【雑記】思い出を残しておくということ
なぜ書かなかったのか私は中高一貫校の出身なのだが、私の学校では高校受験の代わりとして学生に卒業論文/制作を課していた。そこで私は当時ハマっていた京極夏彦に憧れて、上田秋成『雨月物語』の『夢応の鯉魚』という作品を翻案した小説を書き、学内でそれなりに良い賞を取った。今までの人生の中で多分一、二を争うくらい頑張って、嬉しかった瞬間でもある。
ただ、書き終わって改めて自分の作品を振り返ってみると上手く書けていないところにばかり気がついて嫌になってしまった。美しい文章、鋭い批評、ユニー