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私は何者?という長年の問いへの考察
私ってなんなんだろう?なんで生きてるの?私の存在価値って何?この世界の何かの役に立ってる?誰に必要とされてるの?中学生の頃も高校生の頃もこんなことばっかり考えていた。完全に暇だったんだなと思う。そして、守られていた。とてつもなく大きな安心という箱の中にいた。だからこんなことを考えられていた。
私は何者?私ってなんなんだろう?って考えられるのは[暇で守られているから]だなと思う。暇だしちょっと自虐的な自分に酔いたい。誰かのせいにもしたい。そんな感じだった。それからかれこれ20年ちょっと、、今はそんなこと言ってられない。それでも実は今もちょっとは考えるけど、そんなことよりいつも目の前には現実がある。毎日の日々のこと。自分のこれからのこと、どうやって生きていくか、どうやっていきたいか。時間はみんな同じスピードで過ぎていくのに、自分だけこの世界に置いていかれるような、そんな感じになる。
そういえば、ここ最近ずっと息苦しい。息をするのが苦しい。外に出る時も仕事をする時も、マスクをする。これが新しいスタイルになった今、毎日息苦しさを感じている。私もあなたも。でも、ふと思ったのだ。この息苦しさはいわゆるマスクのせい、マスクだけのせいなのか?違うと思う。うん。違うと思う。じゃ、なんだろう。
この息苦しさは何?
それは自分が何者かを自分で決めるのを怠っている苦しさ。
ヒルトンホテルのオーナーの話。
言わずとしれた世界のトップホテルグループのオーナーヒルトンさん。ヒルトンさんのお話で私の大好きな話がある。元々ベルボーイだったヒルトンさん。ベルボーイだったヒルトンさんはホテルオーナーになったのだ。まじですごい。いつ聞いてもそう思う。ある日オーナーになったヒルトンさんに、記者がこう質問した。
記者:「ヒルトンさん、どうしてベルボーイがホテルオーナーになれたんですか?」
ヒルトンさん:「違うんですよ。記者さん。ホテルのオーナーがベルボーイから始めたんですよ」
ホテルのオーナーがベルボーイから始めた。
決めていたんですね。ヒルトンさん。自分が何者かということを。自分はホテルのオーナーなんだと思ってベルボーイをするのと、ベルボーイ止まりです。所詮、、と思ってベルボーイをするのは全く違う。
ヒルトンさんみたいに自分が何者かを自分で決めたい。
そう思っている。私は愛される女だということも、大切にされる女だということも、愛おしい存在であるということも、ステキな女であるということも、まだまだ可能性があるということも。才能に溢れているということも。色気があるということも。どうしても会いたくなる存在なんだってことも。最高にいい女なんだってことも。そして自分のことと同じくらい誰かのことを大切に思える女なんだってことも。