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J1 2024第27節 名古屋×広島(2024.8.17)観戦レポ
8月16日は関東地方を台風が接近する荒天。
そのため東京↔︎名古屋の東海道新幹線は計画運休。
今節開催日はどうなるかと懸念していましたが、当日は台風は海上へ去り、予定通りの開催となりました。
豊田スタジアムへはサンフレサポと東京から東名を爆走。
電車だと名古屋市内から豊田市への移動もなかなかなものなので今回は車移動にしました。
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豊田市駅前から
J1リーグ対名古屋戦、サンフレッチェは豊田スタジアムで10年勝利がありません。
リーグ戦4連勝で豊田スタジアムに乗り込む広島。
チーム状態が上がっている中でどのような結果になるか。
久々のゴール裏応援。
それだけ勝ちを後押ししたい気持ちも込めて。
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●広島2得点!2-1でJ1リーグ5連勝!2位浮上!
今節はアウェイ名古屋にサンフレッチェサポが1,800人(クラブ公式)参戦。
ここのところの戦績上昇もあってか、普段ならゆったり観戦できる豊田スタジアムゴール裏も今回はほぼ満席。
お盆時期だということもありますが、この試合に勝てば首位町田に近づける可能性のある重要な試合だと思うサポーターが集まってきたのではないかと感じました。
最高気温39℃となった名古屋でのナイトゲーム。
スタジアム内に微風は流れてきたものの、ピッチ上の選手は言うまでもなく観戦するサポーターの置かれた環境も厳しいものがありましたが、ゴール裏は熱く応援。
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豊田スタジアムでリーグ戦10年ぶりのアウェイ勝利を
<前半>
12分、広島 荒木選手 左足でのジャストミートだったシュートはクロスバーに嫌われゴールならず。
25分、広島 川辺選手からのスルーパスを受けた満田選手がペナルティエリアへ侵入。
シュートを放つもゴール左へ逸れてしまい得点とならず。
35分、センター付近から放たれた広島 佐々木選手からゴール方向に向けたロングフィードに川辺選手が反応、ゴール前で名古屋選手を翻弄、その後強烈なシュートを放つが、名古屋守護神ランゲラック選手の右手一本でセーブされこれも得点ならず。
前半は名古屋に有利な攻めをほぼさせず、広島が堅実な守備をしながらも攻撃機会を伺いながら何度もゴールに向かっていくシーンなどで圧倒していましたが、0-0で終了。
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キャラクター勢ぞろい
<後半>
トイレに行き、なんとか自身の座席に戻ろうかと思っていましたが、なんとなく得点の匂いを感じ、戻らず最後方から開始直後の状況を見守っていました。
後半3分。
CKを得たあと、流れで広島 中野選手が混戦の中で2度ほど仕切り直しをしながらペナルティエリア内にいる荒木選手へ浮き球でのパス供給。
そこに待ち構えていた荒木選手、勢いはないがゴールに向かったシュートを放つ。
名古屋選手が強烈なシュートがくると待ち構えていたのにタイミングを外された感じとなりゴール!
同じく私と席に戻りそびれた方々とハイタッチ 笑
ゴールシーンは見逃しませんでした。
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均衡が崩れてから、名古屋は前半のブロックを組んだ守備体制に変化が。
その流れで、10分。
サンフレッチェ、多くの選手が絡んで得た美しいゴールとなったシーン。
ツータッチ以内のパスを多用しながら繋ぎ、松本選手からのやや長めのスルーパスを中野選手へ送り、キーパーと1対1に。
強引に打ちに行かず、ゴール左から走り込んできていた加藤選手へ冷静にパス供給。
受けた加藤選手も空振りせず転びながらも確実にゴールへ流し込み2点目!
なかなか点がとれていなかった加藤選手、9試合ぶりのゴール。
サポーターは盛り上がりました!
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受けたパスを難しい体勢からゴールに流し込む
その後もサンフレッチェは献身的に個々のハードワークが光る。
名古屋の保持したボールの奪取が多く、相手の戦意を削いでいった印象がありました。
その形をつくり得たのは川辺選手の存在は大きいと感じました。
守備を安定させる動きの連続で広島が志向するハイプレスサッカーが実現していたのが今節。
チームではベテランの塩谷選手、佐々木選手や荒木選手らDF陣の献身的なプレーの持続も特筆すべき所。
43分、途中出場 名古屋 ユンカー選手に一矢報われたものの、ここからのアディショナルタイムに至るまで、広島ゴール裏はかなりの声量で選手を鼓舞するチャントを繰り出し、選手とともに勝ちたい気持ちを爆発させて応援。
私も久々に大声チャントを繰り出しました。
知らないサポーター同士、前後左右でのハイタッチ。
ゴール裏はいいですね。
ゴール裏民に戻れる自信を取り戻させてくれた試合。笑
また機会があればゴール裏参戦したいと思います。
広島は2-1で勝利し、リーグ5連勝を達成。
首位町田との勝ち点差4、鹿島を抜き2位浮上。
最高の遠征となりました。
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アルスラン選手・井上選手を投入
疲れ果てた広島メンバーの勢いを最後まで切らさない役割を果たした
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広島はJ1リーグ戦10年ぶりの勝利!
●その他、所感
・車移動について
往復約10時間かけての車移動遠征でしたが、豊田スタジアムは東京からの遠征は新幹線移動でも結構時間を使う移動となるため、利便性や途中の行動を考えると車利用もアリだと思いました。
祝勝会は深夜移動途中のサービスエリアにて。
静岡県内に入ってからしらす丼と小うどんのセットで。
もちろんノンアルコールで。
こんな祝勝会も良いものです。
・ゲーム全体について
90分総じて広島優位なハーフコートゲームのように見えました。
シュート総数 広島18(内枠内7) 名古屋6(内枠内1)はその試合の中での優位性を示すデータのひとつかと思います。
リーグ戦前半は、広島優位な状況で点がとれず、相手がワンチャンスで点を取るパターンを恐れていたが、今日はその心配が少なかった試合。
チームが完成形に向かって勢いづいている様子も感じられました。
名古屋は小学生オール無料で招き、親御さんもセットで参加し、38,219人もの観客数。
名古屋側に立ってみると手痛い試合内容となってしまったと思います。
サンフレッチェに所属していた移籍選手4名(稲垣選手・野上選手・森島選手・パトリック選手)は前半から出場しており、その選手らと対峙する試合で勝利。
また、アウェイ豊田スタジアムでのリーグ戦勝利は10年ぶり。
広島選手としては名古屋への苦手意識を払拭するきっかけになった試合となりました。
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●次節はホーム柏戦
既にチケット完売の次節は柏戦。
リーグ6連勝は簡単ではないですが、いい状態に仕上がっているサンフレッチェ。
9月に入ると、リーグ上位の鹿島(AWAY)・横浜FM(HOME)・町田(HOME)との3連戦も待っていますので、まずは柏戦勝利を願っています。
広島はルヴァンカップ、天皇杯、ACL2の出場権利が残っており、選手のやりくり含めて厳しい戦いが続きます。
サポーターからすると色々な試合を年末まで見ることのできる良いシーズンではありますが、結果も欲しい!
よくばりですが…期待を高めてこれから年末までの4ヶ月を楽しみたいと思います。