2拠点生活のススメ|第80回|鰹出汁とココナッツミルクで作るシンプル豆カレー
プロの料理人に叱られるかもしれないが、カレーはスパイスさえあれば、適当に何を入れて作っても美味しくできるもの。
お昼にうどんを作ろうと、鍋にお湯を湧かし出汁パックを投入。何うどんにしようかと冷蔵庫を漁っていると、買い置きの冷凍お好み焼きを発見。急にお好み焼きの口になって、思わず火を止め、出汁を放置していた。
次の日、今度は急に豆カレー(ダル)を食べたくなって、乾燥レンズ豆の袋を取り出し、ふと考えた。
このカツオ出汁で豆を煮るのもアリかも・・・
早速、豆をさっと水洗いし、放置していた出汁に豆を投入、塩とターメリックを加える。豆を煮ている間に、ニンニク1片・タマネギ1個・トマト1個をみじん切りし、クミンホールで香りを付けたギー(すましバター)で炒める。トマトが小さかったのでトマトペーストを一袋加え、水分が無くなるまで炒めていく。
そこに、コリアンダー、チリパウダー、ターメリック、クミンパウダーなどのスパイスを適当に投入し、しっかりと香りを出す。
ほどよく煮えてきた豆の鍋に、ココナッツミルクと炒めたタマネギ・トマト・スパイスも投入。
この間、およそ30分ほど、いい感じで豆が溶け、クリーミーな豆カレーになってきた。ここで味見、カツオ出汁のおかげでコクがあってなかなかイケるが、少し物足りない、そこで蜂蜜を適当に投入して、さらに10分ほど煮詰める。
再度、味見。レシピをちゃんとメモして置いたら良かったと思うほどの美味しさになっていた。レンズ豆とタマネギ、トマトだけのシンプルなカレーながら、深みがあり、クリーミーで最高。
ちなみに私の使っている乾燥レンズ豆は、レッドレンティル(マスールダール)というもので1kg 378円(税込)。すぐに煮えるので、水に漬けて戻す必要も無く、短時間で本格的な豆カレーができる。
ダルカレー好きな奥様も、納得の味となった。
せっかく取っていた出汁がもったいないと、利用したことが思わぬ成功に繋がったようだ。もうこれからは、カツオ出汁は外せないな。
しかし、カレーという食べ物は、懐が深いというか、何を合わせてもちゃんとカレーになる。スパイスの力、恐るべし。
ただ、いつものごとく量を作りすぎたので、しばらくはカレーが続きそう。
少しだけ作るというような加減ができないんだな。
まあ、美味しいからいいけど・・・。
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