黒人霊歌とは
中学の音楽で学んだ「Old Black Joe」を思い出し、歌詞を確かめて動画視聴した。
印象は変わらず哀しいトーンである。
この曲は黒人霊歌だと思っていたが『アメリカ民謡の父と呼ばれるスティーヴン.C.フォスターが作曲・作詞した楽曲で黒人霊歌ではありません。』との事だった。
白人のフォスターの作品であって黒人霊歌にも通じるという位置づけらしい。
そこで、黒人"霊歌"の意味を知らないと思い調べてみた。
AIの回答は『黒人霊歌とは、アフリカ系アメリカ人が奴隷制時代に生み出したキリスト教音楽で、主に18世紀から19世紀にかけて発展しました。旧約聖書にちなんだ歌詞が多く、奴隷制の生活を反映しています。黒人霊歌は、ゴスペル音楽と並んで、アメリカの黒人が独自に生み出した宗教音楽です。代表曲には「Amazing Grace」などがあります。』だった。
著名な「Amazing Grace」であるが、イギリスの牧師ジョン・ニュートンの作詞による賛美歌で作曲者不詳だそう。
白人の作詞ではあるが、これは黒人霊歌に間違いないという。
分類が難しい気がした。
キリスト教信仰や聖書由来の歌詞、と奴隷制時代の黒人たちに歌い継がれたものか、という観点が黒人霊歌への分類の鍵だろうか。
興味を持つと思わぬ展開があり、自らの世界や知識が広がってゆくものだなと感じる。