見出し画像

「移住・中抜け・お昼寝」を駆使!子供も仕事もコミットしたい ベンチャーで働く父たちのリアル

多忙で生活リズムも不規則なイメージのあるベンチャー企業。社員の子育て事情はどんな感じ?

ITベンチャーである株式会社DUMSCO社長・西池とエンジニア二人は子育て真っ最中の父親でもある一方で、プライベートの話はあまり詳しく聞いたことがなく……
せっかくなのでパパ3人で子育ての悩みや仕事との両立方法などなどについて語っていただきました! 
育児に肩書きは関係ない!ということで膝を付き合わせて(オンラインだけど)語り合ってもらったら「会社も子供も健やかに成長させていく」ためのヒントがたくさんありました。

出演者

西池さん:DUMSCO社長。4歳と1歳の二人の娘を子育て中。熱海に移住してオフィスのある東京と行ったり来たりする生活を送っている。

二児の父でもある西池社長。熱海と東京の二拠点生活中。

柴田さん:エンジニア。昨年長女が生まれたばかり。夜泣き対応が大変だったという噂。たまに抱っこしている娘の頭がzoomに映り込んでいる。

長女が生まれたばかりのエンジニア柴田さん。出産時には里帰り出産に帯同してリモート勤務も。

佐藤さん:エンジニア。4歳と0歳の二人を子育て中。長野に移住して家族との時間が増えたらしい。

二児の父でもあるエンジニア佐藤さん。長野に移住してフルリモート中。

子育てしながらベンチャー勤務。一日はどんなスケジュール?

ーみなさんの子育てと仕事の一日のスケジュールはどんな感じですか? 柴田さんは昨年夏に第一子が生まれたばかりですよね。赤ちゃんを育てながらの在宅勤務は大変そう…普段の様子をお聞かせください。

柴田:日中に作業時間を確保をする日だと、午前中は9時くらいから近所のカフェでまとめてコーディングなどの作業をして12 時ぐらいに帰宅、そのあとは子供を見ながらweb会議に参加するパターンが多いです。

ーー外で作業するんですね。

柴田:コーディングは子供を見ながらじゃなくて一人で集中したいので、そういう時は家の外で作業時間を取るようにしてます。その間は妻が子供を見てくれています。

自宅では作業部屋で仕事をしていて、会議の合間の時間はこまめに子供の面倒をみるようにしています。夜は子供を20時頃にお風呂に入れて21時台に寝かしつけ、その後仕事を再開して23時くらいまで作業する場合もあります。

生まれたばかりの娘を抱っこしながらmtgに参加することも

ーーリリースが迫ってる時や、お子さんの都合によってもスケジュールは変わりますか?

柴田:仕事が立て込んでいるときは深夜2〜3時までコードを書いて、朝は9時〜10時あたりから始動、日中に昼寝を挟んでリカバリーするようにしてます笑 20分程度の昼寝を導入したらだいぶコンディションが改善されました。

子供が生まれたばかりの頃は夜泣き対応など夜なかなか眠れない時期が1ヶ月半ほどあったので、そのタイミングは西池さんに相談してタスク量を調整してもらっていました。
最近はお腹がすいた時以外は起きずに寝てくれるようになったので、夜間の子供対応は少なくなりました。

お昼寝の偉大さを熱弁してくれた柴田さん

ーーお昼寝いいですね!フルリモートだからこそできる回復スタイルです。西池さんは熱海に移住されているので、熱海からリモートの日と東京滞在の日と2パターンあると思いますが、仕事と子育てはどんなスケジュールでこなされていますか?

西池:今日は熱海にいる日なので、いまちょうど上の子の幼稚園のお迎えから帰ってきたところです笑  

月火水は東京に滞在、木金は熱海からリモートと決めていて、家にいる時は幼稚園の送迎は僕の仕事です。
送迎の時間はちょっと長めに1.5時間予定をブロックしておいて、移動や待ち時間の時に連絡を返したり資料作成に充てつつ、子供の対応優先でフル稼働します。パワフルな子なので僕も全力です。

ーー1.5時間って結構長めですね。

西池:幼稚園の友達と帰る前に遊んだりしてるんですが、僕も娘の友達になぜか名前を覚えられてて、「なりよし!虫取りいこ!」なんて誘われて一緒に遊んでます。そういう時間もあるのでちょっと長めに取ってます。

幼稚園の行事にも積極的に参加しているという西池社長

ーー社長も熱海の幼稚園では虫取りおじさん扱いなんですね笑

西池:都内の幼稚園や公園だと他の子と遊ばせるのにも色々なルールや暗黙の了解があったりして、気を遣うことがすごく多かったのですが、熱海の園はおおらかで良いです。
クラス全員と先生も交えて広い園庭で遊んでから帰ってくるのがルーティンになっています。
東京にいる時は泊まりになるので子供には会えないので、そのぶん熱海にいる時は全力でやります。

ーー熱海と東京の行き来は大変ではないですか?

西池:むしろ、仕事への良い影響が大きいと思っています。「東京にいるのは週にこの日だけ」と最初から決めてしまうことで無駄なミーティングも減りますし。「ずっといる人」になるよりも「レアポケモン」になったほうがいいです。
東京にいると遅くまで目が冴えて、つい仕事してしまいますが、熱海では日が沈むと眠くなり鳥の声で目覚めるような生活リズムに切り替わるので、質の良い睡眠で英気を養えているな〜と感じます。

熱海移住は子育てにも仕事にも良い影響ばかりとのこと

ーー佐藤さんは長野からリモートされていますが、1日のスケジュールはどんな感じですか?

佐藤:4 歳の娘と 0 歳の息子がいるのですが、私も上の子の保育園の送迎は毎日しています。
8 時ぐらいに起きて子供にご飯を食べさせて、車で園まで往復 20 分したあとに仕事に取りかかります。仕事中は基本的に妻が下の子を見てくれているので集中して作業できています。夕方に私が上の子のお迎えに行くので中抜けして、その後も少し作業をしてから18時半くらいからみんなでご飯を食べ、子供達をお風呂に入れたりしていたら20時とか21時になっちゃいます。
寝かしつけをした後に仕事することもありますが、一緒に寝落ちしちゃうことも多々ですね…。

西池・柴田:(深く頷く)

ーーみなさんめっちゃ頷いてますが、「寝かしつけ後に仕事したかったのに寝落ち」はあるあるなんですね。

西池:これはありますね。

柴田:深夜1時にハッ!って目が覚めて、その後仕事するか寝るか迷うまでがあるあるです笑

子供がいる家での在宅勤務。集中時間と場所の確保は?

ーーみなさん日々奮闘されている…! お話を聞いていると、送り迎えやお子さん対応のために気軽に仕事を「中抜け」できるというのはかなり大事そうですね。DUMSCOはフルリモート・フルフレックスOKなのと、わりとみんなご家庭の都合でサクッと中抜けできる空気があると思うので、そこは子育てにはプラスに働いてますか?

柴田DUMSCOで働きながらの子育ては結構やりやすいと思ってます。いま妻は子供を産んだばかりなのもあって家にいてくれているのですが、自分が毎日出勤しなければいけない企業に勤めていたら、常に妻に日中の子育てタスクを任せなければいけなくなってしまうと思うので、今の環境はありがたいです。

ーーお子さんがいる家で仕事をするとなると、子供を見られるから安心という面はありつつ作業に集中できる環境作りが大変なのでは? とも思います。柴田さんは集中したい時はカフェに行くと仰ってましたが、西池さんは東京にいる日はガッツリ仕事して、熱海にいる日は子供も見ながら働くという切り替えをしている感じでしょうか?

西池:まさにそうです。僕としては「実際に顔を合わせないとできない仕事」ってそこまで多くないと思っているので、さらに熱海リモートの日を増やしたいなと思っています。家族と一緒にいる時間を増やしながら、リモートでもクリエイティブな仕事をしていくというのが今の僕のチャレンジですね。

ーー社長のそのスタンスは社員にとっても日本のこれからの働き方にとってもいい事例になりそうです。佐藤さんはどのように集中する時間や場所を確保していますか?

佐藤:たまに近所のカフェ兼コワーキングスペースに行ったりします。私が住んでるのは長野の中でもそんなに栄えてない所なんですが、最近はそんな場所ができて結構利用者も増えてます。

ーー移住とリモートワークが普及してきた結果ですね! 佐藤さんはそもそも長野に移住してお家が広くなった結果、占有できる仕事部屋も作れたと聞きました。

佐藤:そうなんです。それがめちゃくちゃ大きいです。都内のマンションから長野の一軒家に引っ越してみて、自分も家族も「広さってこんなに大事だったんだね…」って実感しました。寝室とも子供がいる部屋とも切り離された空間があるというのは、仕事に集中する上ではとても大事です。

長野の佐藤家。子供も家で走り回れるようになって嬉しそうとのこと。

西池僕も東京のマンションに住んで子育てしてた時期もありましたが、あの環境に戻れる気はしないです。
今の家は半分の家賃で3〜4倍は広くなり、家族と過ごすリビングや子ども部屋は別の階にあります。
スペース問題だけでなく、熱海の人の方が割と子育てに協力的で、近所の方が育てた野菜や手作りのお菓子をよく持ってきてくれたり、大騒ぎしても「元気でいいね!大きくなったな〜」と成長を見守ってくれる寛大な空気はあります。いい意味でゆるくて助かります。同じような考えで東京から移住してきている人もかなり多いですよ。

在宅勤務だからこその「子供への良い影響」

ーー西池さんも佐藤さんも、移住組はお家が広くて良い環境ですね〜。

佐藤:まあ仕事部屋があっても、子供は入ってきちゃうんですけどね笑 上の子が保育園から帰ってきた夕方以降はとくに。
一緒に遊びたくて自分の部屋に来て、PCで作業してる横でわざわざYouTubeを見始めます。親の存在を感じながら近くで遊びたいということだと思うので、怒るのもなんだかなあと思っています…。

西池:うちも同じです。「テレビでYouTube見るのと、PCで見るのと、パパから奪ったスマホで見るのとは全部違うんだ!”味”が違う!」と主張しています笑

でも僕は佐藤さんや柴田さんや僕らが仕事をしている様子を子供たちに見せるのはすごく良いことだと思っていて。僕も4歳くらいから父親が働いている鉄鋼会社にしょっちゅう出入りするようになって、「こういう人たちと楽しくやっているんだ!」「大人になって働くって全然怖くないかも」って自然に思うようになり、仕事に対する憧れみたいなものを抱いていましたから。

ーーいい話!

熱海の家の仕事場にて、娘にスマホを奪われている西池社長

西池:佐藤さんの娘さんなら横で見てたら10歳くらいからコード書けるようになりそう。そしたらDUMSCOで働きますか?笑

佐藤:それは青田買いすぎますね笑

ーリモートで働く親の背中に憧れて、エンジニアやIT業界を志す子供が出てきたら素敵ですね。

後編に続きます。

株式会社DUMSCOでは各職種で一緒に働く仲間を募集しています。
カジュアル面談からお気軽にご連絡ください。
採用サイト▶︎https://dumsco.com/recruit/
採用メールアドレス▶︎recruiting@dumsco.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?