ルヴァンカップ プレーオフ第2戦 広島×FC東京(2024.6.9)観戦レポ
カープ戦の勝利をマツダスタジアムで17:00手前に見届けて。
マツダをあとにし、広島駅まで歩き、そこからエディオンピースウィング広島のスタジアムまで直接運んでくれるバスに乗って移動。
この日は午後のロッテとのセ・パ交流戦 カープ×ロッテを観戦し、夕方のサッカールヴァンカップをハシゴ観戦するというとても贅沢なプランを広島のサンフレサポから提案され、ノってみました。
私たちだけではなく、今日はカープ・サンフレ ハシゴ観戦をした方多かった様子。
スタジアムに向かうバス内でカバンの横から、カープのカンフーバットが見え隠れする方多数。
ハシゴ観戦、いつかはしてみたいと思っていましたが最高ですね。
今度はドラゴンフライズとサンフレのハシゴをしてみたいと思った次第。
広島市内の雨は午後には上がるとの予報でしたが、結局降ったり止んだりがサンフレ戦終了まで続きました。
マツダではポンチョを手放せませんでしたが、Eピースでは屋根がついているため濡れずに観戦。
この日のEピースは満員御礼とはならず、男子の試合で開業後はじめてチケット売り場で当日券販売している状況を見てしまいました。
引き分け以上でルヴァンカップベスト8進出となる大事な試合。
味スタで行れたアウェイ第1戦ではFC東京相手に2−1と勝利している状況で迎えた第2戦。
結果は…第2戦も勝利!
カープ・サンフレ同日開催試合でのダブル勝利達成です!
ちなみに、味スタの第1戦は地元でありながら出張期間のため観ることができず…
その分、応援にも力が入る試合となりました。
⚫︎超熱狂NIGHT FESは何度も見てしまうと…
この試合でもリーグ戦と同様、試合前に「超熱狂NIGHT FES」が実施されましたが、前回と同様の演出・構成。
今回はリーグ戦で行われた火炎の演出が省かれ、質素になった印象。
観客の大半は何度も来場している人が多いと思うので、時間が長め(約5分)で間延びする感じもあるこの演出は飽きが来ないような工夫をしてもらえると良いかと。
何度も見ても飽きさせない演出は、選手紹介前の質の高いPV。
簡潔で音楽・映像ともに盛り上げる質を保っており、好評。
夏場までこのイベントは続くと予告されているので、今後の変化に期待です。
⚫︎ サンフレ、2年ぶりルヴァンカップベスト8!FC東京に勝利!
この試合、広島は日本代表に選出されているGKの大迫選手、MF川村選手が出場せず。
ほぼレギュラーメンバーで必勝体制。
一方FC東京は選手をターンオーバー。
松木選手、荒木選手、日本代表選出の長友選手ら主力メンバーがベンチ入りせず。
引き分け以上で突破が決まる広島は、前半から積極的な攻めと決定機を生む。
しかし、最後のシュート精度の問題で何度もあった得点機を逃してしまう。
35分には広島DF荒木選手が右足を痛めて交代。
荒木選手、今年はリーグでの町田戦、今日のFC東京戦と怪我に泣かされている状況。
サッカー選手に怪我はつきものと言われていますが、大事に至らなければ良いのですが。
前半は0-0で終了。
後半、前半決定機を逃し続けた広島だが8分、東選手のシュート後の跳ね返りを加藤選手が押し込み広島先制!
さらに2分後、広島 塩谷選手→加藤選手→大橋選手とパス供給から強烈なシュートまでが美しい追加点。
特に、加藤選手→大橋選手の中央大学コンビによる共演はグッと来るものがありました。
23分には、ハーフウェイライン付近で広島 塩谷選手から前方へボレーでのスルーパスが供給され、うまく反応した加藤選手が絶妙なトラップで受けゴールへ突進。
相手選手もかわしてダメ押しの追加点!
本人に「サッカー人生でベストゴールに近い」言わしめるほど、美しいゴールでした。
リーグ戦、ゴールを期待されながら最近なかなか結果が出ていなかった加藤選手でしたが、この試合で吹っ切れた感があります。
32分には、FC東京 17歳の尾谷選手による得点を許したしたものの、そのままリードを守り勝利。
3-1で試合終了。
勝負を決した後半42分から満田選手を投入。贅沢な交代。
満田選手は最近元気がないのですが、周りの選手の活躍に刺激を受け、復活を期待したいです。
2戦合計 5-2で勝利した広島が2年ぶりにルヴァンカップ ベスト8進出を果たしました。
⚫︎広島の躍動ぶりが目立った試合。しかし、課題も
加藤選手・大橋選手が躍動し、得点シーンも確実に決めるだろうと思わせる自信満々のシュート。
特に加藤選手は今日で吹っ切れたのではないかと思うほどの、素晴らしい切り返しからのシュート。
気持ちも乗っていて最高でした。
また、中野選手は相手選手へのチェイスが終始効いており安定さが増してきました。
キャプテン佐々木選手の動きも良かった。
ただ、今日の前半ゴールに迫るシーンが何度もありましたが、決定機に外すシュートが多過ぎたのも事実。
サンフレがリーグ戦上位に行くためにはやはりシュート力は磨いてほしいと思いました。
<チームスタッツ>
ボール支配率 広島41% 東京59%
シュート 広島22 東京6
枠内シュート 広島10 東京1
コーナーキック 広島11 東京4
支配率は東京が上回りましたが、攻撃面でのチャンスは広島に多かったことが数値面からもわかる試合でした。
⚫︎他会場の結果とルヴァンカップの今後
FC町田ゼルビア
北海道コンサドーレ札幌
名古屋グランパス
アルビレックス新潟
サンフレッチェ広島
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
ヴァンフォーレ甲府
予選から勝ち上がった5チームは全てJ1勢。
プライムラウンド(準々決勝)にはこの5チームに加えて、2023−24シーズンACL出場の川崎・横浜FM・甲府の3チームを加え、J1勢7チームとJ2 1チームの8チームでベスト4進出を争います。
なお、プライムラウンド準々決勝の対戦カードは7月2日に開催される抽選会で決定予定。
広島は2年ぶりに決勝国立の地を踏めるか。
対戦相手発表が楽しみです。
⚫︎ カープ・サンフレW祝勝会
カープ・サンフレW祝勝会は、サンフレスポンサーでもある焼肉白李さんでたらふく食べて気持ちよく帰りました。
やはり、スタジアムから歩いて10分で繁華街へ辿り着けるのは魅力ですね。
今日同行したサンフレサポの話。
「Eピースに移る前のエディスタでの開催だったら、雨・日曜日・ナイトゲーム・カップ戦という条件では18,000人近くも入らなかった。本当にEピースが完成してよかった」と話をしていましたが、街なかスタジアムの良さを今日あらためて実感しました。
同時開催された他会場のルヴァンカップ動員数は、名古屋 11,093人、富山7,701人、長崎6,534人、町田5,243人。
Eピースはよく動員できていると言っても良いでしょう。
⚫︎エディオンピースウィング広島はさまざまなチャレンジ中
日本代表戦開催が迫るエディオンピースウィング広島。
代表戦開催に漕ぎつけたのも凄いのですが、5月28日に行われたBリーグ23-24シーズン決勝第3戦のパブリックビューイングを実施。
太っ腹の無料開放。
何せ、広島ドラゴンフライズがあれよあれよと勝ち上がり、ファイナルまで到達。1勝1敗で決勝第3戦まで辿り着いた注目試合。
そして初優勝という信じられない快進撃を見せた広島。
素晴らしいパブリックビューイングだったのではないでしょうか。
また、スタジアムの雰囲気を感じてもらおうと施設の一部を試合やイベントがない日に無料開放を始めました。
観光スポットの一つとして今後定着していくことを期待したい動きです。