”自ら学ぶことが重要”と、いうことで、畑はじめました。
AICに通って早10ヶ月。言わずもがな、農業は奥深い。
生育の経過を1年間追うことによって、なぜ現状この状態になっているのか、考察を先生とするわけなのだが、如何せん変数がたくさんあり、問題や原因を特定することがすごく難しい。
聞けば納得するし、なるほど、と感じるけれど、それを自分で特定しようとしたら、皆目見当もつかない状況になるだろうな、とも思う。笑
やはり、自分の手で作ってみることが大事だなぁ!
というわけで、畑はじめました!
『畑や育てようとしている作物にどんな特性があるのか、レッツ自由研究!』が今回のテーマです。
現状、畑に蔓延る葛を処理しながら、いくつか作付けをしています。
なので、①葛について ②オリーブ ③小松菜(自家採種用)について研究をしてみました!!
やはりこれからは自分で自分の食べ物を作れるよう、できる限り自給したいということで、自家採取をすることにしました。
また、食べたいもの、景観が美しいものを育てたいと思い、この作物を選びました!
1. 葛について
蔓延ってしまった原因、それは1年半耕作放棄地だったためです。
でもやったの1年半でこれだけ蔓延るのか、というくらい存在しているので、生命力の強さを感じます。
【葛(Pueraria)プロフィール】
・マメ科(マメ科の根は血行促進!)
・開花時期:8/15-9月末頃
・大和国、奈良県の国栖という場所が葛粉の産地であったことから、命名。
・秋の七草のひとつ。
・つるの繊維部分は葛布(静岡県掛川市が有名)の原料。根には多くの澱粉を含んでおり、葛粉も取れ、葛餅の原料となる。
・葛根湯でお馴染みの薬用植物としても使用され、解熱や咳止め、風邪などの症状に効果的。
・まわりの木々をつるでおおってしまう程の生命力。ひと夏で10mぐらい生長する。
というわけで、非常に生命力が強く、地下茎の植物であることから、中々手強い雑草とみなされていますが、色々な用途で使用できることも事実。
葉は湯がいて食べ、花は乾燥して二日酔いの薬に、茎は茹でて発酵させてから糸状に裂いて繊維に、根は砕いて水に何度も晒してご存知の葛粉に。
と、捨てるところがないほど。日本書紀にも記載があるほど古くから日本人の生活に深く関わり、親しまれてきたそうです。
さらに調べていくと、
内分泌系の補助、血管拡張、神経の安定に有効な数多くのフラボノイド類、肝機能の向上や血圧の安定、動脈硬化予防に良いとされる10種類以上のサポニン、皮膚粘膜の強化となるアラントイン、コレステロールの調整に役立つβ-シトステロールなど、スーパーフードと言っても良いくらいさまざまな健康成分が詰まっていました!
さてこれから、どう活用していこうか?
取り急ぎ、無駄にしないよう、葛の根を使って、クリスマスリースイベントを開催することに決定!さらなる活躍をさせるために試行錯誤していきます!
2. オリーブ
【オリーブのプロフィール】
・モクセイ科
・常緑樹(樹木が一年中落葉しないで緑であること)の高木(幹が木質で堅く、直立して三メートル以上になる木)
・太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好き
・開花時期:5~6月
・オリーブの葉は、ポリフェノールや鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれ、美肌や健康効果があると言われています
【オリーブの栽培環境】
・日当たりのいい、風通しのいい場所
・温暖な気候を好むので、年間の平均気温が15~22℃程度の場所で露地栽培が可能。しかし、短い期間ならマイナス10℃くらいの寒さにも耐えられる。
・オリーブは過湿に弱いため、水はけ(排水性)の良い土に植える。
・オリーブは温暖な地域で育つ植物なので、乾燥には強い。しっかり根付けば定期的な水やりは必要はないが、花芽分化する冬と結実期は水を切らさないように注意!
【オリーブのスケジュール】
①植え付け:真夏と真冬を避ければ通年OKだが、3月中旬~5月中旬が適期。植え方のポイントは、移植する際元々地面から出ていた部分には土がかからないように、深植えにしないこと。風で苗が揺れると根付きが悪くなるため、支柱が必要。竹の支柱を拾ってきて立てました。
②適果の適期:6月~7月上旬。実が大きくなるにつれて、自然に落ちる実が出てくるが、これはその株に見合った数の実を残し、しっかり成熟させるための「生理的落果」なので心配無用!通常、残る実は花の数の一割程度。中型~大型の実をつける品種では、適果を行って数をさらに減らすと、その品種本来の大きさの実に育つ。実がブドウの房のようについていると、それぞれの実が大きくならないので、大きい実を残して、小さい実を指である程度摘み取ること!
③剪定・切り戻し:オリーブの実がつく、つかないは剪定次第。その年の春から初夏に伸びた新梢に、翌年花を咲かせて実をつけるため、剪定の時になるべく新梢を残しつつ、混み合ったところを中心に剪定することが大切。
重なり合っている枝、下向きの枝、内側向きの枝、平行に出ている枝、ひこばえ(根元から脇芽のように出だ枝)は、必ず切ること。
また、オリーブの木を若返らせるには強剪定が効果的。重く茂りすぎた木は、思いきって太い枝の部分で切り戻す。強剪定の翌年は実がつかないが、2年目には元気な枝がたくさん出て形も整い、実もぐんとつきやすくなる。
目安は、光も風も良く通る、小鳥がすり抜けられるくらいの枝ぶり。
④開花:オリーブは5月中旬~6月上旬頃、白や黄白色で直径5㎜くらいの、小さくて可愛い花をたくさん咲かせる。咲いている期間は1週間程度。花粉は主に風によって運ばれるが、開花中に雨に濡れると花が落ちたり、花粉が飛ばなかったりして受粉できないことがある。
⑤収穫
オリーブは同じ品種の花粉では受粉しない「自家不結実性」という性質がある。実をつけさせたい場合は、2品種の栽培をおすすめします。なお、自分の花粉でも受精する「自家結実性」の性質がある品種もある。「自家結実性」のある品種でも、他の品種の花粉があると、実つきはさらに良くなる。
というわけで、オリーブの特性でした!今は上記の教えを守って、10本ほど植えています。沢山実がなってくれるといいなぁ!
オリーブはこの後、オリーブはオイルにしたいと考えています!
3. 小松菜
【小松菜プロフィール】
・アブラナ科
・東京の小松川(現在の江戸川区)に由来しているそう。江戸時代、将軍に気に入られ、土地の名前がつきました。生粋の江戸っ子!
・小松菜は、冬野菜で寒さに強く、1~2度霜が降りた後のほうが甘みが増し、葉も柔らかくなって美味しくなる。11月〜3月初旬が旬!
・栄養価:緑黄色野菜で、β-タカロテン(抗発ガン作用や免疫賦活作用)や体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがある。カルシウムや鉄分においては、小松菜の方がホウレン草よりも多い。
【小松菜(つけな類)の栽培環境】
・生育適温は15~20℃。耐寒性の強いものや春まき出来るものも多いので、秋・春に種をまいて栽培が出来る。※真夏は虫害が多く不向きで、春よりは秋に栽培したものの方が育てやすく品質も良くなる。
【小松菜の自家採種】
①自家採種には、10〜20株ほど必要。
②収穫せずにそのままにしておくととうが立ち、アブラナと同じ黄色い花を咲かせるの。霜が降りる前に、密植させて冬をみんなで越せるように根元まで土寄せして踏み固め、凍害を防ぐ。
③全体の7〜8割まで黄変して、鞘を割って種が褐色になっていれば刈り取り可能。鎌で根元から刈り取って、3~4日干し十分に乾燥させる。
④桶やバケツの中に乾燥した莢を入れ、叩いたり踏んだりして鞘を割って種を取り出し、風でゴミを飛ばす。日光に当てると急激に水分が無くなり、種が割れることがあるため、風通しのよい日陰で2~3日乾燥させる。乾燥低温状態で保存すれば、3年程度は高い発芽率を維持できる!
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たった3品目でもこんなに基本情報が!自由研究、楽しいですね。
これからは環境を整えてあげることに徹しようと思います。
また、どのような経過を辿ったかまたシェアできればと思います!
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