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2021/11/03

ぱちっと目をあけたら11月になっていた。
あたふた、あたふた。
せわしさという呪いが和らぎながらも駆け抜けるように12月という未来へ向かっている。

とても綺麗なお空だった。帰り道の寄り道。


夜、空気がひんやりしていて星が瞬く。
きらっきら。
寒いのは弱いけど、冬の空を見上げるは好きだ。
中学生の頃から「見つけたい星」がある。
その星はいつも「ここだよ〜」と光っているから見失うことはない。
真っ直ぐ、そして美しく、やさしい。

お布団ヘブンから抜け出せない。
1秒でも長くぬくぬく夢をみていたい。

アラームがやってきました。
アラームが眠り姫をひっぱって
「うんとこしょ、どっこいしょ」
それでも眠り姫はびくともしません。

朝の日差しがやってきました。
朝の日差しがアラーム2をひっぱって
アラーム2が眠り姫をひっぱって
「うんとこしょ、どっこいしょ」
眠り姫はすこし「うぅ」と声をあげるだけです。

時間という現実がどんどん迫ってきました。
時間という現実が朝の日差しをひっぱって
朝の日差しがアラーム3をひっぱって
アラーム3が眠り姫をひっぱって
「うんとこしょ、どっこいしょ」

すっぽーーーん!覚醒!

ようやく眠り姫は現実を生きる人間に戻りました。
(寝癖はチャームポイント)
(忘れ物は愛嬌)

眠り姫、朝のたたかいの記録
目覚ましスクリーンショットの山をリセット
バイバイ、わたしの葛藤。

夜、寝る前に「見つけたい星」を見にベランダに出ている。朝のおとぎばなしは、こんな夜更かしのせいかもしれない。とても冷え込んできている。そろそろやめないとヴィランズに負ける結末をお迎えしそうだ。
むかしむかしに、クラスの男の子に
「バカは風邪をひかない」
と言われたことを未だに根にもっている。
胸を張って(?)
「風邪をひいて休んだのよ」
と言いたい思っている謎の見栄をもちながらも、絶対にお休みたくないという、ちぐはぐ。

ひんやりして星たちとのおしゃべり。
(最近はあまりお月さまは会いにきてくれない。)
そのまま眠るせいか、
わたしが火星から戻ってこれずに生きている、
なんとも「オデッセイ」な夢をよくみる。
わたしはお布団ヘブンとともに「オデッセイ」からまだ抜け出せない。

はやくみんなのいる地球に戻る努力をしよう?

地球は美しいけれど、
火星もとっても居心地がいいのだ。
本当はとてもさみしいけれど。

わたしが宇宙からみるそれは両方とも素晴らしくもあり、苦しくもある。

火星は生ぬるく、ホシ屑ヒロイン気分
地球は厳しくて、ゴミ屑ニンゲン気分

でもでもでもでも

火星は本当に寒くて、ひとりぼっち
地球はとても暖かく、愛情たっぷり

「はやく戻っておいで」
「大丈夫」

大丈夫でない大丈夫が響きわたっている。
わたしはこうして悲劇のヒロインになることで火星と地球との行き来を繰り返している。
疲れるけどこれがわたしなのだ。
ちぐはぐ、ちぐはぐ、生きている。
相反するおもい、こころ、考え、行動。

矛盾は無理に埋め合わせなくていいから
矛盾を抱えて生きろ。それが生きること。
生きることそれ自体が矛盾。
筋が通るということは死なので。

これを信じて生きつつゆっくり地球に戻りたい。
メンヘラはダサい、時代は健康。

おつかれさまのご褒美に、
美容院で素敵なベージュを入れてもらった。
冬やし、少しだけ重ためやけど明るいカラー。
ちょっと派手な髪も
しあわせを信じる奇数の7つあいたピアスも
異常なあまあまkawaiiファッションも
ゴテゴテしたホログラムきらきらネイルも
ハリボテを隠す鎧でしかないのかもしれないけど
やめられないし本気で可愛い。
可愛いものは可愛い。尊すぎて、可愛い。

最近はずっとずっと小さなハートとチューリップのタトゥーを入れたいけれど踏み込めないことについて深く考えている。
社会的にどう思われるかとか、もう元には戻れないから後悔しないかな?とか彫るの痛いかな?とか色々理由はあるけれど、踏み込めない。
でも可愛い。尊すぎて、可愛い。
簡単にはわたしの体から消せない文化を背負えるくらいになりたい。
この緩やかな自殺までの間にかならず。
自己決定、意思表示。

お友だちであるお姉さんから
めちゃくちゃ素敵なプレゼントが届いた。
なんと「ありがとう」がテーマのルピシアの本の形をしたあれ。そう。あれ。

The Book of Tea ~Merci mille fois~ 
ブック オブ ティー メルシーミルフォワ

(↑これっこれっ、これでふ)
(わたしの写真じゃ美しさが伝わらなかったので)

飾っている。眺めている。
タトゥーと同じく、まだわたしにはこれを飲む心が育っていないというか、見合っていない。
夢が一気に現実になるとこんな気持ちなのか〜。
(ちなみにお気に入りの「ゆめ」も入っていた)

ひとつひとつにたくさんの国とか方言の「ありがとう」のことばと何種類ものお茶たちが敷き詰められている。甘い紅茶、苦味のある緑茶、スッキリとしたハーブティーなんだかいろんな思いの日常を並べているような。

「ありがとうの本箱」

大切に飲みたい。こころの栄養。
寒くなってきたけれど、「見つけたい星」をみる習慣はやめられない。今日は、大人のふりしてあったかい「ゆめ」を入れてベランダに出てみようか?
ぬくぬくとした「ありがとう」の魔法にかけられて、明日は地球で目を覚ますことができるかも。

やさしくて甘いバニラと甘酸っぱいフルーツの香り、バラのつぼみ。
大人になれそうなわたしへ。
おめでとうのお祝いの気持ちと幸福のお茶と言われている「ゆめ」はぴったり…。

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