間違えること前提なら、穏やかに過ごせるー『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』ロルフ・ドベリから学ぶー
52種類もの様々なバイアスについての内容と対策法を、わかりやすく端的に紹介してくれている本です。
「穏やかに生きていく」を自分の価値観としている私にとっては、
参考になる事がたくさんありました。
今回も斎藤先生がお勧めしているOUTPUT方法、「引用ベスト3」というやり方でやろうと思ったのですが、
たくさんある場合、無理に3つに絞る必要もないかなと思いました。
ということで、今回はベスト5でやってみます。
大事だと思ったことなんだから、ちゃんとアウトプットしておいた方が、
読んでくれている方にとっても、自分自身にとっても、
いいことになるんじゃないかなと思いました。
ちなみに「引用ベスト3」のやり方はこちらの記事に書いています。
ではさっそくいきましょう。
『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』引用ベスト5
読んだのはこの本。
第5位
よく覚えているからといって、そのことがよく起こっているいるとは限らない。
「あの人はいつも〇〇だよなあ」
「どうせいつもこうなんだよ」
と、つい思ってしまうことはあるけど、
「本当に?」
と、自分に聞き返して確率計算する癖をつけようと思った次第であります。
第4位
これね、言っていることはよくわかる。確かにその通り。
ただ実践するのがかなり難しい。
理由は2つ。
一つ目は、役に立つか立たないかの判断が難しいこと。
二つ目は、何もしないを決断すること自体が相当難しいこと。
どちらも不安が難易度を上げていることは確か。
ではどうやってこの知識を役立てたらいいのだろう?
まずは
「状況がよくわからないときは、何もしないがベターな選択肢になる」
このことを知っているだけでいいと思いました。
投資では使える場面がたくさんありそうです。
次に
「何もしないことへの不安が大きすぎて耐えられなかったら、とりあえず小さく行動してみる」
これが現実的かなと思います。
多分失敗することの方が多いと思いますが、ダメージは最小限に抑えられますし、小さな失敗なら大きな失敗よりも学びを得やすいです。
小さな失敗を繰り返しているうちに、
「何もしないことも試してみよう」
と自分で納得できようになるかもしれない。
そんなイメージを持ちました。
第3位
ゾロサークルみたいな言葉で同じことを何処かで見聞きした気がします。
学生の頃や仕事を始めたばかりの頃は、自分に何ができて、何ができなかったか分かってなかったなあと、思い出しました。
「できません」ということに恐怖していた自分を思い出します。
それがどれだけ周りに迷惑をかけ、自分が損をしていたか。今なら嫌というほどわかりますが、当時はそのことに気づきませんでした。
昔の自分に教えてあげたいことだったので、特に印象に残りました。
第2位
失敗をそんなに恐れることはない。そのことに改めて気づかせてくれる文です。
やってしまったら取り返しがつかなくなること以外は、そんなに考え過ぎなくていい。こう考えると随分楽になります。
車の運転なら、ぶつけることだけ気をつけていれば、初心者だろうが、ゆっくりだろうが、知らない街だろうが運転はできます。
包丁なら、手を刃の前に持っていかなければ、とりあえず怪我はしません。
本当に大事なことを考えるために、他のことは考えない、あるいは失敗を許す。
この考え方は穏やかな生き方のヒントになるので、とても好きです。
第1位
分かっていてもなかなかできないけど、できるようになりたい考え方です。
「自分が間違っているとしたら?」と仮定して考える。
これができたらかっこいいなあと思いました。
できるようになるために、間違いを認めて訂正できる人に憧れをもつことにしました。
自分の考えに固執しない。
間違っていたらあっさり訂正する。
自分とは違う考えをする人の話によく耳を傾ける。
自分をさらに成長させて、穏やかな生き方や考え方をしていくために、
今年取り組んでみようと思うことでした。