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ホメオパシーってあやしいものなの?    

「ホメオパシーをやってると言えない。」
という話を時々聞きます。
その理由は
「怪しいと思われる」
というのが一番のようです。
まだまだ知名度の低い日本では仕方ないのかもしれません。

200年以上にわたり、世界中でホメオパシーが利用されています。
なのになぜ???
を今回は見ていきたいと思います。


世界のホメオパシー

ホメオパシーは世界中で2億人が日常的に利用しているそうです。
WHOの調べではヨーロッパをはじめ、80カ国以上で利用されているとも。
その中には、医療として当たり前に使われている国や、ドラッグストアや薬局などで自由に買えるけど保険は適用されていない国や、日本のように民間療法として利用者がいる国もあります。

欧米では王室や皇室、大富豪や高学歴者の利用が多いようですが、逆に南米やアフリカなどの国ではレメディの価格の安さや安全性と利用のしやすさから低所得者層での利用が多く見られるのが面白いところです。

ドイツやフランス、イギリスなどヨーロッパ各国のプロスポーツリーグでホメオパシーを利用しているところも少なくありません。
ちょっと古いですが、ベッカムやルーニーがホメオパシーを利用し、怪我の治癒がホメオパシーによって早まり、間に合わないと言われていたW杯に姿を見せて驚かせたのは有名な話です。
世界でプレーしている日本人のサッカー選手などはホメオパシーを利用した経験があるのでは?日本でも使っていないのかしら?と思っています。

こんな時はホメオパシーではアーニカ Arnicaというレメディを使います 


これってホメオパシー?

私が日本に帰ってきてすぐの頃、驚いたことに「ホメオパシー」という言葉を使った瞬間に「霊を取り除くものですよね!」と何度か言われたことがありました。
一度ではなく、何度か聞いたということは、そういう認識の人が他にもいるのだということです。
そんな話はイギリスでは一度も聞いたことがなかったのでとっても驚きました!

その中には「レメディは般若心境を唱えてから口にするものだと言われてそうしている」というのもありました。

これではホメオパシーが怪しいと言われても仕方ないかもしれません。

ご安心ください!
ホメオパシーはそんなあやしいものではございません!(笑)

そもそも、ホメオパシーができたドイツに般若心経はありませんので、お経は唱えなくてもレメディは利用できます!

ホメオパシーは、レメディを使い、ヴァイタル・フォースに働きかけ、人間全体の調和をとることで心も体も、生きることまるごとを楽しく、幸せで、健康な状態に導く療法だと私は理解しています。

そんなあやしい療法を英国の故エリザベス女王がセルフケアに、
さらには主治医として使うと思いますか?
「女王陛下がホメオパシーを使うことを日案する声もある中、
とても健康的に90歳をお誕生日を迎えました。
実は、王室は何世代にもわたりホメオパシーを利用しています。」
(London Weekly News 2016年4月25日の新聞記事より)


ホメオパシー反対派の意見

世界で「ホメオパシーはあやしい」と思われてないかというとそういうわけではありません。
もちろん、日本の上記のようなのとは違う「あやしさ」を問われます。

それは「エビデンスがない」とか「水のようなもの、何も入っていない砂糖玉を摂って何の意味があるんだ?」と言った意見です。
そう言われてしまう原因は、ホメオパシーは原物質が検出できないくらい薄めてレメディーを作りますし、西洋医学の薬のように風邪にはパブロンと言った具合に、同じレメディーを全員に与えたところで結果が出ず、個別の症状に合わせてレメディを選ぶことでやっと結果が見られる療法だというのが主な理由かと思います。

確かに、今まではそうだったかもしれません。
しかし、今やっと科学が追いついてきて、人体、動物、植物や土壌や海水などにホメオパシーを利用した多くの研究が行われ、エビデンスを数値化したり、メカニズムを解明するような論文が発表されるようになってきました。
私自身、昨年はその研究者たちが集まる会合に参加し、3日間たくさんの発表を聞き、ドキドキ、ワクワクが止まらない経験をしました。

興味のある方は、以下のリンクより多くの研究が見られます。

私が翻訳して上映をしているホメオパシーのドキュメンタリー映画「Just One Drop]にもご出演の
HRIの業務執行取締役のアレックス・トーニエさんと最高責任者のレイチェル・ロバーツさんに囲まれて

1799年にドイツで流行った猩紅熱の治療に成功してからというもの、ホメオパシーは医療の中心になりました。
1844年にアメリカでは、ホメオパシー医学会を模して医師会が作られ、ホメオパシーへの弾圧が激しくなっていき、多くのホメオパスが業を営めなくなってしまいました。
この時から、今もなお続いているのが医師会や製薬会社、そこに関係する政治や投資家、大企業からの大きなお金の絡んだ力の影響があることもホメオパシーのドキュメンタリー映画Just One Dropという映画の中でレイチェル(上の写真の左にいる女性)が話していました。

インターネットで検索したりすると悪い噂が出てきてしまtたり、良い情報が表に出てこなかったり、消されてしまったりするのもそのせいなのかもしれません。


200年以上続いているのには理由がある!

今まで200年以上もの間、幾度となく襲いかかる逆境に耐え、今もなおホメオパシーは多くの国によっては医療または補完療法などとして長年使われてきているのはなぜでしょう?

それは、確実に効果を感じる人がいたり、恩恵を受けた人が山のようにいるからではないでしょうか?
私も、私の母もその一人です。

利用している方たちが効果を感じ、実際に苦痛や苦悩から逃れたり、人生や生活が一変し、楽しくしあわせせで健康になったりするのを体験しているからに他なりません。
本当に効かない、使えない、期待を裏切るようなものだったらとっくの昔になくなっていると思うのです。

特に、世界中のママたちの間ではホメオパシーへの信頼は高く、家族の健康維持にホメオパシー が役立てられています。
医療としてのホメオパシーが弾圧された時代でも、家庭の中にホメオパシーのセルフケアが残っていたためにホメオパシー が生き残れたという話もあるほどです。

200年を超える叡智をまとめたのがこちら「ホメオパシー のくすり箱」
セルフケアの教科書として一家に一冊をイメージして書きました


あやしくないホメオパシーに出会って、体験しよう!

怪しいか怪しくないか、効果を感じるか感じないか、それはやっぱり自分で試してみてもらうのが良いと思います。
レメディーを使ってみる?と申し出ると、「そんなあやしいもの使えない」とか、「俺はそういうのいいから」とよく言われてしまいます。
知らないなら仕方ないのですが、使ったこともないのに「効かない」とか「意味がない」とか言われるのはちょっと納得いかないと思うのは私だけでしょうか?

利用してみようと思った時、気をつけなくてはいけないことがあります。

自分でセルフケアとして使う場合は、レメディキットを使うことが多いと思います。
そこに入っているレメディは36種類とか42種類とか言った限られた種類で、さらには 30Cという使いやすい強さに統一されてパッケージされています。
ホメオパスが使うレメディの種類からいえばほんの一握りです。
この中で効果を感じられないからと言って、ホメオパシー がダメだと思わないで欲しいのです。
お手元にないレメディが良い場合や、ポテンシーというレメディの強さを調節して
利用しないといけない場合も多々あるからです。

また、ホメオパスに診てもらう時、一人が自分と合わないからと言って、「ホメオパシーは良くない」「信頼できない」と思うのも残念に思います。
あの医者は優秀だけど、こっちの医者はヤブ医者だということがあるように、ホメオパスにも様々な人がいます。

基準のない日本では、教育機関によりカリキュラムは様々ですし、国によっても教育方法が異なります。
広い世界には、テストや論文やレポートなどの課題、そして実際の症例実習なしにお金を払えば卒業できる学校ももしかしたら存在するかもしれません。
さらには、学んだ人それぞれに理解の差があることも忘れてはなりません。

友達を選ぶのと同様に、ホメオパスを選ぶのも、信頼ができる自分とフィーリングの合う人を探すのが重要だと思います。
一生自分に伴走してもらいたいと思えるホメオパスに出会い、お願いすることができれば最高ですね。

ホメオパシーをあやしいと思ったら、もしかしたら話を聞いた人、読んだ文章、または自分が体験したホメオパシーがよくなかったのかもしれません。
ホメオパシーに関する誤解が解け、ホメオパシーと仲良しになってもらえたら嬉しいです。

ホメオパシーの連載は、毎月第3火曜日に更新予定です。
次回もお楽しみに!
Madoka Fujita SDSHom

追伸:第1火曜日はナチュラルライフのエッセイを書いていますので、こちらも合わせてお読みください。