J1 2024 第10節 広島×川崎(2024.4.28)観戦レポ
GW突入。
広島駅近辺は相変わらず外国の方々、国内旅行の方々、サッカー観戦に向かう川崎サポで賑わっています。
野球はマツダスタジアムでのゲームがないのでカープユニの姿は見当たりませんが。
紙屋町SOGO広島のデパ地下も大盛況。
現在、Eピースのスタグルが充実していないこともあって、SOGOや広島駅にあるさまざまな食材を買ってスタジアムに持ち込んでいらっしゃる方々を見かけます。
24日に行われたルヴァンカップ1stラウンドJ3奈良クラブとの戦いではマルコスジュニオール選手、ソティリウ選手が復帰。
最近若手に押されて陽の当たらなかった柏選手は得点に絡む活躍。
今節、その3名がベンチ入り。
おそらく今後のリーグ戦でも戦力となってくれる可能性が大いにあり、川崎戦も楽しみな一戦。
一方で、札幌戦で負傷離脱した川村選手、ルヴァンカップ奈良戦で負傷した加藤選手の状態がどう響くか。
苦手意識のある川崎フロンターレとの一戦に参戦してきました。
⚫︎開業3ヶ月のEピースのピッチは良好
エディオンピースウィング広島(Eピース)はピッチの芝の状況が見た目に良好だと感じます。
最高の状態をつくるために整備を怠らない方々の尽力があってこそ。
今日も最高の試合を見せてくれると信じ。
キックオフ。
⚫︎ビール売り子さんがスタジアム内に。ありがたい!
新スタになって売り子さんによる生ビール販売がスタート。
今日もビール2杯頼みました。
暖かい日だったので結構な勢いで売れていて、「タンク補充してきま〜す」という声が。
ハーフタイム前までの限定販売なのですが、個人的にはもうちょっと販売時間を延長しても良いのかなと。
ドリンクのみ買うためスタジアム内の店舗に並ぶことなく生ビールが飲めるのは最高です。
夏場の試合にかけてはもっと売れると思うので、通路で見かけたら早めに声掛けして迷わず購入するのが吉。
ただ、キャッシュレス決済オンリー。
野球観戦でお馴染みの現金とカップの観客手渡しリレーはなかなか厳しいので通路から5番目ぐらいの席までが販売の限界ですかね。
ハーフタイム、勝利を信じ、売店でチームカラーの紫が映えるサンフレレモンサワーとチーズがポイントのフリットボールを買い求めました。
売店のオペレーションは改善され、待ち時間もそう多くなく買い求めることができました。
新スタジアムの運営はどんどん良い状況になっていると思います。
⚫︎試合は今節もドロー…
序盤から押し込む広島。
前半終了が迫った35分過ぎ左サイドから佐々木選手がクロスを上げ、大橋選手がへディングシュートを叩き込み先制!
45分には松本選手のシュートがクロスバーを直撃。
ゴールかと思ったサポーターは頭を抱える…(私も)
川崎は後半スタートも劣勢。
しかし、後半15分にFKセットを獲得し、ボールがペナルティエリア内に入り、川崎 小林選手がこぼれ球を押し込み試合を振り出しに戻す。
後半30分、広島GK 大迫選手のクリアが中途半端になってしまい、佐々木選手が対応しようとするが川崎側にボールが渡ってしまい、ゴール前にいた川崎 山田選手によるシュートで川崎逆転。
しかし、落胆する暇もなくその直後広島が同点弾を放つ。
ペナルティエリア手前で広島 満田選手から供給されたボールを、加藤選手が合わせて押し込み同点!
明らかにここから再びエンジンがかかり、大橋選手がヘディングシュートを繰り出すなどゲーム終盤川崎に対し猛攻を仕掛ける。
しかし、川崎GK 上福元選手がビッグセーブを連発し、勝ち越しできず試合は終了。
広島は10戦無敗、3戦連続ドロー。
一方の川崎は5戦未勝利となりました。
<個人的なゲーム総括>
・満田選手の秀逸なアシストによる加藤陸次樹選手待望の今期初ゴールでスタジアムが沸いた
・開幕から10戦無敗は、クラブ記録更新
・DF荒木選手やMF川村選手が離脱してもなんとか引き分けには持ち込める力を見ることができた
・広島のハイプレスサッカーは健在で、中盤の攻防で執拗にボールを奪い、ワンタッチパスをどんどん通す。観客からも思わず声が上がる質の高いサッカーを続けている
・マルコスジュニオールが復帰し、まだ90分プレーし続けるだけの調子ではないように見えたがチームを締めるプレーをしてくれていた
・GK大迫選手のプレーは今まで安定していたが、今節は判断ミスなのか中途半端な飛び出しによる失点があり、攻撃陣の質の高さを打ち消す結果となってしまったことが残念だった。しかし、今までの広島失点の低さは大迫選手ならでは。今日は雨のルヴァンカップの影響が大きかったか
・急遽スタメン入りした川崎のGK上福元選手の連続したスーパーセーブは賞賛に値する
・川崎 小林悠選手は途中交代で流れを変えた。広島 野津田選手や新井選手にも途中交代で奮起する役割を期待したい
特に注目した選手は、広島 満田選手。
気温の高いデーゲームでしたが全速力で終始ピッチを駆け抜けていました。
特に守備での貢献度は目を見張るものがありました。
カップ戦から中3日であれだけの動きができていたタフさが驚きであり、逆に、川崎の選手は試合終了後何人もピッチ上に倒れこんでいたのが印象的でした。
首位にはなれませんでしたが、引き分けは最低限。
今後選手が復帰した時に完成形は訪れるのだろうと期待して待ちたいと思います。
⚫︎ホームサポーター席における応援の仕方、座席確保についての議論
ホームサポーター席での応援の仕方に関して、広島サポーターの中でちょっとした揉めごとになっています。
まずは、「立って応援するか否か」「旗やゲーフラを振る応援をして良いのか、邪魔なのか」という議論。
エディスタ時代、広島ゴール裏は他のJ1オリジナル10といわれるチームの応援風景とは確実に違っていて、
「跳んで声出して応援する人たちゾーン」
「声は出すけれど地蔵(直立)状態ゾーン」
「家族連れで来てなんならレジャーシートを空いている長椅子に敷いてゆるりと座ってつくってきた弁当食べながら観戦するゾーン」
「ほぼ指定席同様黙って座って応援するゾーン」
と多岐にわたる応援の仕方ができる暗黙のゾーニングが展開されていました。
新スタジアムになって、いわゆるゴール裏の「サポーターシート」は明確に「立ち見可能エリア(ただし強制ではないとの注釈あり)」と明記し、「ゲーフラや旗などで視界が遮られる席であることを了承して欲しい」旨もクラブが告知していますが、エディスタ時代の慣習からか、ゴール裏での観戦の仕方に関する解釈の違いがあって「立ち上がるな、見えないから」「旗は振るな、見えないから」などと揉めごとになっているケースが開幕当初からあるようです。
私自身は跳んでチャントを繰り出し応援するゾーンにかなりの年数参戦していたこともあり、気にもとめていなかったのですが、声出し応援する人の声がスタジアムに響くような設計となっている新スタ。
個人的にはゴール裏のゾーンは他のチーム同様、声出し旗振り応援賛成派が増えて、「応援で盛り上がる広島」といわれるような状態になっていくことを願っています。
少なくとも、他のJ1チームでこのような揉めごとは起こり得ない状況。
確実に座ってじっくり観戦したい方はそのようなエリアを選んで観戦して欲しい。
今のチケット入手難の時期が過ぎたら棲み分けができてだんだんいい方向に向かっていくと信じています。
私はゴール裏を卒業し、指定で応援しながら見ています。
そして、今節クラブ側から出された「ホームサポーター席(ゴール裏・自由席)の座席確保のためのルール変更」に関してもざわついています。
従来型の待機列に試合当日早く並んで、開門と同時に好きな席を確保するという方式が廃止され、ゴール裏席の好きな場所を確保したいサポーターは、クラブが管理している「座席確保整理券抽選システム」に前日の指定時間に必ず参加しなければならなくなりました。
好きな座席を確保できる順番は抽選のため、後ろの番号になるコアサポーターが好きな場所を確保できない可能性があるとして揉めています。
しかし、他クラブでもゴール裏希望座席確保のための順番決めを事前抽選方式で運営しているところがあるのは承知していますし、仮に後方席になったとしても、前方席へ向かって力強い応援をしてもらえれば、前方席のライトサポーターも感化されて声出し応援に参加する人も増えるのではないかと思っています。
応援先導役のコールリーダーのグループメンバーが応援を盛り上げるために試合前に席を回って理解を求めていたという話も聞いています。
サンフレサポの一部が従来あった待機列ルールを守らなかったこと、また、近隣住民に迷惑をかけていることなど、今回のクラブの動きには理由があります。
広島は声出し応援が定着しておらず、こうした方式でライトサポーターが好きな席を選び声出し応援の楽しさを感じる人が増え、揉めごとが減っていくものと思われます。
今日のスタジアム。
新方式になっても、ゴール裏で声出し応援する人が圧倒的に増えたと感じましたし、指定席の方たちも拍手で合わせるなど会場の雰囲気はどんどん良くなってきています。
そして、同行したEピース初参戦のメンバーは「エディスタ時代のゴール裏と違ってちゃんと盛り上がってると思う」と話していました。
得点すれば、周囲の人たちとハイタッチする光景が多くなりました。
私も当然ゴールの瞬間は立ち上がってサポーターとハイタッチしましたし。
会場に足を運ぶ方が以前と違った層が増え、応援含め新たな環境づくり途上のサンフレ。
選手のためにも揉めずにいい環境をつくっていきたいです。
⚫︎鶏フェス
広テレ主催の「鶏フェス」がエディオンピースウィング広島そばのHIROSHIMA GATE PARK PLAZAで開催。
試合終わりにサポ仲間と立ち寄りました。
鶏は長い行列だったので堪能しませんでしたが、世界のワインの試飲ができたので数杯いただきました。笑
日本各地の鶏料理と普段いただけない世界のビールを堪能できるイベントです。
5月6日まで開催中ですので、広島に用事のある方、出かけてみてはいかがでしょうか?
⚫︎「勝利できず残念会」は流川で
試合は16:00に終わり、初参戦のサポのスタジアム案内が終わって鶏フェスも立ち寄って。
その後は流川行きつけのみよしさんで「勝利できず残念会」
何ともいえない残念会です。
美味しいレモンチューハイ(氷結で生レモンを絞るスタイル)をいただきました。
東京では飲みにくい竹鶴のハイボールもこのお店で出してくれるのでこちらも一杯。
最高です!笑
いつもよくしてくれているサンフレサポの店員さんに話を聞くと「開店の17:00で満席。最近は新スタジアム効果でサンフレサポも対戦相手のフロサポも来てくれています」とのこと。
確かに続々と入ってくる人たちが入店を断られていました。
まだまだ飲み足りない感はあったのですが、日帰りだから仕方がないですね。
広島空港から最終羽田に乗り込むため、後ろ髪をひかれつつ1時間ほどで店を出ました。
最後に、飛行機内での出来事。
ゲートフラッグを入れるバッグを持参していた方が隣席となり、フロサポだろうと思い声を掛けましたらビンゴ!笑
ゴール裏で応援されていたとのことです。
その方も日帰りだとのことで、着陸までサポ同士いろいろ話をして帰ってきました。
私も東京に向かう便に乗っているためフロサポだと勘違いされていたようで。
サンフレサポだと言うととても驚かれていました。
広島は初参戦だそうで、スタジアムの凄さをとにかく褒めていただき、次は泊りで行きたいとおっしゃっていました。
とにかく「広島アゲ話」をたくさんしてくださって嬉しかったです。
私も過去、等々力での対戦後、武蔵小杉の焼き鳥屋さんでフロサポさんに何度もご一緒させていただいてよくしていただいたことをお伝えしました。
遠征で味わうJサポ同士の交流。
なかなか良いものです。
次節は、アウェイ新潟戦。
今度こそは勝利のゲームを見せてください、サンフレ戦士!