングにも興味がある。だから、そっちの道も考えてもいいかな?」と話してくれた。
その息子の意見を聞いて、私には真っ先に、息子が都会に出ていくことへの不安がよぎった。そして、息子の相談に対して、私は地元に調理師の専門学校があるからどうかと提案しました。
都会に出て一人暮らしができるかしら? 
確かに高校では友達も出来て、学生生活もそこそこ楽しんではいた。
でも、自閉症だと診断されたことがあった背景への心配が拭い去れませんでした。

さらに遡ると、小学校3年のときの出来事。主人が仕事で転勤することになりました。その時も、息子を転校させるということが考えられませんでした。なので、主人には単身赴任をお願いしました。どうしても、転校先でイジメの対象になったりするかも??とかが無意識に浮かんでいた気がする。

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これまでの息子の子育てについて振り返ってきた中では、息子が学生生活の時代は『可能性を拡げてあげられるように』と積極的な考え方で子育てに向き合っていた実感がありました。でも、今回は社会人として自立した息子の世界が拡がっていくことに対して、私自身は母親としての気持ちが先に立ち、不安を前提とした発言をしていた自分にはっとしました。
このことがきっかけで、子育てのときに息子の将来に関わる大きな分かれ道では、保守的な提案をしていた様に感じられる自分の姿の思い出が浮かんできました。

子育てに対して不安な気持ちから、前向きさが小さくなっていたかもしれない自分の一面が感じられて少々気持ちが沈んできたので、ここで記事を一区切りにしようと思います。
一休みしてから、続きを書き起こしてみようと思います。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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