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J1 2024第37節 広島×札幌(2024.12.1)観戦レポ-ホーム最終戦 青山選手引退・柏選手退団-
今季J1リーグは残り2節。前日には1試合除いて全てのカードが終了。
首位神戸×は17位の柏は激闘!
アディショナルタイムでPK獲得し同点のチャンスだったが、神戸 大迫選手がなんと枠を大きく外すキック。
しかし、アディショナルタイム11分 混戦の中から神戸 武藤選手のシュートはVAR判定でゴール。
長い長いアディショナル16分間の激闘は神戸に勝利をもたらす。
3位町田は14位京都に勝利。
優勝争いを繰り広げる上位3チームの優勝争いは再び混沌とする状況に。広島の試合前の状況では暫定で1位神戸、2位町田、3位広島。
広島の優勝には神戸の結果が重要だっただけに、神戸の勝点1積み上げは手痛いものになりました。
今節最後のゲームは広島が勝利し、逆転優勝するための状況を最低でもつくりたい試合。
私は日帰り弾丸観戦で飛行機利用。
機内は日曜午前便なのになんと満席。
ユニ着用のサンフレサポ・コンサドーレサポの姿がチラホラ。また、キンプリのライブがEピースそばのアリーナで同時刻に開催される影響なんだと思いますが女性の搭乗率が多かったです。
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この試合はスタジアムで合流した広島在住サポと関東サンフレサポと観戦。
チケット確保が大変だったホーム最終戦。
今季初めてノースサイドシートで応援。
相手ゴール裏付近ですが、コーナー付近の攻防は迫力を感じられるエリアです。
勝利を願い、うえのアナゴ飯をスタジアムでいただいて万全な応援体制。
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リーグ終盤戦、3連敗と失速した広島。さあ、今節こそはホーム戦で勝利を!
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●試合は5-1で広島勝利!2位キープのまま次節へ 逆転優勝には最終戦勝利が必須に
<前半>
7分、左サイドに走り込んでいた広島 東選手にボールが渡ると、距離はかなりあったがカーブ状のロングボールを空き気味のゴール前に鋭く供給する。
そこに右サイドに移動しながら走り込んでいた広島 加藤選手がシュートし、最高の形での先制点!
今日の座席はノースサイド。
すぐ隣はコンササポの応援が聞こえるし、いいシーンがしっかり見られるのだろうかと危惧していましたが、目の前に選手たちが迫ってきて豪快なゴールシーンが見られる逆サイドのゴール裏も良いものだと。笑
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札幌は前半11分・19分に広島と同様ハイプレス気味でゴールを狙い、何度か危ないシーンはあったもののゴールならず。
その後の広島は、早い攻めをあまり行わず、チャンスを伺っている状態が続く。
41分には、札幌がゴール前でうまくパスを繋ぎ、最後は鈴木選手が右サイドからのボールをうまく受け、流し込み同点。
44分には広島 松本選手が相手選手からうまくボールを奪位、そのままボールはゴール方向へ。
そこに位置していた広島 パシエンシア選手がゴリゴリとゴールに向かって強烈なシュートを放つが札幌GK 菅野選手に阻まれる。
アディショナルタイムに入った46分、ゴールからかなり遠い位置での右サイドでFKを得た広島は、東選手がゴール方向にパス性のカーブがかかったロングボールを蹴ると、ペナルティエリア内のどの選手も触らずワンバウンドしてゴール左隅へ!
本人もビックリの追加点。
いい時間帯に追加点を得て前半終了。
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<後半>
後半早々から広島はギアを入れ全開で攻撃を仕掛ける。
後半1分、広島 加藤選手がペナルティエリア手前から鋭いシュートを打つがゴール右隅の外へ。
2分には広島 ソティリウ選手がペナルティエリア内からゴール左隅へシュートを放つが、こちらも得点ならず。
6分、札幌の選手が緩めのバックパスを送るが、そこにタイミングよく飛び込んだ広島 加藤選手が突っ込んで行き、対応が遅れた札幌 GK菅野選手が倒してしまい、PK獲得。
キッカーはトルガイ先生。
真ん中に蹴り込んでゴール!3-1と広島がリードを広げる。
このシーンは広島在住サポが写真をくださったので、共有します。
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25分、札幌が後方からのパスを供給し、ペナルティエリア内にいた選手が受けダイレクトシュート。
難しい捌きが必要でしたが、ここは広島 GK大迫選手が反応し難を逃れる。
33分、広島 荒木選手が混戦の中でボールを奪取、その後素早くセンターサークル付近にいた加藤選手へ鋭くパス供給。
受けた加藤選手は左サイドでガンガンボールをドリブルしペナルティエリア内まで一人旅。
右サイドで並走していた広島 ソティリウ選手に打ってくださいと言わんばかりの左サイドからのパスを受け、そのままゴール!4−1に。
37分、青山選手が登場。
最後のキャプテンマークを巻き、ピッチ上を約10分駆け抜けました。
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41分、左サイドでコーナーキックを得た広島。
キッカーは東選手。
今節はカーブがかかったパスやキックで魅せていましたが、この時もカーブを描いたキック。
ペナルティエリアで待ち構えていたソティリウ選手がドンピシャで合わせて豪快ヘッドでゴール右隅へ。
ダメ押しの5−1
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本日2ゴールはお見事
44分には柏選手が投入。
アディショナルタイムには得点かと思ったポストに当たる惜しいシュートを打ち活躍。
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今節の試合、引退・退団する選手への最高の結果をもたらしました。
また、3連敗は本当に悔やまれますが…優勝戦線になんとか踏みとどまったゲームとなりました。
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青ちゃん、カッシーそれぞれシュートで見せ場をつくる
●J1 2024 サンフレッチェ広島 最終節 逆転優勝の条件
この試合の結果、1位神戸(勝点69)、2位広島(勝点68)、3位町田(勝点66)となり、J1最終戦の結果で3チームともに優勝の可能性を残しました。
さまざまなシミュレーションはありますが、広島が優勝するには次節
広島勝利=神戸敗戦 or引き分けでも得失点差で上回れば優勝
広島引分=神戸敗戦は必須、さらに町田が引き分けまたは敗戦で優勝
つまり、広島はG大阪戦で勝利して神戸の結果を待つという状況をつくることが現実的。
ホーム最終戦の今節、青山選手の引退セレモニーで団結力が格段に高まったサンフレッチェ。
2013年J1リーグ最終節。
横浜FMが勝点62、広島が勝点60のまま試合に臨み、広島が鹿島に勝利を確定させたあと、他会場の横浜FM×川崎の試合の結果を固唾を飲んで待ち敗戦の報がもたらされて優勝したという経験があります。
この時現地ゴール裏で声が枯れるほど応援し切ったあと、サポ仲間と奇跡の逆転優勝を信じてネットで情報を集めまくり、結果がわかった瞬間周りにいるサポとハイタッチ、握手、絶叫…涙
そんな記憶が蘇ります。
ヒーローインタビューで加藤選手は「必ずシャーレを広島に持ち帰りましょう!」とスタンドに向けて呼びかけていました。
今回も2013年の逆転優勝の時と同じく、最終節はとにかく勝って果報を待つという状況。
ここまで来たら最後まで諦めず全力応援します!
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広島選手の挨拶に大勢の札幌サポが残ってくれました
●ホーム最終戦セレモニー「FINAL CEREMONY 2024」
試合後、ホーム最終戦セレモニー「FINAL CEREMONY 2024」が開催。
この1年の激闘を振り返りながらセレモニーが開催されました。
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まずは、サンフレチェ広島 仙田社長のスピーチ。
「サンフレッチェ広島は、もう、Jリーグの1地方クラブではありません。Jリーグを引っ張っていく存在になっていきます。必ずシャーレを持ち帰りましょう!」
クラブが新たな時代に突入し、クラブとしての決意表明を明確に語っていました。
「売上規模は昨年の24億円の1.7倍になった。入場者数はJリーグ2位」という報告も。
「しかしまだ儲かっていない」という一言も付け加えて会場を沸かしました。
驕らず高ぶらず。
人間味に溢れ、かつ力強い発信と覚悟が見てとれる素晴らしいスピーチでした。
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青山選手・柏選手への労いの言葉も忘れなかった
続いて、スキッベ監督スピーチ。
優勝できるかどうかのところまで結果を出してくれた監督のスピーチは、引退する青山選手と柏選手へのねぎらいの言葉をかけたり、今季の振り返りでシーズン途中移籍、途中加入してくれた選手へ感謝の言葉を発したり。
こちらもまた素晴らしいスピーチでした。
来季は青山選手がサンフレッチェ広島でのコーチ就任がスキッベ監督のスピーチで明らかにされ、会場が沸きました。
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●広島のバンディエラ 青山敏弘選手 涙の現役引退セレモニー
ホーム最終戦セレモニーの後は広島のバンディエラ 青山敏弘選手の現役引退セレモニーへ。
青山選手に関わるさまざまな映像の数々、関係者のビデオメッセージ、青山選手による感謝のスピーチ、また苦楽を共にした選手(佐藤寿人さん・李忠成さん・千葉和彦さん)のサプライズ登場などなど…
セレモニーは広島一筋の選手だけに1時間半かけた手厚いものでした。
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青ちゃんはシャーレを再び掲げようとスピーチ
次戦逆転優勝を!
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青山監督を望むコメント
その中で、背番号6番は今季途中移籍の川辺駿選手へ継承すると宣言。重たい番号を背負った川辺選手の今後の活躍を期待しての継承式も行われました。
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青山選手から直々のオファー
来季はサンフレのコーチとしてのお付き合いが続くこともあり、また試合会場で何度もお見かけすることになると思います。
サンフレサポなら青山選手の偉大さや、サンフレ愛の強さを誰もが感じているところ。
悲しみもありますが、来年からもよろしくお願いします。
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● MF柏好文選手との来季契約更新せず…急遽クラブはスピーチの場を用意
サンフレッチェ広島は25日、カッシーの愛称でサンフレサポに愛されたMF 柏好文選手(37)と契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表しました。
国士舘大出身の柏選手は2014年、甲府から広島へ加入。2015年のリーグ制覇に大きく貢献しました。
柏選手と言えば、なんといっても12月に開催されたG大阪との2015J1チャンピオンシップ第1戦の、ドウグラスに向けて打った強いシュート。
これがドウグラスのヘッドにつながり同点弾に。
さらにアディショナルタイム6分での柏選手による劇的勝ち越し弾!
この日私は平日の冷え切った現地ゴール裏へ乗り込み応援していました。
普段感情を剥き出しにしないさまざまなサンフレサポと抱き合って喜んだことを今でも鮮明に思い起こされます。
そのゲームの立役者。
2015のJ1タイトルは柏選手がいたからこそ得られたもの。
青山選手に続いてサンフレ優勝の黄金期にいた選手の引退や退団は本当に寂しい。
私個人としてはゴール裏で声をあげて応援していた最も楽しい時期だっただけに残念な気持ちが募ります。
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契約延長されない立場でもクラブはゴール裏にマイクを用意し、スピーチの場を提供する粋な計らい。
カッシーらしい絶叫スピーチは最高でした!
「強化部長からの電話は契約満了の通達だと晃誠さん(元サンフレッチェ 柴崎晃誠氏)に言われました」で会場から笑いが。
そのほかカッシー節が続き、久々会場が沸く。
エディスタ時代は勝利後にサンフレ劇場なるものがあり、ゴール裏で拡声器を持ったカッシーが爆笑トークを繰り広げていたことを思い出しました。
そして、異例の胴上げ。青ちゃんよりも長く。
実力的にはまだまだ現役で活躍可能な選手。
他チームでの活躍、心より応援しています。
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柏選手最後の挨拶
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●古巣対決となった札幌 ペトロヴィッチ監督 今季で監督業引退
J1リーグではサンフレッチェ広島の6年で指揮し、広島躍進の基礎をつくった名監督。
その後、浦和・札幌と指揮をとり、約18年間Jリーグのために尽くしてきた監督。
年2回は他チームの試合でお会いして、少しずつ衰えを感じるところがありながらも元気にピッチサイドで指揮をとっていた姿を見させていただきました。
もう既にサンフレで指揮をとっていた頃の選手はほぼ引退しており、引き際かと感じられたのでしょうか。
今年は選手も監督も、私がJリーグを本格的に応援するようになった時期に泣き笑いした人々が引退されていき、大きく時代の変わり目を感じております。