最高だった京都音楽博覧会2020を振り返る
少し日が経ってしまったけど、京都音楽博覧会2020について個人的メモ。
例年は京都の梅小路公園で行われている京都音博だけど、今年は京都にあるライブハウス「拾得」から配信で行われた。4月からいくつか配信ライブを見てきたけれど、特に素晴らしくて大満足だったので書いておこうと思う。
まず、こちらがセットリスト。
★岸田繁楽団
Main Theme / 岸田繁楽団
島唄 / THE BOOM
ひこうき雲 / 荒井由実
白い光の朝に / 平賀さち枝とホームカミングス
ドンじゅらりん / 岸田繁
琥珀色の街、上海蟹の朝 / くるり
ブレーメン / くるり
1984 / andymori
Santa Lucia / ナポリ民謡
Ending Theme / 岸田繁楽団
★くるり
愉快なピーナッツ
さよならリグレット
京都の大学生
Liberty&Gravity
益荒男さん(新曲)
潮風のアリア(新曲)
虹
鍋の中のつみれ
太陽のブルース
トレイン・ロック・フェスティバル
東京
ロックンロール
怒りのぶるうす
Tokyo OP
ブレーメン
キャメル
宿はなし
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開演してまずは岸田繁楽団、オリジナル曲「Main Theme」は三部構成の組曲のような感じになっていた。様々な楽器から発せられる音の重なりがとにかく美しくて、楽しい感じのメロディーが良かった。
そして、ユーミンさんの名曲「ひこうき雲」にまず心打たれた。ゲストボーカル、畳野彩加さんの歌声が曲に合っていて凄く良くて、また歌詞の深さ、儚さにも改めて気づけた。
「琥珀色の街、上海蟹の朝」は去年ライブでも聞いたけれど、今回は特にハモりが綺麗で良かった。CD音源と同じ、UCARY & THE VALENTINEさんのコーラスは、これが本家か、と思った。まさに聞きたかったハモり。
さらに最高だったのが「1984」。ゲストボーカル小山田壮平、岸田繁アレンジの演奏が、ノスタルジーを残しつつも壮大で素晴らしかった。
すごく幅広い選曲で岸田繁楽団は全10曲、最高のパフォーマンスだった。
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続いてくるり、「愉快なピーナッツ」から始まった。ライブで聞いてみたい曲だったし、演奏のグルーヴ感が最高で、個人的に大興奮のスタート。
「京都の大学生」は、B面の中でもかなり好きな曲なので、今回聞けて嬉しい。ハンドマイクで歌う岸田さんも格好良かった。
また、新曲が2曲披露された。まず「益荒男さん」は詞も曲もユニークで面白くて、風刺や皮肉も交えている感じが良いと思う。「潮風のアリア」はとにかく歌詞が良い。切なさや懐かしさのある、岸田さんならではの美しい詞だと思う。これからじっくり聞いていきたい。
初期の名曲「虹」,「東京」はまさにギターロックのグルービーな気持ちよさがあり、さらに定番曲「ロックンロール」は、ギター松本大樹さんのアウトロのソロが素晴らしかった。
最後は、くるり3人体制での「ブレーメン」,「キャメル」,「宿はなし」。これらは昨年のツアーでも聞いたけどやはり良い。
くるりは全17曲。サポートのドラムBOBOさん、キーボード野崎さん、ギター松本さんも含めて6人の演奏が最高で、特に後半は好きな曲ばかりだった。
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京都音博2020全体を振り返って、何より音がすごく良かったし、何度も見返せるのは配信ならではの良さだと思う。くるりの曲はこれからも聞き続けるだろうし、また生のライブにも行きたい。とりあえず視聴可能な日曜まで、この配信を何度も見ようと思う。
最後に、演奏された中から何となく曲紹介。
(僕が去年行ったツアーの「Tokyo OP」、ドラムはクリフ・アーモンド。生で聞いていて痺れた演奏です。)