J1 2024 第15節 京都×広島（2024.5.19）観戦レポ
サンフレッチェ広島・京都サンガともに紫がチームカラー。
紫対決。
亀岡駅からすぐ、羨望の眼差しで見てきたサッカー専用スタジアムでの試合。
何度見てもいいスタジアム。
天気はあいにくの雨でしたが、今日こそはの思いでサンフレサポと遠征してきました。
自然いっぱいの環境
⚫︎久々の勝利！アウェイでの試合は5-0と広島快勝！
今日の試合は、ホーム鹿島戦での敗戦もあってか、大幅なスターティングメンバーの入れ替えが図られました。
加藤選手、満田選手、東選手、塩谷選手、越道選手をベンチに。
ソティリウ選手、新井選手、野津田選手、志知選手、松本選手が入り、前半スタート。
かなりのテコ入れをしてきた広島。
この試合で上昇機運をつくりたい現れ。
期待できます。
京都は「紫魂」
試合の入りから攻めていた広島は前半10分、ソティリウ選手のクロスから川村選手がゴールし先制。
これは大量得点の序章に過ぎなかった
その3分後、同じくソティリウ選手が粘り、ロングパスを送ると新井選手のペナルティエリア外から蹴り込んだ左足ミドルがゴール左隅に突き刺さり2点目。
早くも2点目
25分にはコーナーキックを得た広島は、再び新井選手がヘッドで合わせ3点目のゴール。
遠目でも素晴らしいゴールだとわかる
後半に入っても広島の攻撃は途切れず、ロングスローからペナリティエリアにいたソティリウ選手が右足で優しいタッチでゴールに向けたボールを松本選手が受けてゴール隅へシュート。
今シーズン初ゴールとなる4点目。
手荒い祝福
さらに、フリーキックを得た広島。
新井選手が右足一閃、ゴール右上に豪快なキックでハットトリックとなる5点目。
志知選手も蹴る体制を見せていた中でコントロールされた見事なシュート。
ほぼ私の目の前でのゴラッソ。
周りのサポーターとハイタッチ。大歓喜でした。
久々に野津田選手の安定的なプレーぶりも見られたのも収穫。
よく走り、的確なポジショニングをしていて安心して見ていられました。
途中交代は軽い負傷とのこと。今後もチームを支える存在として活躍を期待したいです。
また、広島キャプテン 佐々木翔選手、J1 300試合出場記念となったゲーム。
今節もチームをまとめていい試合を見せてくれました。
おめでとうございます！
いろいろありましたが、連敗を2で止める7試合ぶりの白星。
久々の広島大勝。
順位は9位と変わりませんが、4位までは勝点3差と大混戦。
町田ゼルビアも今節5-0で快勝し、強さを見せています。
優勝するにはこれから前半戦の連続勝利が必須。
なかなか難しい状況かとは思いますが後半に向け優勝戦線に少しでも絡めるチーム状態をつくっていって欲しいです。
⚫︎広島 新井選手 ハットトリック達成で今季早くも5得点
広島 新井選手の今節のハットトリック。
J1 DF登録選手の1試合3得点以上は12年ぶりだそうで。
新井選手のキャリアハイは昨シーズンのJ1リーグ戦3得点。
前節までに2得点しているので、今節の3点で自己最多得点を達成しました。
素晴らしい記録。
新潟ではシーズン中の広島への移籍問題が噴出、大ブーイングを受け、その後の試合でも広島ではサブメンバー扱いが多かった新井選手。
今節の試合では運動量も多く、また決める力を証明。
左足でも右足でもふかさないシュートを打つことができ、ヘッドでも難しいパスをゴールにねじ込める貴重な存在。
スターティングメンバーとして今後活躍する可能性が出てきました。今後の活躍、大いに期待です。
おめでとうございます
⚫︎京都を上回るチームスタッツは
ボール支配率 広島43％ 京都57％
パス成功率 広島58％ 京都67％
フリーキック 広島15 京都23
シュート 広島17 京都6
枠内シュート 広島7 京都1
良かったのは、無駄なパス回しをするサンフレッチェのパターンが消えたこと。
ボール支配率・パス成功率・FK数ともに京都が勝っていたが、攻撃的に感じられる試合になったのは、攻め手のないところでのパス回しのシーンが格段に減少したことにあると思われます。
数値上上回ったシュート数。
積極的かつ的確であったことが得点結果に現れています。
⚫︎広島、7試合ぶりの勝利
第8節の福岡戦での引き分け以降、4試合連続でのドローゲーム。
その後、ホームで2連敗。
約40日間勝利から遠ざかっていた中での大勝利。
勝てない状況が続く苦しみを味わった期間でしたが、どんな形であれ勝利は格別。
クラブ発表によれば、サンフレサポーターは1800人ほど。
全観客の約1/6ほどの来場。
連敗した流れでも応援する熱のある広島サポーターは健在でした。
試合後の円陣は今節も
一方、京都サンガは5連敗となり、またホームでは今季まだ勝利なしという状況。
そのサンガサポ、凄いなと思ったことがひとつ。
今節ホームで勝利できず、大敗。さらに、リーグ戦も最下位。
サンフレサポならおそらく（私の経験上）ブーイングの嵐だったと思いますが、サンガサポは試合終了後、京都選手がスタジアム内を周回して挨拶中、鼓舞するチャントを繰り出し、選手がピッチを去ってもゴール裏中心にチャントが続けられていました。
大抵のチームはブーイングや文句の一つは選手にぶつけてしまうことが多く見られるJリーグ。
しかも、今節ゲームは京都にとっては受け入れ難い大敗という結果。
サンガサポの今回の姿はとても驚きでした。
結果が出ないチームに声援を送るというのはいうほど簡単ではなく、J1チームの中で京都と湘南は試合後のふるまいについて似たところがあるチームだと個人的に思っています。
京都には豊川選手、U23でも活躍した川崎選手、さらに試合中手強いなと感じた原選手など相手にとって脅威と感じる選手がいるチーム。
冷静に考えると広島とは勝ち数でもまだ3差。
今季のJ1は抜き出るチームがなく、上位も下位も混戦状態。
今後の試合広島以外の上位チームを破って勢いをつけて欲しいと思っています。
いいピッチでのゲームでした
⚫︎京都駅周辺は外国人の波
京都駅周辺は本当に外国人が多い。
駅なかも外国人の波。
帰りの電車。
試合帰りのサポーターで通勤列車並みの混雑でしたが、途中駅から外国人観光客がどんどん乗ってくる状況。
京都在住の方、なかなか大変な環境で生活されているのではないかとお察ししします。
祝勝会はサポーターと京都駅周辺で奮発してしゃぶしゃぶ店へ。
こちらも外国人の団体さんが何組か入っていました。
そんな中でもしっかりと対応していただける手抜きのないお店だったので、気分よく美酒に酔いしれ弾丸帰京。
飲みました！
次節もアウェイ戦。
上位のC大阪戦。
この試合の結果が今後広島が優勝戦線に近づけるかが見えてくる試合。
期待しています！