J1 2024第26節 広島×C大阪(2024.8.11)観戦レポ
約1ヶ月ぶりのJ1リーグ広島ホーム戦。
今節はスタジアム入口前まで運んでくれる広島バス(広島駅17番バス停から定時運行しています)に乗って参戦。
一般タクシーや自家用車はスタジアム入口前に横付けできないので、このバスが今の所広島駅からの最速達といえるアクセス。
電車よりも早く到達するので広島駅から参戦する方でキックオフまで時間がない方にお勧めです。
ただ、便数が限られているのでご利用の方は時刻表をご覧ください。
今節は広島サポ仲間と3人で観戦。
18:30キックオフなのでまだ日没せず蒸し暑い中でのキックオフでした。
配布された団扇はどの席のサポーターもフル活用。
3連勝でのホーム戦。
4連勝でさらに波に乗りたいサンフレッチェ。
結果はいかに。
●アルスラン選手、素晴らしい2得点!広島が2-0でJ1リーグ4連勝!3位浮上
3年ぶりにチームへ復帰した川辺選手が新スタジアムでいきなりの先発。
7月下旬加入のトルガイ・アルスラン選手が後半途中出場でJ1初得点、2得点の大活躍の今節を振り返ります。
2点ともにテクニカルな素晴らしいゴール。
試合は前半、スコアレスドローで折り返す。
広島はオフサイド判定となったシュートがゴールネットを揺らしたり、決められそうなシュートもあった中、全体の印象としてはC大阪と互角の戦い。
後半30分にアルスラン選手が投入される。
35分、ペナルティーエリア内でボールを保持していた井上選手が後方にいたアルスラン選手へボールを送り、受けたアルスラン選手のゴール!
さらに後半40分、井上選手がクロスを送ると待っていたアルスラン選手がゴール前で切り返しC大阪の守備陣を欺くシュート。
とにかく別格のプレーを見せたアルスラン選手。
ブンデスリーガで主力、その後セリエA、オーストラリアと経由し広島へ。
落ち着きがあり格の違いを感じる選手。
守備をサボらないところも魅力。
勝利インタビューの声は静か過ぎて良く聞こえなかったですが。笑
ギャップがある選手です。
フルで出場して欲しいと思う選手。
しかし、後半にこれだけのプレーができるのなら、体力を奪われる状況で一気に勝ちを獲りに行くという方法もあるかもしれません。
試合通じて、荒木選手が鉄壁で相手の攻撃の芽を何度も摘むプレーがあり、守備面での安定度は今節とても高かった。
今夏の広島、強い。
一方、セレッソは中盤での攻守は広島と互角で締まった試合となりました。
しかし、ペナルティー付近に入り込んできたところで中へパスを供給する場面が少なく、むしろ後方へボールを送ってしまうなど、シュートチャンスを自ら逃しているシーンが多かった。
また、それほどでもない広島選手の接触プレーにころころ転んで試合の流れを中断していたセレッソ。
去年まではそんなプレーは少なかったのに残念でした。
広島とはいつも好試合をするセレッソ。
勝ち星もここのところ遠ざかっているようですが、復活を願っています。
今節のピッチに立った広島のメンバー。
とても誇らしいメンバーでして、なんと広島ユース出身選手9名(現役ユース高校生2名含む)と生え抜き選手2名という状況。
<広島ユース出身選手>
GK 大迫選手・DF荒木選手・MF川辺選手・MF東選手・MF越道選手・MF中島選手・FW満田選手・FW加藤選手・FW井上選手
<生え抜き選手>
DF 中野選手・MF松本選手
そして現役高校生2人が同時にピッチに立つという異例の状況。
そこで生まれた2点ということでも盛り上がりました。
スキッベ監督が後半30分過ぎまで0−0の緊迫した局面で迷わず高校生Jリーガーを2人を投入する決断。
恐れ入りました。
外国人選手3名が故障などでベンチ入りしない中での流れですが、戦力になるメンバーが新たに見えた試合。
他のチームの選手構成としてはほぼ現実化し得ない状況。
今後本当に楽しみなチームになりそうです。
●高校生コンビ 井上選手・中島選手の躍動
途中出場の17歳高校生広島 井上愛簾(アレン)選手が躍動。
推進力があり、ゴール前での周りを冷静に見ながらパスを供給する動きのおかげで1点目の素晴らしいゴールが生まれました。
2 点目も素晴らしいクロス供給からのゴールアシスト。
ユース兼任で、この活躍はお見事。
同じく18歳高校生 中島選手も前節同様調子が良く、他の広島レギュラーメンバーに見劣りしないプレーを今節でも見せてくれました。
高校生コンビ、J1リーグで輝きを見せてくれています。
●新戦力 元日本代表 川辺駿選手 広島へ帰還
移籍前まで私の推し選手だった元日本代表 川辺駿選手が3年ぶりに広島に戻ることとなり、8月8日に記者会見が行われました。
スイス・ベルギーのリーグでの経験をもってJ1後半のリーグ戦に戻ってきてくれたことはとても心強い。
背番号は青山選手へのリスペクトを込め66番をつけることが決定。
全体のプレーに安定感を与える選手であることは間違いない選手。
帰還後間もない今節の試合、スタメンで登場。
チームと馴染んでいない中でC大阪の攻撃の芽を摘むプレーが続き、相変わらずすごい選手だなと実感。
日本の暑さも久々だったと思いますが、ハイプレスをかけるプレーで魅せる。
いずれにしても後半戦期待しかありません。
私は早速3年前の8番ハヤオユニを着て今節参戦しました。
お帰りなさい!
●8月のホーム C大阪戦・FC東京戦は完売、ビジターチケット取得が困難に
8月お盆時期の8月11日に開催されたセレッソ戦は優先購入できる有料会員の段階でビジターチケット以外が即完売。
また、8月31日開催のFC東京戦もオフィシャルから完売との発表。
8月25日開催の柏戦はビジター完売、ホームもバックスタンドで残りわずかとのこと。
エディオンピースウィング広島の最大収容人数は28,520人。
Jリーグの試合では緩衝地帯をつくるため、収容人数は28,000人を切ります。
当初からスタジアムがガラガラにならないよう、大箱をつくらず現実的なコンパクトなスタジアムを作る目的があったのですが、人気が想定外で「現地観戦したい人>収容人数」の状態が続いています。
この状態による影響はさまざま。
・他のJリーグの多くはJリーグチケット・チケットぴあやローソンチケットなどのプラットフォームでのチケット販売が主流だが、サンフレッチェは独自のプラットフォーム「サンフレチケット」での販売に特化しており、また、システムも独自。
そのため、フラッと見に行こうというサポーターへの販売は困難
・サンフレッチェクラブ有料会員以外の一般購買者向けの在庫が発売日には非常に少ない状態(サンフレサポでも指定席チケットを確保したいのなら年間のクラブ有料会員になるのは必須)
・ビジターエリアは相当制限された人数の割り当てとなっているため、どのクラブもEピースでのチケット購入は激戦で、チケット発売日は10分程度で完売状態。
・前売りが3試合一斉という場合があり、サーバーに負荷がかかって申し込みや決済にトラブルが散発している模様
・当日のチケット販売はほぼない状況(ネット購入のみしか手段はない)
また、完売状態であっても実際の入場者との乖離が見られます。
今節も最大約28,000人のところ25,817人の来場者。
・年間チケット保有者が都合で行けなくなった場合、リセールできるチームが多いが、サンフレチケットはリセールシステムがなく、実際の試合では当日都合で行けない方の席が空くことがままある
・企業年間シートやスポンサーシートは空席が多い
約2,500人はリセールできずに放置した年間チケットホルダーと企業年間シート分。
これはとてももったいない。
チケット需給問題について、来シーズンはクラブで諸問題を改善していただけたら。
●次戦はアウェイ 名古屋と激突💥
ここまでなんとかメンバーをやり繰りしながら勝ち進んできたサンフレッチェ。
広島が今季初の4連勝で3位に浮上した今節。
首位町田・2位鹿島が敗戦、G大阪は引き分けという結果を経て首位とは勝点4差へ。
次節はアウェイ 名古屋戦。
名古屋には元サンフレッチェ選手が多く所属。
稲垣選手、野上選手、森島選手、そしてパトリック選手。
アウェイでの勝率は良くない広島。
また、今期はホームで敗れている相手。
是非ここは勢いのある今、苦手意識のある名古屋に勝って欲しい。
期待しています!