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🌼春にオススメの小花10選🌼

春は様々な花が咲く季節、気分も晴れやかになりますよね!桃の節句やミモザの日、卒業シーズンやお花見など、春のイベントはどれもお花と仲良くなるチャンスです。お花を自宅に飾ったり、プレゼントする機会が増えるこの時期に、お花屋さんオススメの春の小花を紹介します!

その前に、お花屋さんでは当たり前でも、あまり知られていない【お花の入荷時期】について説明します。

《お花の入荷について》
春といえば、少しずつ暖かくなり、桜やチューリップが咲く3月から4月を思い浮べる人が多いと思います。
じつは、お花屋さんの季節の周期は少し早く、春の花は1月〜3月に主に流通します。品種や天候によって毎年変化することがありますが、基本的に路地や公園などで咲く前に入荷し始め、街で咲き始める頃(4月以降)には流通が少なくなり入荷しづらくなってきます。
お花屋さんでは、季節を先取りしていると覚えておくと良いですね!


《春の小花》
お花屋さんに入荷する春のお花の中でも、最もポピュラーなのはチューリップ、スイートピー、ラナンキュラスです。春のみに流通するお花の殆どの割合を占めています。
この3種類については、こちら説明しておりますので、今回はそれ以外にオススメのお花をご紹介していきます。


1.桜

啓翁桜


啓翁桜は、年末から少しずつ入荷し始めます。2月下旬〜3月には一般的な吉野桜やソメイヨシノも店頭に並びます。
桜は暖かい所に置くと直ぐに咲いてしまうので、長く楽しむには、なるべく室温の低い場所に置くと良いでしょう。蕾の状態で入荷することが多いので、蕾から満開になる姿を楽しむ事ができます。

2.フリージア


爽やかな香りが特徴的なお花です。良い香りがすることから「香雪蘭(コウセツラン)」とも呼ばれています。黄色、白、紫やピンクなど種類豊富で、色によって香りも少し違います。1番香りが良いのは黄色と言われています。花の大きさは徐々に小さくなりますが、蕾も咲くので花持ちが良くおすすめです!

3.アネモネ


アネモネは、光と温度に反応する性質の植物です。朝になると開き、夜になると閉じるを繰り返します。
茎は空洞になっていて腐りやすいので、水は少し少なめで生けると長持ちします。花の大きさや色が豊富で、八重咲のアネモネなど、毎年新しい品種が出ています。

4.パンジー


冬になると花壇でよく見かけますよね。フリフリな感じがなんとも愛らしいんです!鉢物のイメージがあるかもしれませんが、切花でも流通しています。丈は短いものが多いですが、小さな蕾まで咲くので、とても長持ちします。蕾から咲いた花は、小さくてとても可愛いですよ。

5.マーガレット


ギリシャ語で「Margarites(マルガリテス)=真珠」が名前の由来といわれています。純白に咲く姿が、真珠に見えたのかもしれませんね。
最近では花が咲き終わっても花びらが落ちないため、"落ちない花=合格祈願の花"として人気が出てきました。切花のマーガレットは水が下がりやすいので、湯揚げをするのがおすすめです。蕾も沢山付いており、長く楽しめるお花です!

6.ミモザ


3月8日はミモザの日(国際女性デー)
イタリアでは男性が奥さんや恋人だけでなく、家族や友人、身近な女性たちに感謝の気持を込めて「Auguri!(アウグーリ)=おめでとう!」と挨拶しながらミモザの花をプレゼントする日なのだそうです。ミモザは日本でもとても人気の春の花の一つですが、切り花にしてしまうとあまり日持ちはしません。また、切り花のミモザの蕾を咲かせるのはとても難しいので、ミモザをお花屋さんで買う時は咲いているものを選びましょう。咲いていても次の日には萎んでしまう事もあるので、萎んでしまったら水から出して逆さに吊るし、乾燥させてドライフラワーとして楽しむのがおすすめです!

7.忘れな草


ワスレナグサという花の名前を聞いた事があってもどんな花かわからないという方も多いと思います。花言葉は"forget me not"[私を忘れないで]。青い花が一般的ですが、白やピンクもあります。切花にするとあまり水上がりが良くないので、湯揚げをしてから飾ってあげましょう!

8.スプレー咲きラナンキュラス


ラナンキュラスと聞くと、丸いフォルムで、花びらが沢山あるイメージですが、最近ではスプレー咲きのラナンキュラスも種類豊富に出回っています。花びらにはツヤがあり、シックでオシャレな色もあります。蕾が開いていく姿がとても可愛らしく、小さな蕾まで咲くのでこちらも長くお楽しみいただけるお花です。

9.ニゲラ


別名を黒種草といい、英名は"Love in a mist"[霧の中の恋人]と呼ばれ、風に揺れる様子が由来となっています。
エキゾチックな花形で他の花には無い個性的な姿が人気です。青い色がとても綺麗で、涼しげで爽やかな印象のお花です。花が終わると中心部が膨らみ、実ができます。最近では、花が終わって実の状態になったニゲラを、ドライフラワーとして使用することもあります。

10.ナズナ


ペンペン草の方が、馴染みがあるかもしれませんね。
春の代表的なグリーンです。ブーケやアレンジメントに少し入れるだけで動きが出て、一気に春らしくなります。切花として使われているナズナの殆どがグンバイナズナという種類です。種の形が軍配(相撲の行司が判定のために手に持っている道具)に似ている事から、グンバイナズナになったと言われています。


《もし、お花をもらったら...》
卒業や入学、退職や就職など、3〜4月はお花をもらったり、渡したりする機会が増える季節です。花束をもらったら、水を小まめに取り替え、茎を少し切ってから飾ると水上がりが良くなりお花が長持ちします。花束は紐などで束ねてありますが、お花の種類によって花持ちの期間が変わるので、先に駄目になってしまった花があれば、紐を外して、元気なお花だけを楽しみましょう。悪くなってしまったお花を一緒に飾っていると、水の中にバクテリアが発生しやすくなったり、束ねている部分の茎が腐りやすくなったりするので気をつけてください。

また、バクテリアの発生を防ぐ長持ち剤を少し水に入れるのも効果的です。少し手間はかかりますが、手を加える事でお花に愛着が湧いてきます。

アレンジメントをもらった場合は、お花を刺している吸水スポンジ(フローラルフォーム)が乾く前にお水を足してあげてくださいね。

フレグランスブーケ
春の小花ブーケ


春は花の種類が多く、可愛らしいものばかりなので、自宅用にも、誰かのプレゼントとしても、お店でお花を選ぶのが楽しい季節です。見た目だけでなく、香りも一緒に楽しめるお花も多いので、お好みの香りを選ぶのもいいですよね。紹介した以外にも、季節の花まだまだはたくさんあるので、自分好みの春のお花を選んで、お家でも春を楽しんでみませんか?

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