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本棚05 ルイジ・ギッリ「Kodachlome」
2023年MACK社発行(オリジナルは1978年)。
ルイジ・ギッリの各シリーズの代表作を集めた写真集。
作家の作品を複数見たことがある人にはわかると思うが、テーマを掲げて制作される各シリーズはそれぞれ作風が異なる。しかしどれもカメラ的(写真的)視覚とその印象を特に意識している(複写・ミニチュア・有機的/無機的なグラフィックへの着目など)のが一貫して伝わる。
本棚04 ALEX WEBB「The suffering of light」
2011年、イギリスのThames & Hudson社より発行。
アレックス・ウェッブの作品は超身体的、同時多発的で皆が驚くような写真を撮っている。昔はどうやって撮っているのか見当がつかなかったが、最近は少しは推測ができるようなになってきた(合っているかはわからないが)。とはいえ、恐るべきセンスとアスリートのような身体性、瞬発力を感じる。大判で写真が見れるこの写真集は代表作も多く、痺れる。